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次回アップ予定:Spot-79 府中『BOAT RACE多摩川の花火』 (2019/08/05 12:00)
例年、7月は伯母の墓参りで新潟に行きますので、序に近在の観光地探索をしています。今回は、市内に在る水族館『マリンピア日本海』に行って来ました。JR新潟駅万代口から新潟交通のC22系統バスで24分、終点の水族館前バス停に到着です。水族館『マリンピア日本海』は、1964年(S39)に発生した新潟地震からの復興と、新潟港開港100周年を記念して新潟市立新潟水族館として開館されました。1990年(H2)には老朽化により現在地に移転、リニューアルオープンされて新潟市水族館(愛称:マリンピア日本海)に改称され、2013年(H25)に再びリニューアルオープンしています。入館料:1500円、休館日:年末年始と3月の第1木曜日と其の翌日、所在:新潟市中央区西船見町5932-445。
では、日本海の魚達などを紹介します。■オオモンハタ(大紋羽太):スズキ目ハタ科の美味な高級魚です。■カクレクマノミ(隠熊之実、隠隈魚):スズキ目スズメダイ科、ファインディング・ニモに登場する奴です、小さいけど大人になると15cm位になります。■コブダイ(瘤鯛):スズキ目ベラ科で、子供の頃は雌で、50cmを超えてデコッパチになると性転換してオスになるそうです。■ゴマハギ(胡麻剥):スズキ目ニザダイ科、体にゴマ粒状のブツブツが在る事からの命名です。
■サザナミトサカハギ(小波鶏冠剥):スズキ目ニザダイ科、食用出来、旨そうですね。■チンアナゴ(狆穴子、珍穴子):ウナギ目アナゴ科、水族館の人気者で、和名は顔が日本犬の狆(チン)に似ている事からの命名です。■ニシキアナゴ(錦穴子):ウナギ目アナゴ科、鮮やかな彩からの命名ですね。■ネンブツダイ(念仏鯛):スズキ目テンジクダイ科、小形なので食用には適さず観賞用として出回っています。
続いて、お笑いトリオの登場です。■イシガキフグ(石垣河豚):フグ目ハリセンボン科、胸鰭でチョコチョコと泳ぎユーモラスですね。■ホウボウ(魴鮄):カサゴ目ホウボウ科、名前は脚のように変化した胸鰭を動かして海底を「方々」徘徊する姿から来たとも云われています(笑)。■マダラトビエイ(斑鳶鱝、斑鳶鱏):トビエイ目トビエイ科、目の様に見えるのは鼻孔ですよ。
■ニセカンランハギ(偽橄欖剥):スズキ目ニザダイ科、カンランハギに似ているけど、アンモニア臭があるので偽物の冠が付いています。■ハオコゼ(葉鰧、葉虎魚):カサゴ目ハオコゼ科で、他のオコゼ類に同じく背鰭の棘に毒があります。■ハマクマノミ(浜隈魚):スズキ目スズメダイ科、クマノミの仲間でイソギンチャクと共生しますが、お腹が空くとイソギンチャクを食べちゃうそうです(笑)。■バラフエダイ(薔薇笛鯛):スズキ目フエダイ科、味が良い高級魚、色合いからの命名です。
■マツカサウオ(松笠魚):キンメダイ目マツカサウオ科、成程、松ぼっくりにクリソツだね。■ムラサメモンガラ(村雨紋殻):フグ目モンガラカワハギ科、腹部に斜め下後方に向かう線が走る。此れを村雨(突然の強い雨)に例えた命名です。■ムレハタタテダイ(群旗立鯛):スズキ目チョウチョウウオ科、群れを成し、背鰭棘の先が旗の様に靡く姿からの命名です。■モンガラカワハギ(紋殻皮剥):フグ目モンガラカワハギ科、見た目、毒々しい姿ですがカワハギなので超美味だそうです。
海水浴場の厄介な生物の所にクラゲが2種類展示されていました。一つは■ギヤマンクラゲ(玻璃水母):軟クラゲ目マツバクラゲ科、ギヤマンとは、ガラスの古風な言い方。オランダ語でダイヤモンドを意味するdiamant(ディアモンㇳ)が訛った言葉だそうです。残りは■ハナガサクラゲ(花笠水母):淡水クラゲ目ハナガサクラゲ科、触手先端付近は黄緑や桃色の蛍光色を発していて、綺麗だけど傍には寄って欲しくないね。
日本海大水槽のマリン・トンネルを潜るとクラゲエリアです。3種類が展示されています、クラゲ好きとしては物足りないです(笑)。因みにクラゲは泳ぎが不得意で、水流に漂いながら移動しており、水槽の水流が止まると底に重なる様に沈むそうです。■アカクラゲ(赤水母):旗口クラゲ目オキクラゲ科、触手の刺胞毒は強力です。■ビゼンクラゲ(備前水母):ビゼンクラゲ目ビゼンクラゲ科、岡山県(備前)の児島湾で採れた事からの命名です。根口クラゲ目の殆どが食用になります。■ミズクラゲ(水水母):旗口クラゲ目ミズクラゲ科、名前は水の様に透明だからです。
時間になったので、イルカショーを見に行きます。2Fのドルフィンスタジアムで働いているのは、ハンドウイルカ3頭と、小振りなカマイルカ4頭です。内、カマイルカ1頭は出産準備中の為、欠席でした。平日なので観客の入りは1/5程度で、お子ちゃま中心ですね。演者の紹介から、■立ち泳ぎに、■ロージャンプ、イルカショーの始まりです。
■輪潜り
■フロントフリップ
■ハイジャンプ
以上でイルカショーは終わり、他の水族館と比べてジャンプの高さや回数が物足りない感じです。イルカに優しい演出なのかな、最後に演者並びで挨拶、楽しかったですよ。
ドルフィンスタジアムの右手下にマリンサファリが在り、トド、アザラシが居ます。食後だったようで、トド親爺はお休みモード突入です、お嬢さんは元気に泳いでいますよ。ゴマフアザラシは器用に、寝ながらのプカリ浮きです。
マリンサファリの前方に、水辺の小動物館が在り、ラッコやビーバーが居ます。ラッコは日本では6箇所8頭しか飼育されておらず、パンダよりも少ない貴重動物で初めて見ます。チッコイ目が可愛いね、泳ぎながらの毛繕いが速くて、照明も暗くて、ブレブレで上手く撮れません。骨格標本で見るとカワウソと同じ仲間で、海カワウソとも呼ばれ、海での生活に適応出来るように進化したのがラッコ、河での生活を選んだのがカワウソです、ホントウ(笑)。隣のヤードにビーバーが泳いでいます。
水族館の外を歩いて出口方向へ向かうと、獣匂プンプンのペンギン海岸です。此処に居るフンボルトペンギンの頭数は約70頭、イワトビペンギンも1頭居ますが高齢(26歳)で視力低下の為、バックヤードで飼育されています。
以上でマリンピア日本海の紹介を終わります。水族館の北100m程が金衛町浜海岸なので、日本海景色を見に行きます。港は離れているので何も無いね、水族館に隣接する高齢者福祉施設に電力を供給する為の風力発電塔が5基在るだけです。西方向に薄っすらと見えるのは佐渡島ですね。
水族館の東隣に新潟県護国神社が在ります。400m程迂回して西鳥居から入ります。1868年(M1)新潟市常盤岡に招魂社を建立し、戊辰戦争の戦没者を祀ったのが始まりで、先の大東亜戦争に至るまでの新潟県関係の殉国の英霊79729柱が祀られています。
1939年(S14)に新潟招魂社から新潟県護國神社に改称し、1945年(S20)に現在地に移転しています。所在:新潟市中央区西船見町5932-300。神門は2018年(H30)の建立です。
護国神社一之鳥居から東200m程に附属学校前バス停が在り、JR新潟駅へ戻ります。伯母の菩提寺は三条市なので、JR燕三条駅近のアパヴィラホテルに前泊します。ホテルから西250m程に食器・金物などの地場物産を売る「メッセピア燕三条」でステンレス製の蒸し器などを購入。帰宅してから、早速に笹団子を蒸してみました。レンチンだと餡が熱過ぎで出来上がるのですが、此の蒸し器だと餡子が程よい熱さで仕上がり美味になりますね。翌日にお墓参りして帰宅、Spot探索歩数15000歩でした。
>>>後書き<<<
競馬界に衝撃のNews! 無敗の三冠馬で種牡馬としても活躍していたディープインパクトが、死亡しました。7/30日、頸椎に骨折が見つかり、予後不良の為、安楽死の処置が取られたそうです。現役時代の勝利数は、14戦12勝。種牡馬になってからも産駒44頭が国内外のGI63勝と云う、日本競馬界のスーパーサラブレッドでした。人間ならば現役引退後は、余生をゆったりと過ごすんでしょうが、優秀なサラブレッドには血統の維持と云う繁殖活動が待っています。人気種牡馬だけにピークでは年間262頭と交配したそうで、馬力があるとは云うものの、激務でしたよね。長い間、お疲れ様でした(合掌)。
下のレシートみたいな紙は、ディープインパクトがパリの凱旋門賞に出走した時の単勝馬券で、スポーツ新聞のデイリースポーツのプレゼント応募に当たって頂いたものです。上から、2006年9月1日 日曜日、ロンシャン競馬場、レユニオン1、競馬場馬券売り場、第7レース、17:35発馬予定、単勝1番 2ユーロ、計2ユーロ。と印刷されています。感熱紙馬券なので経時劣化により印刷が薄くなっていますね、貰った時にコピーしておけば良かったですね。デイリースポーツと云えば、競馬予想の本紙担当だった、原良馬さんも先週お亡くなりになりました。体調を崩されてTV出演から遠ざかっており、気に掛けていましたが残念です。ご冥福をお祈りいたします。
次回から『ぶらっと遡上探索』の第25弾、善福寺川編を予定していましたが、近在の花火大会が在りSpotで載せますので、もう1回お待ち願います。
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Author:mark60
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