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次回アップ予定:Scene-620 黒沢川『谷津1号橋~下栃谷橋』 (2020/12/26)
[Vol-06] 今回は寒念橋から継続遡上して、峰の橋、峯向橋、高指橋、一番橋、むかえ橋までの紹介です。寒念橋から小曽木街道を70m程進むと、黒沢神社と云うバス停が在りますが、傍に在る神社は檜原(ひばら)神社です。かつては檜原大明神と呼ばれ、黒沢の神社なので通称で黒沢神社で親しまれていました。読み難い檜原よりも、判り易い通称名がバス停に採用されたみたいですね。創建は不詳ながら、上野国発祥の豪族、新田氏一族、柳内土佐守源家貞が正平年間(1346~1370年)に勧請したと云われている古社です。1870年(M3)檜原神社に改称、1873年(M6)村社に列格。祭神:大己貴命、所在:青梅市黒沢2-820。石鳥居は1916年(T5)の建立です。神社前の道を挟んだ反対側の脇道に見える橋は、私設橋です。
檜原神社から180m程遡上すると、綺麗な黒沢川の流れが眼下に現れます。時間に余裕も出来たので、スローシャッターで暫し遊びます。上流方向には4段連続の落差工が在りますが、此の程度の段差ならば魚は遡上出来ますね。
落差工の先に見えるのが『#20峰の橋』で、寒念橋の上流340mに架かります。黒沢川左岸の青梅市黒沢2丁目と右岸の同じく青梅市黒沢2丁目とを結び、都道194号線(小曽木街道)が通ります。下流側に水管が併設されています。
名称:峰の橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:4.8km
橋の長さ:13.7m
有効幅員:10.5m
完成:1986年(S61)
峰の橋の南側は山が削られて、平らな大地になっています。浅野セメントの採石跡です。黒沢地内から石灰岩が産出される事に着目して、東青梅駅付近から黒沢引込線を敷設して1918年(T7)から採石しましたが、産出量が少なかった事で、2年後には採石が中止されています。1922年(T11)には鉄道も撤去されました。跡を直接見たいけど、立ち入れないのでGoogleMapで我慢です。採石場跡地は、産業系の土地利用の誘導をしたいと市は考えているそうです。
峰の橋から180m上流に架かるのが『#21峯向(みねむこう)橋』で、此の橋も左岸の青梅市黒沢2丁目と右岸の同じく青梅市黒沢2丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:峯向橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:4.9km
橋の長さ:約18m
有効幅員:約4m
完成:1995年(H7)
峯向橋から小曽木街道を130m程進むと、右手に変わった橋が見えます。手作りの三角橋で、斜め材からはワイヤで懸架されています。橋の構造的には、吊り橋になるんですかね?
峯向橋から240m上流に架かるのが『#22高指(たかさし)橋』で、此の橋も左岸の青梅市黒沢2丁目と右岸の同じく青梅市黒沢2丁目とを結び、都道53号線(成木街道)が通ります。高指橋の南側、黒沢2丁目交差点の東脇に庚申塔群が在ります。
名称:高指橋
構造種別:
河口からの距離:5.2km
橋の長さ:約13m
有効幅員:約8m
完成:
高指橋を左岸側に渡り、西70m程に在る高指稲荷神社へ行きます。境内の由来案内によると、創建は1854年(嘉永7)神明天照皇大神宮と称していましたが、明治維新時に社号を改称しています。祭神:倉稲魂命、所在:青梅市黒沢2-1172。鳥居は1991年(H3)、社殿は2005年(H17)、旧狛犬は1914年(T3)、新狛犬は2002年(H14)の建立です。
稲荷神社から高指橋まで戻ります。此の先、黒沢2丁目交差点から南西方向の都道53号線(小曽木街道)黒沢川終端方向には、バスが通りません。なので、次回は此処からリスタートして、黒沢川終端、JR青梅駅まで徒歩にて帰る予定になります。
現在の時間は9:50分、交差点から分岐する成木街道はバスが通りますので、80m程離れた柳川バス停から、10時発の都バスで帰ります。青梅第7小学校バス停からのリスタート遡上歩数、11030歩でした。
日が替わりまして、JR東青梅駅北口から西武バス(飯41系)に乗り、柳川バス停で下車、リスタートします。
バス停先20mを左折、30m先に高指橋から90m上流に架かる『#23一番橋』が見えます。此の橋も左岸の青梅市黒沢2丁目と右岸の同じく青梅市黒沢2丁目とを結び、都道53号線(成木街道)が通ります。
名称:一番橋
構造種別:1径間RC桁
河口からの距離:5.3km
橋の長さ:7.1m
有効幅員:6.5m
完成:1959年(S34)
一番橋から190m上流に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#24むかえ橋』です。此の橋も左岸の青梅市黒沢2丁目と右岸の同じく青梅市黒沢2丁目とを結び、一般道(人道専用)が通ります。傍の畑の咲く白い花、何ですかね。近くにピーマンが実っていましたので判りました(笑)。
名称:むかえ橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:5.5km
橋の長さ:約15m
有効幅員:約1.5m
完成:1982年(S57)
>>>後書き<<<
次回は、むかえ橋から継続遡上して、谷津橋、谷津1号橋、無名橋-3、聞修院橋、下栃谷橋までの紹介になります。
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Author:mark60
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