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次回アップ予定:Scene-648 霞川の纏め (2021/04/15)
[Vol-15] 今回は柿沢橋から遡上して、霞川水路に架かる無名橋-1~5、勝沼太鼓橋、そして、もう一つの源流池までの紹介で、『ぶらっと遡上探索』霞川編の最終回です。JR南武線・青梅線経由にて東青梅駅下車、北口から約500m歩いて、柿沢橋からスタートします。
では、柿沢橋の上流方向となる永山公園通りを西へ進みます。私設橋と暗渠(Cb)を過ぎて、320m程に架かるのが無銘板の『#87無名橋-1』です。左岸の青梅市勝沼2丁目と右岸の同じく青梅市勝沼2丁目とを結び、一般道が通ります。以下、架橋区間は同じなので省略します。
名称:無名橋-1
構造種別:ボックスカルバート
河口からの距離:16.2km
橋の長さ:約3m
有効幅員:約6m
完成:不明
無名橋-1脇に北向地蔵尊入口の看板が在ります。右岸側に渡り、坂道を20m程上がると左手に見えます。由緒案内によると、創建は古く、台座には1737年(元文2)と刻まれています。兜を付けた菩薩形の将軍地蔵尊で、しかも北向きに安置されている珍しい地蔵尊です。所在:青梅市勝沼2-169-14。
霞川水路に戻り、60m先に架かるのが『#88無名橋-2』です。一般道が通り、上流側に水管が併設されています。
名称:無名橋-2
構造種別:ボックスカルバート
河口からの距離:15.9km
橋の長さ:約3m
有効幅員:約4m
完成:不明
無名橋-2から200m程進むと道が分岐しています。左手が青梅鉄道公園方面、右手が水源池方面なので右折ですね。坂を下ると無名橋-2から260m上流に架かる『#89無名橋-3』です。一般道が通り、下流側に水管が併設されています。橋の傍にダックスが徘徊していました、迷子ですか?
名称:無名橋-3
構造種別:ボックスカルバート
河口からの距離:16.1km
橋の長さ:約4m
有効幅員:約6m
完成:不明
無名橋-3から70m上流に架かるのが『#90無名橋-4』で、一般道が通ります。
名称:無名橋-4 構造種別:ボックスカルバート
河口からの距離:16.2km
橋の長さ:約3m
有効幅員:約4m
完成:不明
無名橋-4から霞川水路を左手に見ながら100m程進むと、風の子・太陽の子広場に入ります。永山公園内に位置し、四方を山に囲まれた里山に作られており、子供達の為のレクリエーション施設で1979年(S54)のオープンです。ホタルの時季には鑑賞可能で、野外ステージやキャンプサイトなども在ります。所在:青梅市勝沼2丁目469。水源池が2箇所続いています、名称無しなので下の池・上の池としておきます。
水源下の池上流端にヒューム管橋が見えます。『#91無名橋-5』としておきます。
名称:無名橋-5
構造種別:1径間潜り橋
河口からの距離:16.4km
橋の長さ:約3m
有効幅員:約2m
完成:不明
野外ステージの先に水源上の池が在り、上流端に2連の太鼓橋が架かっています。地名から『#92勝沼太鼓橋』としておきますか。
名称:水源池の太鼓橋
構造種別:2径間PC桁
河口からの距離:16.6km
橋の長さ:約8m
有効幅員:約2m
完成:不明
勝沼太鼓橋を右岸側に渡ると、青梅丘陵の南側尾根沿いに造られた、青梅丘陵ハイキングコースへ続く階段が在ります。次に青梅鉄道公園に行きたいので、尾根へと続く階段を登ります。ヨッコイショウイチ、ヨッコイショウイチ、中々頂上が見えませんね。やっとこさで登頂、150mざっと200段在りました。
此の林間道路は1929年(S4)に始まった、世界金融恐慌により生まれた失業者対策事業として整備されたもので、4年の歳月を掛け、1935年(S10)に長さ約4㎞が完成したそうです。路面は舗装されているので、雨が降っても靴が汚れませんね。
東へ約400m進むと、青梅鉄道公園です。明治から昭和初期にかけて活躍した蒸気機関車や通勤電車、0系新幹線など、沢山の車両が展示保存されています。鉄道開業90周年記念事業として、1962年(S37)の開園で、鉄道車両10両が屋外展示されています。入場料:100円、所在:青梅市勝沼2-155。■形式:クモハ40形電車(40054号)、東京・大阪地区の通勤輸送用として、1932(昭和7)年から導入された電車です。製造年:1935(S10)年、製造元:田中車両工場。■形式:D51形蒸気機関車(452号)、国鉄を代表する蒸気機関車で、通称「デゴイチ」。国内最多の1115両が製造されました。製造年:1940(S15)年、製造元:汽車製造。
■形式:5500形蒸気機関車(5540号)、明治後期から大正期の始めに旅客用として活躍した中距離用の蒸気機関車。製造年:1897(M30)年、製造元:英国ベイヤーピーコック社。■形式:ED16形電気機関車(ED161号)、戦前に生まれた電気機関車。製造年:1931(S6)年、製造元:三菱電機・三菱造船。■形式:9600形蒸気機関車(9608号)、大正時代の貨物用機関車。製造年:1913(T2)年、製造元:川崎造船。■形式:8620形蒸気機関車(8620号)、蒸気機関車が国産技術で製造されるようになり、本格的な標準形式として生まれた旅客用機関車。製造年:1914(T3)年、製造元:汽車製造。
■形式:2120形蒸気機関車(2221号)、日露戦争の頃、強力な機関車を必要とする事から造られた明治後期を代表する機関車。製造年:1905(M38)年、製造元:英国ノースブリティッシュ社。■形式:C11形蒸気機関車(C111号)、蒸気機関車全盛期に造られた、近距離用のタンク式蒸気機関車。製造年:1932(S7)年、製造元:汽車製造。■形式:E10形蒸気機関車(E102号)、国鉄が最後に製造した急勾配用のタンク式蒸気機関車。製造年:1947(S22)年、製造元:汽車製造。
青梅鉄道公園の北端、階段を下りると懐かしい新幹線が展示されています。高校の修学旅行で、こだまに乗って万博へ行った記憶が蘇りますね。■形式:0系22形新幹線電車(22-75号)、1964年(S39)に開業した東海道新幹線用の車両。22-75号は大阪万国博覧会の輸送力増備用の一両。製造年:1969(S44)年、製造元:汽車製造。
鉄道公園前の道を東へ200m、勝沼神社の西鳥居が見えて来ます。1301年(正安3)に勝沼城主三田下総守長綱が、次に寄る乗願寺の創建に際して、寺の守護神として神明皇大神宮を創建したと云われています。1868年(M1)に勝沼神社と改称、1873年(M6)村社に列格、祭神:天照大神、豊受大神、所在:青梅市勝沼3-140。鳥居は1912年(T1)、手水舎脇狛犬は1987年(S62)の建立です。
勝沼神社から南東150mに時宗寺院の乗願寺が在りますので、其方に寄ってから終わりにします。相模原市の当麻山無量光寺末で、先程の三田下総守長綱が日輪寺での平将門供養の席に列した折、時宗2世他阿真教上人に会い、上人を開山に迎えて1300年(正安2)に創建。其の後、豊臣秀吉の小田原攻めに際して焼失、慶長年間(1596~1614年)に24世覚阿性海が再建、1649年(慶安2)徳川家光より阿弥陀堂領3石の御朱印状を拝領したと云われています。山号:勝沼山、本尊:阿弥陀如来像、所在:青梅市勝沼3-114。
乗願寺前の踏切を渡り東へ450m、JR青梅線東青梅駅から帰宅します。霞川のラスト遡上歩数、9650歩でした。
>>>後書き<<<
短い河川の割に河川勾配があり、落差工が56箇所も在り、知らずのうちに140m程も登らされていました。今度、水源から河口へと歩いて、リバース編集しますかね(笑)。
次回は、霞川の纏め (霞川に架かる橋 92)になります。
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次回アップ予定:Scene-647 霞川最終回『無名橋-1~勝沼太鼓橋』 (2021/04/11)
[Vol-14] 今回は山城橋から継続遡上して、坂下橋、城前橋、山辺橋、大塚橋、柿沢橋ガス導管橋、柿沢橋までと、水源池の一つである天寧寺の霞池の紹介です。では、山城橋から130m上流に架かる『#81坂下橋』から紹介します。霞川左岸の青梅市東青梅6丁目と右岸の青梅市東青梅3丁目とを結び、一般道が通り、下流側に水管が併設されています。
名称:坂下橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:15.3km
橋の長さ:約13m
有効幅員:約4m
完成:不明
坂下橋から90m上流に架かるのが『#82城前橋』で、左岸の青梅市東青梅6丁目と右岸の青梅市東青梅2丁目・3丁目とを結び、一般道(市役所六万通り)が通ります。下流側にガス導管が併設されています。
名称:城前橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:15.4km
橋の長さ:約14m
有効幅員:約8m
完成:1968年(S43)
城前橋から40m上流に架かるのが『#83山辺橋』で、左岸の青梅市東青梅6丁目と右岸の青梅市東青梅2丁目とを結び、一般道が通ります。上流橋下に#53落差工(河口から15.4km)が在ります。
名称:山辺橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:15.4km
橋の長さ:約14m
有効幅員:約3m
完成:不明
山辺橋を左岸側に渡り、北160m程に在る曹洞宗寺院の光明寺へ行きます。青梅市根ヶ布の天寧寺末で、創建は不詳ながら、嘉元年間(1303~1305年)に創建したとも、天寧寺3世の霊隠宗源が1534年(天文3)に開山したとも云われています。山号:宝蔵山、本尊:如意輪観音菩薩像、所在:青梅市東青梅6-42。
光明寺の西隣に師岡神社が在ります。光明寺の創建に際して、寺門守護として嘉元年間(1303~1305年)に熊野三社大権現と称して勧請したと云われています。1869年(M2)に師岡神社に改称、1873年(M6)村社に列格、祭神:伊邪那美命、速玉之男命、事解之男命、所在:青梅市東青梅6-68。鳥居は1941年(S16)、狛犬は1970年(S45)の建立です。御神木のスダジイは樹高12m程、幹回り530cmと430cmで、天然記念物に指定されています。
師岡神社から霞川に戻ります。山辺橋から170m上流に架かるのが『#84大塚橋』です。左岸の青梅市東青梅6丁目と右岸の青梅市東青梅2丁目とを結ぶ、人道専用橋です。下流方向に#54落差工(河口から15.5km)、上流方向に#55・#56落差工(河口から15.6km)が在ります。此処まで河口からの標高差が約140mなので、霞川の勾配は1/111でした。
名称:大塚橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:15.6km
橋の長さ:約8m
有効幅員:約1m
完成:1970年(S45)
大塚橋から180m上流に架かるのが、無銘板のガス導管なので『#85柿沢橋ガス導管橋』としておきます。
名称:柿沢橋ガス導管橋
構造種別:1径間パイプビーム
河口からの距離:15.8km
橋の長さ:約6m
ガス管径:約φ300
完成:不明
ガス導管の上流隣に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#86柿沢橋』です。左岸の青梅市東青梅6丁目・勝沼2丁目と右岸の青梅市東青梅2丁目とを結び、都道28号線(青梅飯能線)の下をCbで潜ります。
名称:柿沢橋
構造種別:ボックスカルバート
河口からの距離:15.8km
橋の長さ:2.5m
有効幅員:12.6m
完成:1968年(S43)
柿沢橋が霞川の都管理河川上流端になり、右岸側に標識が立っています。下流左岸脇に青梅市立第4小学校が在り、十月桜が満開でした。取り敢えず、此処で霞川の遡上完走!と云う事でパチパチパチです。柿沢橋のCbを潜って、西1km程の勝沼に水源池が在りますので、次回に行きます。今回は、もう一つの水源池と云われている、天寧寺の霞池に行きます。
柿沢橋から成木街道経由で北へ750m程進みますが、遡上終盤の緩い上り坂が脚に来ます。右手に曹洞宗寺院の天寧寺惣門が見え、参道の綺麗な紅葉を撮りながら暫し紅葉狩り休憩です。
此の場所は、天慶年間(938~946年)に平将門が創建した真言宗の高峯寺が在りましたが、兵火に罹り焼失、廃寺になっていました。文亀年間(1501~1504年)に此の地の領主、三田弾正平政宗の帰依により、甲斐国中山広厳院の末寺として伽藍が再興され、広厳院第2世一華文英を開山招請されたと云われています。
天寧寺は近郷に三十七ケ寺の末寺を擁し、1649年(慶安2)に寺領20石の御朱印状を拝領したと云われています。山号:高峯山、本尊:釈迦如来像、所在:青梅市根ヶ布1-454。中雀門の手前の中池からの流れが山門外へと続いていますが、途中で暗渠に入り行方不明です。大塚橋上流の#55落差工の脇に排水口が在りましたが、其処に繋がっている模様です。
霞川源流の一つと云われている霞池は本堂の裏手に在り、本堂に入らないと行けない様です。御朱印を貰う序でもなく、池だけ見せて貰らうのは気が引けますね。なので、西側の墓地脇の道を170m程迂回して廻り込みます。斜面頂上から、霞池が見えました。水の流れが無いのか、混濁した水面ですね。池の上流は、青梅ゴルフ倶楽部の池と繋がっているみたいです。
霞川まで戻ります。柿沢橋から南東150mに大塚正一位稲荷神社が在ります。境内の由緒案内によると、1805年(文化2)に地域の五穀豊穣、萬福願って伏見大社分霊を安鎮したと云われています。所在:青梅市東青梅2丁目。狛狐は1985年(S60)の建立です。
稲荷神社から南220mがJR東青梅駅、帰宅します。霞橋バス停からの遡上歩数、16560歩でした。
>>>後書き<<<
次回は柿沢橋から遡上して、無名橋-1~5、勝沼太鼓橋、そして、もう一つの水源池までの紹介で、『ぶらっと遡上探索』霞川編の最終回になります。
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次回アップ予定:Scene-646 霞川『坂下橋~柿沢橋』 (2021/04/07)
[Vol-13] 今回は霞橋から遡上して、野上橋、鳥井戸橋、馬場橋、神戸橋、公礼橋、前坂橋、馬場はけ下橋、根岸橋、かど橋、山城橋までの紹介です。では、JR河辺駅北口からの西東京バスに乗り霞橋バス停で下車、霞橋まで40m程バックしてリスタートします。
霞橋から180m上流に架かるのが『#71野上橋』です。霞川左岸の青梅市野上町1丁目と右岸の青梅市野上町2丁目とを結び、一般道が通る地区名の橋です、下流側に水管が併設されており、下流方向には#48落差工(河口から13.8km)が在ります。
名称:野上橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.9km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約4m
竣工:2001年(H13)
野上橋を左岸側に渡り、北西320m程に在る野上の春日神社へ行きます。創建は不詳ながら、かつて春日大明神と称し、野上・吹上・師岡・大門4村の鎮守でした、1649年(慶安2)には江戸幕府より、社領2石の御朱印状を拝領したと云われています。1873年(M6)村社に列格、祭神:武甕槌神、経津主神、天児屋根神、姫大神、所在:青梅市野上町1-38。狛犬は1974年(S49)の建立です。本殿は1648年(慶安1)の建立で、都の有形文化財に指定されています。
野上春日神社から霞川に戻ります。野上橋から340m上流に架かるのが『#72鳥井戸橋』で、左岸の青梅市野上町1丁目・師岡町2丁目と右岸の青梅市野上町2丁目・師岡町2丁目とを結び、一般道が通り、下流側に水管が併設されています。下流方向に#49落差工(河口から14.3km)、上流橋下に#50落差工と簡易堰が在ります。
名称:鳥井戸橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:14.3km
橋の長さ:約13m
有効幅員:約4m
完成:不明
鳥井戸橋から140m上流に架かるのが『#73馬場橋』で、左岸の青梅市師岡町2丁目と右岸の同じく青梅市師岡町2丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:馬場橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:14.4km
橋の長さ:約10m
有効幅員:約3m
完成:不明
馬場橋から90m上流に架かるのが『#74神戸(ごうど)橋』です。此の橋も左岸の青梅市師岡町2丁目と右岸の同じく青梅市師岡町2丁目とを結び、一般道が通り、下流側に水管が併設されています。
名称:神戸橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:14.5km
橋の長さ:約10m
有効幅員:約3m
完成:不明
神戸橋から150m上流に架かるのが『#75公礼(こうさつ)橋』で、此の橋も左岸の青梅市師岡町2丁目と右岸の同じく青梅市師岡町2丁目とを結び、一般道が通り、下流側に水管とガス導管が併設されています。
名称:公礼橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:14.6km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約4m
完成:不明
公礼橋から80m上流に架かるのが、『#76前坂橋』で、左岸の青梅市師岡町1丁目と右岸の青梅市師岡町1丁目・2丁目とを結び、一般道が通り、下流側に水管が併設されています。
名称:前坂橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:14.7km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約3m
完成:不明
前坂橋から60m上流に架かるのが『#77馬場はけ下橋』です。左岸の青梅市師岡町1丁目と右岸の同じく青梅市師岡町1丁目とを結び一般道が通り、下流側に水管が併設されています。
名称:馬場はけ下橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:14.8km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約2m
完成:不明
馬場はけ下橋から110m上流に架かるのが『#78根岸橋』です。此の橋も左岸の青梅市師岡町1丁目と右岸の同じく青梅市師岡町1丁目とを結び一般道が通り、上流側に水管が併設されています。上流方向に、#51落差工(河口から14.9km)が在ります。
名称:根岸橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:14.9km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約3m
完成:不明
根岸橋から120m上流に架かるのが『#79かど橋』です。此の橋も左岸の青梅市師岡町1丁目と右岸の同じく青梅市師岡町1丁目とを結び、一般道が通ります。上流方向に、#52落差工(河口から15km)が在ります。
名称:かど橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:15km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約3m
完成:不明
かど橋を左岸側に渡り、北西300m程に在る曹洞宗寺院の妙光院へ行きます。青梅市根ヶ布の天寧寺末で、6世九山整重により開山、青梅の武将である師岡山城守将景の姉、妙光尼が開基となり1574年(天正2)に創建、1649年(慶安2)に寺領3石の御朱印状を拝領したと云われています。山号:地久山、本尊:千手観音菩薩像、所在:青梅市師岡1-1521。境内に聳えるイロハモミジの古木が見事ですね(昨秋の撮影)。
妙光院から霞川に戻ります。かど橋から160m上流に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#80山城橋』です。左岸の青梅市東青梅6丁目と右岸の青梅市東青梅3丁目・6丁目とを結び、一般道(城前東通り)が通ります。
名称:山城橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:15.2km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約11m
完成:1968年(S43)
>>>後書き<<<
次回は山城橋から継続遡上して、坂下橋、城前橋、山辺橋、大塚橋、柿沢橋ガス導管橋、柿沢橋までと、水源池の一つである天寧寺の霞池の紹介になります。
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次回アップ予定:Scene-645 霞川『野上橋~山城橋』 (2021/04/03)
[Vol-12] 今回は常盤樹橋から継続遡上して、西浦橋、稲荷橋、台下橋、二本橋、霞橋人道橋、霞橋までの紹介です。では、常盤樹橋から70m上流に架かる『#65西浦橋』から紹介します。霞川左岸の青梅市今寺1丁目と右岸の同じく青梅市今寺1丁目とを結び、一般道が通り、上流側に水管が併設されています。
名称:西浦橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.1km
橋の長さ:約11m
有効幅員:約4m
完成:1984年(S59)
西浦橋を右岸側に渡り、坂道を60m程上がって行くと、左手に山門が見えます。青梅市内唯一の天台宗寺院の報恩寺で、調布市の深大寺末です。822年(弘仁13)延暦寺の僧亮海による開創と伝えられ、1322年(元亨2)承祐の代に平清綱が再興、天正年間(1573~1591年)に藤橋城主の平山越前守重吉が再々興し、古くは東暁山と称していましたが藤橋山と改称しています。
1591年(天正19)徳川家康より寺領10石の御朱印状を拝領したと云われています。山号:藤橋山、院号:正覚院、本尊:阿弥陀如来像、所在:青梅市今寺1-540。地蔵堂は、1596年(文禄5)他の再興棟札が現存し、桃山時代の建築様式の特色を示している事から、青梅市の有形文化財に指定されています。
報恩寺の東隣に常盤樹神社が在ります。報恩寺境内に在った熊野権現、山王権現、稲荷大明神、天満天神と、常楽院境内にあった若宮八幡宮とを、1869年(M2)に合祀、植竹神社と改称しました。境内に樫の老木が在り、昔は常緑樹を常盤樹と呼んでいた事から、1870年(M3)に常盤樹神社と改称。1873年(M6)村社に列格。祭神:伊弉那美命、速玉之男命、事解之男命、熊野樟日命、大鷦鷯尊、猿田彦命、宇賀之御魂命、大宮比売命、大山咋命、菅原道真公、天照皇大神、建速須佐之男命、所在:青梅市今寺1-530。
常盤樹神社から霞川に戻ります。西浦橋から100m上流隣に架かるのが『#66稲荷橋』です。橋名は、次に寄る大門稲荷由来ですね。左岸の青梅市今寺1丁目・大門1丁目と右岸の青梅市今寺1丁目・大門2丁目とを結び、一般道が通り、下流側に水管が併設されています。
名称:稲荷橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.2km
橋の長さ:約15m
有効幅員:約4m
竣工:2008年(H15)
稲荷橋から200m上流隣に架かるのが『#67台下(だいした)橋』で、左岸の青梅市大門1丁目と右岸の青梅市大門2丁目とを結ぶ、人道専用橋です。
名称:台下橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.4km
橋の長さ:約10m
有効幅員:約1.5m
完成:不明
台下橋を右岸側に渡り、40段程の参道石段で丘陵の森に上がって行くと、大門稲荷の横に出ます。創建は不詳、大門地区の人々によって祀られたそうです。祭神:宇迦御魂命、猿田彦神、大宮姫神、所在:青梅市大門2-301。鳥居は1937年(S12)の建立です。
台下橋に戻り、左岸沿いに190m遡上すると『#68二本橋』です。此の橋も左岸の青梅市大門1丁目と右岸の青梅市大門2丁目とを結び、一般道が通ります。下流側に水管、上流側にガス導管が併設されています。
名称:二本橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.6km
橋の長さ:約14m
有効幅員:約4m
完成:不明
二本橋から110m上流に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#69霞橋人道橋』で、中間に『#70霞橋』が架かっています。下流側に水管とガス導管が併設されています。
名称:霞橋人道橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:13.7km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約1m×2
完成:1982年(S57)
両脇の人道橋中間に架かるのが『#70霞橋』で、都道194号線(成木河辺線)が通ります。
名称:霞橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.7km
橋の長さ:11.7m
有効幅員:7.4m
完成:1964年(S39)
霞橋を左岸側に渡り、北西260m程に在る大門神社を紹介してから終わりにします。途中に、青梅市第8消防団の火の見櫓が見えますが、半鐘デカイね。手前の赤い木の実はハナミズキですね。創建年は不詳ながら、かつては牛頭天王社と称しており、1869年(M2)に大門神社に改称しています。祭神:素盞嗚命、所在:青梅市大門1-570付近。
大門神社が帰宅設定ポイントで、神社前の都道194号線を都バス、西東京バスが通りますので、北50mに在る慶友病院前バス停から帰宅します。七日市場バス停からのリスタート遡上歩数、13430歩でした。
>>>後書き<<<
次回は霞橋から遡上して、野上橋、鳥井戸橋、馬場橋、神戸橋、公礼橋、前坂橋、馬場はけ下橋、根岸橋、かど橋、山城橋までの紹介になります。
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次回アップ予定:Scene-644 霞川『西浦橋~霞橋』 (2021/03/30)
[Vol-11] 今回は観音橋から継続遡上して、城山橋、藤の木橋、天本橋、五反田橋、日野詰橋、NTTケーブル橋、常盤樹橋までの紹介です。では、観音橋を右岸側に渡り、南西260m程に在る真言宗豊山派寺院の宝泉寺から紹介します。青梅市塩船の塩船寺末で、1394年(応永1)に開山、平山越前守重吉により文亀年間(1501~1504年)に再興したと云われています。山号:藤橋山、院号:延命院、本尊:阿弥陀如来像、所在:青梅市藤橋2-101。境内に在る板碑は1337年(建武4)と1374年(応安7)の造立で、青梅市の有形文化財に指定されています。
宝泉寺の南隣に杣保葛神社が在ります。読みは「そまほ」か「そまのほ」、後ろは「くず」か「かつら」で、かつては杣保神社と葛神社の二社に分かれていました。杣保神社は、藤橋城主の平山越前守重吉が元亀・天正年間(1570~1591年)に城内鎮護の為、愛宕社と称して祀ったのが始まりで、江戸期には社領10石の御朱印状を拝領したと云われています。一方の葛神社の創建は不詳ながら、愛宕社内に牛頭天王社と称して祀られ、藤橋村の鎮守社だったと云われています。
1873年(M6)村社に列格した杣保神社と葛神社が、1910年(M43)に合併して杣保葛神社に改称しています。祭神:建速須佐之男命、武甕槌神、経津主神、大直日神、神直日神、所在:青梅市藤橋2-107。鳥居は1922年(T11)、狛犬は1971年(S46)の建立です。鳥居脇の旗立ての石柱に、獏の様な象の様な、妙な飾りが付いています。何じゃ此れ?
杣保葛神社から霞川へ戻ります。観音橋から240m上流に架かるのが『#57城山橋』です。左岸の青梅市藤橋1丁目と右岸の青梅市藤橋2丁目とを結び、一般道が通り、上流側に水管が併設されています。
名称:城山橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:11.8km
橋の長さ:約21m
有効幅員:約4m
完成:2012年(H24)
城山橋から230m上流に架かるのが『#58藤の木橋』で、此の橋も左岸の青梅市藤橋1丁目と右岸の青梅市藤橋2丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:藤の木橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:12km
橋の長さ:約20m
有効幅員:約6m
完成:2011年(H23)
藤の木橋から300m上流に架かるのが『#59天本橋』です。左岸の青梅市木野下1丁目と右岸の青梅市今寺2丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:天本橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:12.3km
橋の長さ:約18m
有効幅員:約4m
完成:2004年(H16)
橋脇の畑に、鳥除けの風車が色々と並んでました。アルミ缶の風車、上手く切りましたね。ググると色々なタイプの作り方が出て来ますね、暇だから真似て見ました(笑)。曲線切りは金鋏が無いので諦めて、定規でカッターを数回なぞって1cm幅で直線溝を付け、カッターで裂きます。ペンチで切り口を内側に曲げてから缶の両端を捻じりながら圧縮して完成です。思ったよりも小さな風でクルクルと廻りましたよ。
天本橋を左岸側に渡り、北300m程に在る木野下神社へ行きます。創建は不詳、かつて熊野大権現と称していましたが、1870年(M3)に木野下神社に改称、1876年(M9)村社列格、1922年(T11)に八幡神社を合祀しています。祭神:誉田別天王、速玉之男命、熊野樟日命、伊弉那岐命、伊弉那美命、所在:青梅市木野下1-467。一之鳥居は1926年(T15)、二之鳥居は1986年(S62)、狛犬は1975年(S50)の建立です。
木野下神社から霞川に戻ります。天本橋から240m上流に架かるのが『#60五反田橋』です。左岸の青梅市木野下1丁目・2丁目と右岸の青梅市今寺1丁目・2丁目とを結び、一般道が通ります。下流・上流側に水管が併設されています。
名称:五反田橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:12.6km
橋の長さ:約18m
有効幅員:約7m
完成:2016年(H28)
五反田橋から170m上流に水路橋が見えます、無銘板なので地名から『#61今寺水路橋』としておきます。左岸の青梅市今寺1丁目と右岸の同じく青梅市今寺1丁目との間に架かっています。両岸側に手動の水路用ゲートがありますが、水路は乾いています。水田の時季には流れているんですかね?
名称:今寺水路橋
構造種別:1径間箱桁
河口からの距離:12.8km
橋の長さ:約11m
有効幅員:約0.5m
完成:不明
今寺水路橋から140m上流に架かるのが『#62日野詰橋』で、此の橋も左岸の青梅市今寺1丁目と右岸の同じく青梅市今寺1丁目とを結び、一般道が通ります。上流側に水管が併設されています。
名称:日野詰橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:12.9km
橋の長さ:約13m
有効幅員:約4m
完成:不明
日野詰橋から160m上流に架かるのが常盤樹橋ですが、手前にケーブル橋が見えます。銘板在りで、『#63 NTTケーブル橋』ですね。
名称:NTTケーブル橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:13.1km
橋の長さ:約11m
有効幅員:約0.5m
完成:1975年(S50)
NTTケーブル橋の上流隣に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#64常盤樹橋』です。此の橋も左岸の青梅市今寺1丁目と右岸の同じく青梅市今寺1丁目とを結び、一般道が通ります。上流側に水管が併設されています。
名称:常盤樹橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.1km
橋の長さ:約11m
有効幅員:約4m
完成:不明
>>>後書き<<<
次回は常盤樹橋から継続遡上して、西浦橋、稲荷橋、台下橋、二本橋、霞橋人道橋、霞橋までの紹介になります。
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Author:mark60
関東地区の河川に架かる橋を
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