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ぶらっと遡上探索

河川沿いの散策、橋と付近の名所を写真で紹介します。偶にSpotで色々と...

Scene-887 烏山川緑道最終回『橋場橋~千歳橋』

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次回アップ予定:Scene-888 烏山川緑道の纏め(烏山川緑道に架かる橋 70) (2024/07/11)

[Vol-05] 今回は石仏橋から継続遡上して、橋場橋、二本橋、船橋大橋、無名橋-4、本村橋、梶山橋、千歳橋までの紹介で烏山川緑道の最終回です。
では、石仏橋から70m上流に架かる『#54橋場橋』から紹介します。左岸の世田谷区経堂3丁目と右岸の世田谷区経堂4丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:橋場橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:5.5km
 橋の長さ:約5m
 有効幅員:約5m
 完成:不明

橋場橋を右岸側に渡り、西230m程に在る経堂天祖神社へ行きます。創建は不詳ながら、江戸期には伊勢宮と号す古社で、経堂在家村の鎮守でした。明治時代に天祖神社と改称しています。祭神:天祖大御神、宇迦御魂神、北野大神、所在:世田谷区経堂4-33-2。鳥居は1960年(S35)、旧狛犬は1909年(M42)の建立です。所在:世田谷区経堂4-33-2。






烏山川緑道に戻ります。橋場橋から210m上流に架かるのが『#55二本橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区経堂3丁目と右岸の世田谷区経堂4丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:二本橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:5.6km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約14m
 完成:不明

二本橋から780m上流に架かるのが『#56船橋大橋』です。左岸の世田谷区船橋5丁目・6丁目と右岸の世田谷区船橋4丁目・5丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:船橋大橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:6.4km
 橋の長さ:約10m
 有効幅員:約10m
 完成:不明



船橋大橋から60m上流に架かるのが『#57無名橋-4』です。左岸の世田谷区船橋6丁目と右岸の世田谷区船橋4丁目とを結び、一般道(希望ヶ丘通り)が通ります。

 名称:無名橋-4
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:6.5km
 橋の長さ:約7m
 有効幅員:約15m
 完成:不明

無名橋-4を右岸側に渡り、南西500m程に在る真言宗智山派寺院の宝性寺へ行きます。創建は不詳ながら、寛永年間(1624~1645年)の創建と推定されている古刹です。境内に在るレリーフ「おんぼろ車を引きつづけた人生」は、1958年(S33)入寺してから35年の長い歳月、寺門興隆に専念した上田住職夫妻の人生苦心の姿だそうです。本尊:大日如来像、所在:世田谷区船橋4-39-32。玉川八十八ケ所霊場の43番札所です。






南隣に明治期の神仏分離令によって宝性寺から分離した、神明神社が在ります。祭神:天照皇大神、1873年(M6)村社に列格、所在:世田谷区船橋4-40-17。狛犬は1881年(M14)、鳥居は2007年(H19)の建立です。






烏山川緑道に戻ります。無名橋-4から300m上流に架かるのが『#58本村橋』です。左岸の世田谷区船橋6丁目と右岸の世田谷区船橋7丁目とを結び、一般道が通ります。





 名称:本村橋
 構造種別:1径間PC桁
 緑道起点からの距離:6.8km
 橋の長さ:約16m
 有効幅員:約11m
 完成:不明



本村橋から230m上流に架かるのが『#59梶山橋』です。左岸の世田谷区八幡山2丁目と右岸の世田谷区船橋7丁目とを結び、一般道が通ります。オブシェは「梟」作:高橋剛、1982年(S57)です。





 名称:梶山橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:7km
 橋の長さ:約6m
 有効幅員:約8m
 完成:不明



梶山橋を右岸側に渡り、70m程進むと左手に世田谷区立希望丘公園が在ります。せたがや百景の No.37で、1977年(S52)に開園した洋風造りの公園です。公園内には、球戯広場、壁泉広場、時計台などの施設があります。オブジェも在ります、麦わら帽子の少年は■「夏の川」作:高橋剛、1982年(S57)です。壁泉からは水が流れ、柱上にも並んでいますが、銘板不明により詳細は?所在:世田谷区船橋7-9-2。






公園を出て、前方右手に見えるのが、梶山橋から80m上流に架かる『#60千歳橋』で、左岸の世田谷区八幡山2丁目と右岸の世田谷区船橋7丁目とを結び、都道118号(調布経堂停車場線)が通ります。烏山川緑道の終端になり、此処で完走、パチパチパチです。西に見える煙突(130m)は、千歳清掃工場です。烏山川の水源は、烏山の高源院弁天池や玉川上水からの分岐灌漑用水など様々です。



 名称:千歳橋
 構造種別:1径間PC桁
 緑道起点からの距離:7.1km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約18m
 完成:不明



烏山川緑道の終端から上流は八幡山緑道となり、途中には、じゃぶじゃぶ池が在り井戸水が噴き出しています。八幡山緑道も遡上出来そうですが、流路が直ぐに消えて行方不明になります。なので中止します(笑)。


千歳橋から西320m程に、以前紹介した蘆花恒春園が在ります。4月上旬の訪問なので、早咲きの高遠小彼岸は終わっていますが、遅咲きの里桜系は見られそうなので、寄り道します。






蘆花恒春園から北約1kmに在る、京王線の八幡山駅前にチャリを返却して帰宅します。ファミマ三軒茶屋駅前店からクローゼット八幡山脇空地までのシェアサイクル利用時間2h45m、1030円、散策歩数8160歩でした。


>>>後書き<<<
次回は烏山川緑道の纏めになります。

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  1. 2024/07/07(日) 00:00:00|
  2. 烏山川緑道

Scene-886 烏山川緑道『宮前橋~石仏橋』

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次回アップ予定:Scene-887 烏山川緑道最終回『橋場橋~千歳橋』 (2024/07/07)

[Vol-04] 今回は八幡橋から継続遡上して、宮前橋、無名橋-3、菫橋、鷗友橋、小川橋、経橋、中橋、大橋、中村橋、新道橋、経堂橋、小田急小田原線橋梁、石仏橋までの紹介です。
では、八幡橋から10m上流に架かる『#41宮前橋』から紹介します。左岸の世田谷区宮坂1丁目と右岸の同じく世田谷区宮坂1丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:宮前橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:4km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約7m
 完成:不明



宮前橋から南160m程に在る、曹洞宗寺院の勝光(しょうこう)院へ行きます。八王子市下恩方町の心源院末寺で、1335年(建武2)建長寺の吟峰竜公禅師により開山、世田谷城主の吉良治家が開基となり、臨済宗寺院として創建、1573年(天正1)吉良頼康の子氏朝が小机村雲松院の住持天永琳達禅師を招き、曹洞宗に改宗したと云われています。山号:延命山、本尊:虚空蔵菩薩像、所在:世田谷区桜1-26-35。




烏山川緑道に戻ります。宮前橋から180m上流に架かるのが『#42無名橋-3』です。此の橋も、左岸の世田谷区宮坂1丁目と右岸の同じく世田谷区宮坂1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:無名橋-3
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:4.1km
 橋の長さ:約6m
 有効幅員:約9m
 完成:不明

上流方向の緑道140mは「万葉の小径」と云う名称で、万葉集に詠まれた草木が植えられ、傍に和歌が添えられています。草木は近くの鷗友学園万葉植物園からの植栽です。■やまぶき:山振(やまぶき)の たち儀(よそ)ひたる 山清水 酌(く)みに行かめど 道の知らなく 巻2(158番歌)高市皇子(たけちのみこ)。■あせび:磯かげの見ゆる池水 照るまでに咲ける 馬酔木の散らまく惜しも 巻20(4513番歌)甘南備伊香(かむなびのいかご)。


無名橋-3から150m上流に架かるのが『#43菫橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区宮坂1丁目と右岸の同じく世田谷区宮坂1丁目とを結び、一般道(城山通り)が通ります。

 名称:菫橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:4.3km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約9m
 完成:不明

菫橋から40m上流に架かるのが『#44鷗友橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区宮坂1丁目と右岸の同じく世田谷区宮坂1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:鷗友橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:4.3km
 橋の長さ:約5m
 有効幅員:約5m
 完成:不明

鷗友橋から130m上流に架かるのが『#45小川橋』です。左岸の世田谷区宮坂1丁目・経堂1丁目と右岸の世田谷区宮坂1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:小川橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:4.5km
 橋の長さ:約5m
 有効幅員:約6m
 完成:不明

小川橋から140m上流に架かるのが『#46経橋』です。左岸の世田谷区経堂1丁目と右岸の世田谷区宮坂1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:経橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:4.6km
 橋の長さ:約10m
 有効幅員:約5m
 完成:不明

経橋から60m上流に架かるのが『#47中橋』です。左岸の世田谷区経堂1丁目と右岸の世田谷区宮坂1丁目・桜1丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:中橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:4.7km
 橋の長さ:約7m
 有効幅員:約7m
 完成:不明



中橋から130m上流に架かるのが『#48大橋』です。左岸の世田谷区経堂1丁目と右岸の世田谷区桜1丁目・経堂5丁目とを結び、一般道(農大通り)が通ります。

 名称:大橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:4.9km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約7m
 完成:不明

大橋を左岸側に渡り、北270m程に在る曹洞宗寺院の福昌寺へ行きます。世田谷区宮坂の常徳院末寺で、創建は不詳ながら、寛永年間(1624~1644年)に玄畝和尚により開山、此の地を治めていた松原土佐守弥右衛門が屋敷の中に堂を建てたのが始まりとされる古刹です。


地名の経堂は、此の寺からとも云われています。山号:経堂山、本尊:釈迦如来坐像、所在:世田谷区経堂1-22-1。




福昌寺から北東150m程、経堂駅前に行きます。帰宅ですか、いえいえ 駅前に酒屋の「遠州屋」が在るので寄ります。アレですね、ピンポン~。大横川遡上時に売り切れだった、TOKYO BLUESのシリーズ第2弾の黒ビールが置いて在るんですヨ(笑)。序に、デザインがポップな雷電と銀河鉄道999も お買い上げです。他にも有りましたが、リュックが重くなるので、又の機会にです。
■TOKYO BLUES「ゴールデンエール」:シリーズ第2弾の黒ビールで、爽やかな香りと濃い味わいで旨いです。瓶底にオリが残ります。AL濃度5.5%、製造:石川酒造。
■雷電 春仕込み:小麦麦芽を使用したアメリカンスタイルのホワイトエールで、シトラスの香りと軽い飲み味です。AL濃度5%、製造:オラホビール。
■銀河鉄道999「メーテルのヴァイツェン」:岩手県奥羽山脈の伏流水で仕込んだ、フルーティな、軽い飲み味の小麦ビールですが、可成り旨いです。AL濃度5%、製造:ヘリオス酒造、999のシリーズ第1弾です。




後日別用で、新宿からの帰宅時に経堂駅で降りました。お土産のクラフトビール其の2です(爆)。ヘリオス酒造の銀河鉄道999シリーズの残りを購入だ。
■「クレアのホワイトIPA」:柑橘系の爽やかな香りのホワイトビールです。AL濃度5%、999シリーズの第5弾。■「ハーロックのギャラクシーIPA」:ふんだんに使ったホップの苦みが良いね。AL濃度5%、999シリーズの第3弾。■「車掌さんの黒ビール」:黒ビールの色だけで旨そうです、飲み口もガツンと飲んだ感満載です。AL濃度5%、999シリーズの第2弾。■「エメラルダスのレッドエール」:アイルランドで愛されているビールスタイルで、コクとフルーティな深い味わいです。紅い色合いも良いね。AL濃度5%、999シリーズの第4弾です。




烏山川緑道に戻ります。大橋から200m上流に架かるのが『#49中村橋』です。左岸の世田谷区経堂1丁目と右岸の世田谷区経堂5丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:中村橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:5.1km
 橋の長さ:約10m
 有効幅員:約10m
 完成:不明

中村橋から160m上流に架かるのが『#50新道橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区経堂1丁目と右岸の世田谷区経堂5丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:新道橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:5.2km
 橋の長さ:約10m
 有効幅員:約10m
 完成:不明

新道橋から120m上流に架かるのが『#51経堂橋』です。左岸の世田谷区経堂1丁目・3丁目と右岸の世田谷区経堂4丁目・5丁目とを結び、一般道が通ります。橋脇に咲くグロイ花は何かな、グーグルレンズ。はい、桑の花で初夏になると、黒紫色に熟して食べられます。

 名称:経堂橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:5.3km
 橋の長さ:約10m
 有効幅員:約8m
 完成:不明

経堂橋の上流隣に高架で架かるのが『#52小田急小田原線橋梁』です。左岸方向の経堂駅と右岸方向の千歳船橋駅との間に位地しています。

 名称:小田急小田原線橋梁
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:5.3km
 橋の長さ:約23m
 軌道:複々線
 完成:不明

小田急小田原線橋梁から20m上流に架かるのが『#53石仏橋』で、今回終着地点の橋になります。左岸の世田谷区経堂3丁目と右岸の世田谷区経堂4丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:石仏橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:5.4km
 橋の長さ:約7m
 有効幅員:約5m
 完成:不明



>>>後書き<<<
次回は石仏橋から継続遡上して、橋場橋、二本橋、船橋大橋、無名橋-4、本村橋、梶山橋、千歳橋までの紹介で烏山川緑道の最終回になります。

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テーマ:風景写真 - ジャンル:写真

  1. 2024/07/03(水) 00:00:00|
  2. 烏山川緑道

Scene-885 烏山川緑道『品川橋~八幡橋』

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次回アップ予定:Scene-886 烏山川緑道『宮前橋~石仏橋』 (2024/07/03)

[Vol-03] 今回は前回最後に寄った勝國寺から烏山川緑道に戻り、品川橋、稲荷下橋、城下橋、青葉橋、城向橋、豪徳寺橋、清涼橋、たま橋、東急世田谷線、八幡橋までの継続紹介です。
では、勝橋から400m上流に架かる『#31品川橋』から紹介します。左岸の世田谷区梅丘2丁目・豪徳寺2丁目と、右岸の世田谷区世田谷3丁目・4丁目とを結び、一般道が通ります。豪徳寺は招き猫の街なので、彼方此方にニャンコが居ますよ。





 名称:品川橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.1km
 橋の長さ:約11m
 有効幅員:約10m
 完成:不明



品川橋から160m上流に架かるのが『#32稲荷下橋』です。左岸の世田谷区豪徳寺2丁目と、右岸の世田谷区世田谷3丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:稲荷下橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.3km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約5m
 完成:不明

稲荷下橋から90m上流に架かるのが『#33城下橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区豪徳寺2丁目と、右岸の世田谷区世田谷3丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:城下橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.4km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約5m
 完成:不明

城下橋から90m上流に架かるのが『#34青葉橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区豪徳寺2丁目と、右岸の世田谷区世田谷3丁目とを結び、一般道が通ります。此の附近から緑道幅が狭くなり、上流方向はチャリ走行禁止なので押しての遡上になりますが、アシスト付きなので重いです。

 名称:青葉橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.5km
 橋の長さ:約19m
 有効幅員:約9m
 完成:不明

青葉橋を左岸側に渡り、西へ100m進むと右手に世田谷城跡が在り、付近が世田谷城跡公園になっています。清和源氏・足利氏の一族である吉良氏の居城として知られ、1366年(貞治5)の築城と云われています。1590年(天正18)秀吉の小田原攻めによる北条氏没落に伴い、吉良氏は上総国に逃れ、世田谷城は廃城となりました。公園内には土塁と空堀の一部が残されています。所在:世田谷区豪徳寺2-14周辺。




烏山川緑道に戻ります。青葉橋から150m上流に架かるのが『#35城向橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区豪徳寺2丁目と、右岸の世田谷区世田谷3丁目とを結び、一般道(城山通り)が通ります。



 名称:城向橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.6km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約11m
 完成:不明



城向橋から180m上流に架かるのが『#36豪徳寺橋』です。左岸の世田谷区豪徳寺2丁目と、右岸の世田谷区桜1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:豪徳寺橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.8km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約7m
 完成:不明

豪徳寺橋を左岸側に渡り50m程進むと、曹洞宗寺院豪徳寺への参道入口です。1480年(文明12)に、世田谷城主吉良政忠が亡くなった伯母の為に創建した臨済宗の弘徳院が前身で、其の後 曹洞宗に改宗されています。




1633年(寛永10)に世田谷領が彦根藩支配となり、井伊家の江戸に於ける菩提寺になり、2代藩主・井伊直孝の戒名に因んで、豪徳寺と改号されました。山号:大谿山、本尊:釈迦如来像、所在:世田谷区豪徳寺2-24-7。東京三十三観音霊場の11番札所です。


井伊直孝が鷹狩りに出た帰り道、小さな寺の前を通ると、門前で一匹の猫が手招きをしていました。直孝は猫に導かれて寺の中に入り休憩すると、突然の雷雨になり、住職の愛猫「たま」のお陰で落雷の難を逃れ、説法を聞けた事に仏の因果を感じた直孝は、荒廃していた寺を改築します。此の出来事が縁となり、井伊家の菩提寺になったと伝えられています。此れが、招き猫発祥の地と呼ばれる所以です。
招福殿には「たま」が祀られ、境内は招福猫児の奉納所になっていて、大小様々な猫、ねこ、ネコで埋め尽くされているのニャ~。




招福殿前の左手奥が、彦根藩主井伊家の墓所です。


招福殿の前に聳え立つのが三重塔です。2006年(H18)の落慶で、高さは22.5m、釈迦如来像、迦葉尊者像、阿難尊者像、招福猫児観音像が安置されています。北側正面の二層に祀られた招福猫児観音像の右手に、猫が隠れています、東側にも玉と遊ぶ猫が居ますよ。


三重塔一層四隅に何か居ますね。軒下で暗いので判り難いですが、望遠で拡大すると 軒を支える天邪鬼が配置されていました。皆、背中で支えていますが、独りだけ指先支えでサボっている奴が居ますね。こらっ、働け!


三重塔の初層(一階)蟇股に十二支が飾られています。正面(北側)中央に子と招福猫児、此処の招福猫児は人を招き「縁」をもたらし、福を得られるかどうかは自分次第と云う考えに基づいており、小判は捨てています。鼠が小判を拾っていますね。子から干支順に並べます。





烏山川緑道に戻ります。豪徳寺橋から60m上流に架かるのが『#37清涼橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区豪徳寺2丁目と、右岸の世田谷区桜1丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:清涼橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.8km
 橋の長さ:約4m
 有効幅員:約4m
 完成:不明



清涼橋から80m上流に架かるのが『#38たま橋』です。左岸の世田谷区豪徳寺2丁目と、右岸の同じく世田谷区豪徳寺2丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:たま橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.8km
 橋の長さ:約5m
 有効幅員:約4m
 完成:不明

たま橋から10m上流に架かるのが『#39東急世田谷線』です。緑道は行き止まりで、左手方向の上町3号踏切で迂回します。左岸方向の宮の坂駅と右岸方向の上町駅との間に位置しています。ローカルな路面電車ですが、平日でもインバウンド客が多くて満員状態です。運行区間は5km、使用車両は300系が10編成で編成毎に違うカラーリングです。



 名称:東急世田谷線
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.9km
 橋の長さ:約8m
 軌道:複線
 完成:不明



踏切から北60mに宮の坂駅が見え、駅の西脇に昔の路面電車が展示されています。略歴案内によると、1925年(T14)製造で、渋谷~二子玉川・下高井戸間を1969年(S44)まで走り、翌年に江ノ電に譲渡され車両番号を601号に改番、1990年(H2)に江ノ電が新車両導入により廃車された事により、現在地に里帰りして展示保存されています。


東急世田谷線から20m上流に架かるのが『#40八幡橋』で、今回終着地点の橋になります。左岸の世田谷区宮坂1丁目と、右岸の世田谷区桜1丁目・宮坂1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:八幡橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:3.9km
 橋の長さ:約5m
 有効幅員:約6m
 完成:不明

八幡橋を左岸側に渡り、北西90m程に在る、世田谷八幡宮を紹介してから終わりにします。源義家が1091年(寛治5)後三年の役の帰途、宮の坂の地で豪雨に遭い天気回復で滞在した時に、今度の戦勝は日頃氏神としている八幡大神の御加護に依るものと思い、宇佐八幡宮より分霊を勧請したと云われています。


後に世田谷城主7代目の吉良頼康が1546年(天文15)社殿を再興させた時が創建とされており、宮の坂八幡様とも呼ばれています。1872年(M5)郷社に列格、社号を宇佐神社と改称しましたが、第二次大戦後に世田谷八幡宮の旧称に戻しています。祭神:應神天皇、仲哀天皇、神功皇后、所在:世田谷区宮坂1-26-2。鳥居は1990年(H2)、狛犬は1878年(M11)の建立です。




>>>後書き<<<
次回は八幡橋から継続遡上して、宮前橋、無名橋-3、菫橋、鷗友橋、小川橋、経橋、中橋、大橋、中村橋、新道橋、経堂橋、小田急小田原線橋梁、石仏橋までの紹介になります。

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  1. 2024/06/29(土) 00:00:00|
  2. 烏山川緑道

Scene-884 烏山川緑道『西山橋~勝橋』

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次回アップ予定:Scene-885 烏山川緑道『品川橋~八幡橋』 (2024/06/29)

[Vol-02] 今回は弁天橋から継続遡上して、西山橋、水車橋、昭和橋、耕整橋、下堰橋、稲荷橋、宮下橋、若林橋、天神橋、中堰橋、谷中橋、本村橋、松陰橋、厚徳橋、杉大門橋、山堰橋、勝橋までの紹介です。
では、弁天橋から170m上流に架かる『#14西山橋』から紹介します。左岸の世田谷区太子堂5丁目・若林2丁目と右岸の世田谷区太子堂4丁目・若林1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:西山橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.5km
 橋の長さ:約6m
 有効幅員:約6m
 完成:不明

西山橋を左岸側に渡り、北150m程に在る太子堂八幡神社に行きます。創建は不詳ながら、1051年(永承6)~1062年(康平5)の前九年の役で出征する源頼義・義家父子が、武運を祈願したと云われている古社です。祭神:誉田別尊(応神天皇)、所在:世田谷区太子堂5-23-5。狛犬は1936年(S11)の建立です。






烏山川緑道に戻ります。西山橋から90m上流に架かるのが『#15水車橋』です。左岸の世田谷区若林2丁目と右岸の世田谷区若林1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:水車橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.6km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約9m
 完成:不明

水車橋から70m上流に架かるのが『#16昭和橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林2丁目と右岸の世田谷区若林1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:昭和橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.6km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約6m
 完成:不明

昭和橋から90m上流に架かるのが『#17耕整橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林2丁目と右岸の世田谷区若林1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:耕整橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.7km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約6m
 完成:不明

耕整橋から80m上流に架かるのが『#18下堰橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林2丁目と右岸の世田谷区若林1丁目とを結び、一般道が通ります。今年のソメイヨシノは開花後の風雨に晒されたせいか、散るのが早いですね。



 名称:下堰橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.8km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約6m
 完成:不明



下堰橋から70m上流に架かるのが『#19稲荷橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林2丁目と右岸の世田谷区若林1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:稲荷橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.9km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約5m
 完成:不明

稲荷橋から60m上流に架かるのが『#20宮下橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林2丁目と右岸の世田谷区若林1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:宮下橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.9km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約5m
 完成:不明

宮下橋から100m上流に架かるのが『21若林橋』です。左岸の世田谷区若林2丁目・5丁目と右岸の世田谷区若林1丁目・4丁目とを結び、都道318号線(環状7号線)が通ります。

 名称:若林橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2km
 橋の長さ:約10m
 有効幅員:約25m
 完成:不明

若林橋から50m上流に架かるのが『#22天神橋』です。左岸の世田谷区若林5丁目と右岸の世田谷区若林4丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:天神橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2.1km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約5m
 完成:不明

天神橋から70m上流に架かるのが『#23中堰橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林5丁目と右岸の世田谷区若林4丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:中堰橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2.2km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約5m
 完成:不明



中堰橋から70m上流に架かるのが『#24谷中橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林5丁目と右岸の世田谷区若林4丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:谷中橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2.2km
 橋の長さ:約7m
 有効幅員:約6m
 完成:不明

谷中橋から60m上流に架かるのが『#25本村橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林5丁目と右岸の世田谷区若林4丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:本村橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2.3km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約6m
 完成:不明

本村橋から60m上流に架かるのが『#26松陰橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林5丁目と右岸の世田谷区若林4丁目とを結び、一般道が通ります。ソメイヨシノ未だ咲いていますね、日陰育ちの奴ですね。



 名称:松陰橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2.3km
 橋の長さ:約10m
 有効幅員:約6m
 完成:不明



松陰橋と云ったら、松陰神社ですね。南西200m程に在る松陰神社へ行きます。吉田松陰は安政の大獄により江戸で処刑され、遺骸は小塚原回向院に葬られましたが、1863年(文久3)門下生であった高杉晋作、伊藤博文らの手により、現在地に改葬されました。


其の後1864年(元治1)に禁門の変が起こり、敗れた長州藩は幕府により抱屋敷の没収、敷地内に在った松陰らの墓も破壊されましたが、明治新政府が樹立されると、藩命を受けた木戸孝允が新たに墓碑を建立、18824年(M15)に旧藩主毛利元徳及び松陰の門人らにより墓碑の傍に社を築いたのが松陰神社の始まりです。祭神:吉田松陰(吉田寅次郎藤原矩方命)、所在:世田谷区若林4-35-1。入口の大鳥居は2011年(H23)の建立です。




烏山川緑道に戻ります。松陰橋から100m上流に架かるのが『#27厚徳橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林5丁目と右岸の世田谷区若林4丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:厚徳橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2.4km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約5m
 完成:不明

厚徳橋から80m上流に架かるのが『#28杉大門橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林5丁目と右岸の世田谷区若林4丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:杉大門橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2.5km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約7m
 完成:不明

杉大門橋から100m上流に架かるのが『#29山堰橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区若林5丁目と右岸の世田谷区若林4丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:山堰橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2.6km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約7m
 完成:不明



山堰橋から90m上流に架かるのが『#30勝橋』で、今回終着地点の橋になります。左岸の世田谷区若林5丁目・梅丘2丁目と右岸の世田谷区若林4丁目・世田谷4丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:勝橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:2.7km
 橋の長さ:約10m
 有効幅員:約12m
 完成:不明

山堰橋を右岸側に渡り、南西200m程に在る、勝國寺を紹介してから終わりにします。途中に見える立派な建物は国士舘大学です。


勝國寺は新義真言宗豊山派寺院で、吉良政忠が開基となり、世田谷城の裏手鬼門除けとして創建、吉良家滅亡後も江戸幕府より12石の朱印状を与えられた御朱印寺として栄え、末寺6ケ寺を擁した小本寺だったと云われています。山号:青龍山、本尊:不動明王像、所在:世田谷区世田谷4-27-4。玉川八十八ケ所霊場の四十八番札所です。




>>>後書き<<<
次回は最後に寄った勝國寺から烏山川緑道に戻り、品川橋、稲荷下橋、城下橋、青葉橋、城向橋、豪徳寺橋、清涼橋、たま橋、東急世田谷線、八幡橋までの継続紹介になります。

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  1. 2024/06/25(火) 00:00:00|
  2. 烏山川緑道

Scene-883 烏山川緑道『無名橋-1~弁天橋』

This best shot

次回アップ予定:Scene-884 烏山川緑道『西山橋~勝橋』 (2024/06/25)

[Vol-01] 『ぶらっと遡上探索』の第63弾は、前弾の北沢川緑道に引き続き、目黒川緑道終端から左方向に見える烏山川緑道です。烏山川(流路延長11.7km)は昭和初期まで玉川上水から分水され灌漑用水として利用されていましたが、1975年(S50)頃に生活排水の流入により水質が悪化し、暗渠化されました。其の後、1988年(S63)に烏山川の再生が開始され1990年(H2)に緑道が完成しており、今回は約7kmの烏山川緑道を遡上します。


今回は烏山川緑道の起点から遡上して、無名橋-1、三池橋、三宿橋、無名橋-2、多聞寺橋、三宿神社橋、下ノ谷橋、山中橋、一善橋、八幡橋、太子橋、前田橋、弁天橋までの紹介です。
本日も小田急線下北沢駅付近のシェアサイクル利用で、駅から南300m程に在る、チャリポート(SANパーク下北沢4)に行きます。借りたチャリはBATT残が残り2目盛り、途中の三軒茶屋駅付近にチャリポートが3箇所(35台)在るので其処でチャリ交換しましょう。では、チャリを解錠して、南東約1.2km先の烏山川緑道起点まで出発します。




緑道起点から40m上流に架かるのが無銘板橋梁の『#01無名橋-1』です。左岸の世田谷区三宿2丁目と右岸の世田谷区池尻3丁目とを結び、一般道(人道専用)が通ります。



 名称:無名橋-1
 構造種別:1径間鈑桁
 緑道起点からの距離:0.04km
 橋の長さ:約2m
 有効幅員:約1.5m
 完成:不明



無名橋-1から50m上流に架かるのが『#02三池(みいけ)橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区三宿2丁目と右岸の世田谷区池尻3丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:三池橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:0.09km
 橋の長さ:約5m
 有効幅員:約4m
 完成:不明



三池橋から60m上流に架かるのが『#03三宿橋』です。左岸の世田谷区三宿2丁目と右岸の世田谷区池尻3丁目・三宿1丁目とを結び、都道420号線が通ります。上流にオブジェ■「華」作:菊池一雄、1992年(H4)が設置されています。



 名称:三宿橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:0.15km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約18m
 完成:不明



三宿橋から80m上流に架かるのが『#04無名橋-2』です。左岸の世田谷区三宿2丁目と右岸の世田谷区三宿1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:無名橋-2
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:0.23km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約4m
 完成:不明

無名橋-2から120m上流に架かるのが『#05多聞寺橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区三宿2丁目と右岸の世田谷区三宿1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:多聞寺橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:0.35km
 橋の長さ:約10m
 有効幅員:約9m
 完成:不明

多聞寺橋から80m程進むと、右手に三宿神社の鳥居が見えます。此処に在った多聞寺は、明治初期の廃仏毀釈により廃寺となり、毘沙門堂の前に拝殿を増築して1885年(M18)に、三宿神社が建立されたと云われています。祭神:宇迦能御魂命、毘沙門天(大物主神)、所在:世田谷区三宿2-27-6。旧狛犬は1926年(T15)の建立です。






三宿神社前に無名橋が在ります、神社前なので『#06三宿神社橋』としておきます。多聞寺橋から110m上流に架かります。此の橋も、左岸の世田谷区三宿2丁目と右岸の世田谷区三宿1丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:三宿神社橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:0.46km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約4m
 完成:不明

三宿神社橋から250m上流に架かるのが『#07下ノ谷橋』です。左岸の世田谷区三宿2丁目・太子堂3丁目と右岸の世田谷区三宿1丁目・太子堂2丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:下ノ谷橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:0.71km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約4m
 完成:不明



下ノ谷橋を左岸側に渡り、北西170m程に在る、真言宗豊山派寺院の円泉寺へ行きます。賢恵僧都が大和国久米寺から聖徳太子像と十一面観世音菩薩像を背負って関東に下向し、1597年(文禄5)現在地に円泉寺を創建したと云われています。山号:聖王山、院号:法明院、本尊:不動明王立像及び二童子像、所在:世田谷区太子堂3-30-8。玉川八十八ケ所霊場の51番札所です。




烏山川緑道に戻ります。下ノ谷橋から150m上流に架かるのが『#08山中橋』です。左岸の世田谷区太子堂3丁目と右岸の世田谷区太子堂2丁目とを結び、一般道が通ります。橋脇に、せたがや百景「太子堂下ノ谷界隈」の説明碑が在りました。付近に下の谷商店街が在り、下町情緒がある懐かしい雰囲気の店が並び、朝市も立ち、賑わうそうです。



 名称:山中橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:0.86km
 橋の長さ:約11m
 有効幅員:約4m
 完成:不明



山中橋から40m上流に架かるのが『#09一善橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区太子堂3丁目と右岸の世田谷区太子堂2丁目とを結び、一般道が通ります。親水池の淵で、カルガモがお休み中ですが、薄目がちの狸寝入りですね。



 名称:一善橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:0.9km
 橋の長さ:約13m
 有効幅員:約6m
 完成:不明



一善橋から180m上流に架かるのが『#10八幡橋』です。此の橋も、左岸の世田谷区太子堂3丁目と右岸の世田谷区太子堂2丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:八幡橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.1km
 橋の長さ:約11m
 有効幅員:約6m
 完成:不明

八幡橋から20m上流に架かるのが『#11太子橋』です。左岸の世田谷区太子堂3丁目・5丁目と右岸の世田谷区太子堂2丁目・4丁目とを結び、一般道が通ります。



 名称:太子橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.2km
 橋の長さ:約9m
 有効幅員:約6m
 完成:不明



太子橋から20m上流に架かるのが『#12前田橋』です。左岸の世田谷区太子堂5丁目と右岸の世田谷区太子堂4丁目とを結び、一般道が通ります。

 名称:前田橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.2km
 橋の長さ:約8m
 有効幅員:約6m
 完成:不明

前田橋を右岸側に渡り、南250m程に在るファミマ三軒茶屋駅前店へ行きます。店の脇にシェアサイクルポートが在り、取り敢えずBATT残が少なくなったチャリを返却します。SANパーク 下北沢4からの利用時間、1h47m、630円でした。引き続き利用するので、BATT残がフルのチャリを予約しておきます。


ファミマの西隣に、天台宗寺院の教学院が在ります。1604年(慶長9)に玄応大和尚が江戸城内紅葉山に創建、後に各地を移転され1908年(M41)第17世権僧正寛葆大和尚の代に、現在地に移転しています。山号:竹園山、寺号:最勝寺、本尊:阿弥陀如来像、所在:世田谷区太子堂4-15-1。関東三十六不動の16番、東京三十三観音霊場の10番札所です。境内の名木「チシャノキ」は樹齢150年以上の古木です。




ファミマに戻り、予約のチャリに乗り換えて、遡上続行です。緑道に戻り、前田橋から110m上流に架かるのが『#13弁天橋』で、今回終着地点の橋になります。此の橋も、左岸の世田谷区太子堂5丁目と右岸の世田谷区太子堂4丁目とを結び、一般道が通ります。橋脇に御衣黄桜が植栽されていますね、何時見ても面白い咲き方(色付)をするね。

 名称:弁天橋
 構造種別:1連ボックスカルバート
 緑道起点からの距離:1.3km
 橋の長さ:約4m
 有効幅員:約6m
 完成:不明



>>>後書き<<<
次回は弁天橋から継続遡上して、西山橋、水車橋、昭和橋、耕整橋、下堰橋、稲荷橋、宮下橋、若林橋、天神橋、中堰橋、谷中橋、本村橋、松陰橋、厚徳橋、杉大門橋、山堰橋、勝橋までの紹介になります。

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  1. 2024/06/21(金) 00:00:00|
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