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次回アップ予定:Spot-36 大阪『関空&四天王寺』(09/23 12:00)
【9月8日:ハロン湾観光】ハノイ滞在3日目、本日は世界自然遺産のハロン湾観光、ロビー集合は8:00です。ホテルのベッドは、自分には長さが少し短いので、斜めに寝ています(笑)。バスルームはジャグジー付き、でもね、お湯は全開しても38℃位でヌルイんですよ、残念!トイレの脇にミニシャワーが付いています、ウォシュレットの代わりかい?バスタブに試しで発射、Wao~、勢い良くブシュッと出て来て水量調整が難しく、超危険なので止めました(爆)。電源コンセントは200VのBF-Type、洗面所に日本と同じA-Typeが1口在ったけど、BF→Aの変換プラグがあると便利ですよ。部屋のミニ冷蔵庫にビール、コーラ、ミネラルウォーターが入っていますが\200~\300、洗面所に置いて在る330mlのミネラルウォーターは無料なので、冷蔵庫の隙間に押し込んで冷やしてやります(笑)。ベトナムのお金はドン(DONG)、2万VDNが約100円のレートでした。帰国してから円への両替は高い手数料込みで損しますので使い切る範囲で両替するか、最初からUS$で行かれる方が良いです。お釣りの少額紙幣は両替出来ないので、お土産だね。
朝食は昨日、食べ過ぎたので軽めです、黒いツブツブが入った果物はドラゴンフルーツです。チャンアンで見掛けた珍しい花。前回、紹介出来なかったので此処に載せますね。花弁が取れたハイビスカスの様な奴、アオイ科フヨウ属のフウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花)、別名フリンジド・ハイビスカスやコーラル・ハイビスカスと呼ばれ、矢張りハイビスカスの一種でした。ネムノキのような葉っぱに咲く赤い花、マメ科のホウオウボク(鳳凰木)でした。
時間になったので専用バスで出発、ランハ通りから20号線に入ります。道路標識にもChú ý(チューイ)=注意が表示されていました「赤信号 右折可 注意」です。高速アジアハイウェイ14号(AH14)を走行中、又 来たよ、昨日より強烈なスコールです。1時間程走行した後の休憩場所では晴天になっています、天候読めないね。18号線で一路、ハロン湾を目指します。途中に面白い道路標識が在りました。ホテル在りますかい?(笑)いいえ、此処から市街地なので速度制限40km/h、市街地が終わると70km/hまでOKの意味だそうです。
車窓から道路脇のお店をパチリ、色々在りましたが判る奴だけ載せます。洋品店と家電品販売店、ケーキ屋に携帯売り、瓦も売っていますね。ベトナムの菅笠、ノンラーをヘルメット代わりにした、お姉さんがバスを抜いて行きます。菅笠OK、ダメでしょ?次に見たお姉さんはノンラーの上にメットを被せています、何でもありか!(爆)。バイクには荷物スタンドを付けて乗る物は何でも運びますね、後ろの路上に立っている女性は路線バス待ち、郊外ではフリー乗車区間になるそうです。
途中の休憩を挟んで約4時間でクアンニン省のハロン湾に到着です。トゥアンチャウ(Tuần Châu)島へ渡る橋を進むと、島の南端に漁港を改良した船乗り場が在ります。チケットはハロン湾の入域料12万VDNと、其の中に在る鍾乳洞どれか一つの入場料5万VDNがセットになった合計17万VDN(約\850)です(食事は別料金)。乗船したクルーズ船は並んでいる船の手前から2番目で、手前の船と同じ形で船尾両脇には、ぼろいトイレも付いていますよ(笑)。
ハロン湾も前回紹介したチャンアンと同じカルスト地形ですが、11~12万年前から土地が沈降して海に飲み込まれ、やがてタワー状の奇岩のみが、ぽっかりと浮かぶ現在の景観が完成しています。竜が舞い降りる湾=ハロン湾と命名されており、クアンニン省ハロン市からバンドン郡の一部まで広がる面積1553平方kmの湾で、奇岩から成る小島が約2000在り、島には公開されている洞窟(鍾乳洞)が8つ程在ります。此れは、あとでね。
昼食はハロン湾内の景色を眺めながら船内で戴きます。肉ジャガ人参スープ、肉はクセが有るのでヤギ?スパイスを掛けると不思議と旨くなります、他には魚介類のパレード、どれも旨いね。途中で小形漁船が横付けされて乱入、シージャックだ!いいえ、漁師が魚介を入れたタライを持ち込んで、「買って下さいシステム」の始まりです(笑)。買うと船内で調理してくれます。買わなくても料理が沢山出て来るので、お腹一杯になりますよ。見ているだけで、涎が出て来るので小さいサムネイルで載せますね。
海に浮かぶ奇岩には名前が付いているそうで、ガイドさんが教えてくれた奴だけ載せます。夫婦岩、ゴリラ岩にイヌ岩、見たまんまで、云われなくても判るね(笑)。島の陰に漁船が並列して見えます、軍団かい?漁師の水上村落です。三層客室のクルーズ船(バーヤ号)、高級タイプだな。ハロン湾内には四層客室造りの超豪華船(アウコー号)も在り、泊まれるそうですよ。どんな人が乗るんだろうね。
昼食も終わり、14:15分頃に船着き場から直線で3km程、一番近い鍾乳洞が在るダウゴー(Đầu Gỗ)島に上陸します。此の島にはダウゴー洞窟とティエンクン(Thiên Cung)洞窟が在りますが、寄るのはティエンクン洞窟で、Thiên=天、Cung=宮、động=洞という意味です。
橋を渡ると階段、150段上るそうです。キツイね、鍾乳洞と云えばヒンヤリですよね、ところが此処は湿度が高くてムシムシ状態、汗が止まりません。写真を撮りながら休憩、暑いよ~!内部は高さ20m程、通路の階段を100段程上がり降りします。カラフル過ぎるライトアップ、幻想的で時間を忘れますね。
鍾乳洞内を30分程見学して船に戻ります。帰りは下り階段なので楽ですが、濡れているので足元注意ですよ。船着き場まで40分程揺られてから、待機しているバスに乗車。又、同じ工程を4時間程掛けて市内に戻ります。疲れましたので、寝ますよ(グー)。
22:00過ぎにハノイの目抜き通りLe Duan通りに面する日航ホテル内の「弁慶」で夕食、久し振りの和食だね。ベトナム料理も良いけど、矢張り醤油味は落ち着くね。締めは可愛い鰻と味噌汁、白米が美味しかったね。バスでホテルに帰還、風呂に入ってバタンキューです。
此処で切るとブログ的には都合良いんだけど、最終日の内容に目玉が無いので、どうするかな?ん~、繋げちゃえ!(笑)。
【9月9日:ハノイ市内観光】と云う事で、ハノイ滞在4日目、早くもベトナム最終目です。最後なので朝食はフォーの食べ納めにするかな。昨日紹介したマメ科のホウオウボク(鳳凰木)、豆が成っていました。フジの豆に似ているけど鞘の長さが40cm程ありデカイです。でも、豆は小さくてマズイそうですよ。
本日午前中は、リンダム湖、ソンホン川を渡り、1時間程郊外に在る資材メーカーの現地工場視察。個人的には面白く興味ある内容でしたが割愛しますね。代わりにハノイの風景を少し紹介します、市内の土地は高価な為、建築は効率良い4~6階建てが当たり前。隣家との境までピッタリと建てるので側壁に基本、窓無しになります。家庭ゴミは場所に関係なく道路際に出され、清掃員が台車で回収して集積場所に集めた後、収集車で回収されています。従って、市内を散策していると綺麗な通りと、汚い通りの二通り見受けられます。郊外に行くと交通ルールも緩いのか逆走する奴が多いね、水牛の団体も逆走、此方は車が避けています(笑)。
市内に戻り昼食(中華飲茶)を摂った後、市内観光です。先ずは、文廟(孔子廟)入場料は3万VDNです。文廟は1070年、李朝第三代皇帝リー・タイントンが建立したと云われています。其の後、1076年に国内初の大学・国子監が敷地内に置かれ、王族・貴族の子弟や官僚が学んでおり、学問にご利益のある場所として人気が有るそうです。入口の文廟門は、仏教寺院で見られる二つ屋根の三関門で、後黎朝後期に木造から石造りに建て替えられたと云われています。文廟門両脇に後黎朝時代の一対の龍の石の彫刻が在り、門を潜ると反対側にも阮朝時代に造られた龍の彫刻が在ります。時代が変わると龍の姿も変わるんだね。
文廟門を潜り裏側から上を見上げると、孔子と4人の弟子が彫られています、梵鐘の下辺りです。文廟の先に
伸びる道は、バッチャン焼きのレンガで敷かれた「皇帝の道(Hoàng Đạo)」で、両脇に蓮池、正面に見える門が大中門です。屋根飾りの鯉、険しい滝を登ると竜に成ると云われている登竜門ですね。両脇に小さい門も在ります、成徳の門。反対側に達才の門も在ります。
大中門の先に在るのが奎文(けいぶん)閣です。1805年阮朝時代の建立で、四方に奎星を象徴した丸い窓が2階に見えます。「奎星」は文学を掌る星と云われています。奎文閣を潜ると、天光と云う池が在り、太陽の光が池面に反射して碑文を照らし出すそうです。天光池の両側には82の石碑「進士題名碑」が亀趺(きふ:亀形の石台)に乗って並んでいます。進士とは、官吏登用試験である科挙に合格した人の事です。池の周りに薄紫の綺麗な花が咲いています、何だろうね。キツネノマゴ科ルイラソウ属常緑小低木の柳葉ルイラソウで、日本でも九州、沖縄で見られるそうです。
次の大成門を潜ると「大拝の庭」に出ます、手前に香炉と左右に狛犬が鎮座しています。奥に見えるのが大聖殿、中に拝堂の祭壇と「萬世師表」の題額が見えます。
大聖殿の裏手、左右に小さなガードの石像が立つ啓聖門を入ると、ベトナム最古の大学として歴史に刻まれている国子監です。国子監は1076年に時の皇帝リー・ニャン・トン(Ly Nhan Tong)による建立ですが、1946年の抗仏戦争で破壊され、現在の建物は2000年の再建です。中に国子監の教師だったチュウ・ヴァン・アン(朱文安:Chu Văn An)の座像が祀られています。文廟で初めて見る花、後でググルとキョウチクトウ科のプルメリア、熱帯性の花でした。
次に北1km程に在るホーチミン廟の予定でしたが、工事中の為、外観だけです。1975年完成の建物で、永久保存処置を施されたホーチミンの遺体が安置されているそうです。入口に護衛兵が立ち、手前の黄色の線から中に入ると、撃たれます(嘘)、注意されます(笑)。近くにゴレンシの花が咲いています。馴染みが無いですね、でも実のスターフルーツは聞いた事が有りますよね、切ると星型になる奴ですよ。
次は、東2km程に在るホアンキエム湖北側に広がる旧市街の散策です。ハンザウ通り(Hàng Dầu)からハンビ通り(Hàng Bè)、ザーグー通り(Gia Ngư)などをグルグルと2km程廻って戻りました。店は同じ品を売る店が数件横並びの形態が続き、街全体がスーパーマーケットの様相、野菜を買いたい時は野菜通りに行く、てっ感じですね。買い物もしたかったんだけど、団体行動なので逸れると厄介なので見るだけ、自由行動で行きたかったね。八百屋に並ぶ此方の果物、リュウガン、ドラゴンフルーツ、マンゴスチン、ランブータンにバンレイシ、何がどれだか判りますか。
帰りに市街地に在る、タンロン水上人形劇を鑑賞。元々は農作物の収穫を祝い、水田や水辺で演じられていた劇で、水を張ったステージの裏手から竹筒に付けられた人形を糸で操る仕組みです。演目の撮影は有料の撮影券を購入しなければいけないとの事で、最初の伝統楽器の演奏だけ、コソッとパチリです(笑)。
以上で市街観光は終わり、市内のレストランにて夕食兼解散式を終えて、ノイバイ国際空港へ直行。定刻00:05発、関空に6:40到着。観光地へのバス移動が大変でしたが、天候も大崩れ無く、初めてのベトナムは結構楽しめました。同行戴いたスタッフの方々、並びに道中お相手戴いた皆様、有難う御座いました、機会が有りましたら又、御同行したいですね(笑)。
>>>後書き<<<
通関で荷物を受け取り、第一ターミナルに戻ったのが朝の7時過ぎ。折角、関空に来たのに其のまま素通りするのは味気ないので、展望ホールからの空撮にトライ、更に帰路途中の天王寺駅で下車して、四天王寺を見学して来ました。なので、次回も関空と四天王寺を引き続きSpotで紹介します。
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次回アップ予定:Spot-35 ベトナム『ハノイ/ハロン湾』(09/20 12:00)
今回は、ベトナム/ハノイに観光に行って来ましたので、チャンアン&ホアルー、ハロン湾などの世界遺産をSpotで紹介します。兄が外装関係の会社を経営しており、資材メーカー代理店会主催の優待旅行へ度々呼ばれているそうで、今回のベトナム観光は既に行っているので、代わりに行くかい?と云われ、即決しました(笑)。日程は9月6日~10日の3泊5日、出発地は関西空港、早朝便です。関空第一ターミナル集合8:30か、早いね。7:05発の羽田空港から飛んでもギリギリだし、台風も来ているので、大阪駅前のビジネスホテルにでも前泊するかな。早速、格安ホテルを検索して予約したら、1週間前に関空近くのホテルが予約してあるので利用して下さいとの連絡が幹事会社から有りました。え~、早く云ってよ。ん、宿泊料金はセット込みだと、ならば良いか(笑)。
【9月5日:前泊】久し振りに東海道新幹線に乗り新大阪駅から大阪駅経由JR大阪環状線で関空近くの、りんくうタウン駅で下車して指定ホテルに18:00にチェックイン。自宅から5時間、疲れたので夕食を摂り寝ます。
【9月6日:関空発ハノイ着】昨日は早く就寝したので5:00に目覚め起床、朝食(6:30~)まで時間があるので付近を散歩します。雨は上がり雲も取れてきているけど、問題は現地の天候だよね。ハノイの6~9月は雨季、天気予報では全開の傘マークが毎日付いており、行く前からテンションだだ下がりです(笑)。りんくうタウン駅に隣接する、りんくうゲートタワービルは高さ256.1mで、あべのハルカス(300m)、横浜ランドマークタワー(296.3m)に続く日本で3番目の高さです。駅から北へ500m行くと、りんくう公園。途中に阪神高速4号湾岸線が頭上を走り、関西国際空港連絡橋で関空へと続いています。南西に見える田尻スカイブリッジは田尻漁港を跨ぐ全長338.1mの斜張橋ですね。1時間程ブラブラと散策、ホテルに戻って朝食を摂り、暫し待機です。
ホテルから8:05分発のシャトルバスで関西空港に到着、4Fの団体受付カウンターでEチケットを受け取り搭乗手続きへ、同じ時間にホーチミンへ飛ぶ便も有りベトナム航空のカウンターは長蛇の列です。20分程並んでチェックイン完了、今回のGr41名が揃うまで待合室で待機して簡単な渡航説明を受けます。時間に成り保安検査と通関へ、何故か何時も緊張します(笑)。ウィングシャトルで28GATEへ、定刻にホーチミン行き(AIRBUS-A330-200)に続いてエプロンに、此方の機材は最大飛行距離が半分程のA321-200。座席は窓側の34Aで、フラップの動作が見えてラッキー!
離陸して1時間程で飲物サービス、ビールでも飲むか、ベトナムビールHALIDAです。クセが無く飲みやすいね、つまみはOtsumamiです(笑)。1時間後に昼飯、和食をオーダーしました。豚角煮に煮物、キンピラに茄子の煮浸しなどでした。下界は早くも中国大陸上空です。快晴で陽射しが強く、窓のシェードを閉められ消灯されたので2時間半程寝ます。着陸30分程前に室内照明が点き、なんちゃらかんちゃらアナウンスで起こされました。翼のスポイラーが起き上がり下降開始です。
ノイバイ国際空港までは直行便で約5時間の15:05分着、時差は-2時間です。以下、時間は現地時間で表示しますね。通関を抜けて荷物を受け取り、14:10分にツアー専用バスで宿泊先へ直行します。空港から南に17km程、紅河(ソンホン川)に架かる斜張橋であるニャッタン橋を渡ります、IHIインフラシステムと三井住友建設の共同企業体が受注し、日本の政府開発援助(円借款)によって建設された橋です。後で知りましたが、世界最大級の6径間連続鋼桁斜張橋(橋梁部1500m)だそうで、全体の写真を撮りたかったな(残念)。ニャッタン橋から南7km程のFORTUNA HOTEL HANOIに到着です。途中の車窓から見える景色で驚くのが、バイクだらけの交通事情と、建築ブームで建てかけ中の建物、なんと木筋コンクリート造り。他で見掛けた奴も殆んど此のタイプです。地震が少ない国とは云え、横揺れの大きいのが来たら、一発だよね(怖)。
ニャッタン橋、橋好きとしては皆さんにもご覧頂きたいので、主橋梁部の詳細設計および施工監理を実施した、大日本コンサルタント㈱のHP(http://www.ne-con.co.jp/)から橋の絵を引用させて頂きましました。
40分程でホテル「FORTUNA HOTEL HANOI」に到着。7Fのシングル、喫煙OKの部屋です。窓の下にプールも見えます、海パンあれば泳いでも良いけど、人に見せられるボディじゃないので遠慮しておきます(笑)。荷物を整理して部屋のチェック完了。18:30からツアー元主催のウェルカムパーティーです。ベトナム料理にビールを飲みながら、歓談。代理参加なので面識が無い人ばかり、アルコールが回るまで少し緊張でした(笑)。ベトナム料理は全般的にクセも無く、中華に似た味付けで旨いね。パクチー等の香草類は好きなので、抵抗なく戴けました。料理の合間にベトナムダンサーによる踊り、東洋系の美人揃いですね(選抜かな?)。22:00頃に部屋に戻って、風呂に浸かり、TV(NHKが写ります)を観ていると、瞼が重くなり24:00就寝です。
【9月7日:チャンアン、ホアルー観光】5:00頃起床。枕が軟らか過ぎて頭が爆発しているので、朝シャンです。窓の外は曇天、何時雨が降ってもおかしくない空模様だね。朝食は2Fレストランで6:00から、バイキング形式でフォーに目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、ハムにサラダをチョイス。本場のフォー、旨いね!パクチーもっと入れても良いね。本日はオプショナルツアーで、ロビー集合8:00、時間が未だあるので付近を散策します。通勤時間のピークに入った様で路上にはバイクが縦列、流れが切れないね。ホテルを前方歩道から撮りたいんだけど、道路を渡るタイミングが判りません。聴くところによると、バイクは向こうから避けてくれるので、車だけ気を付ければ良いとの事ですが、スマホながら運転や逆走する奴もいるし、危険なので止めます。Googleのストリートビューで付近を見ると、ランハ通りを南西に500m程行くと陸橋が架かっていて、此れで渡れるね。と云う事で散策開始、直ぐに陸橋が見えて来ました。陸橋の右手前にインディラ・ガンジー公園の入口が見えます。中から賑やかな音楽が聴こえ、お姉ちゃん、おばちゃんが軽快に踊っているよ、朝のラジオ体操だそうです。
陸橋上から見た車の流れ、凄い数のバイクだね、朝の通勤ピークは7~8時で、現在7時前なので少しは空いている時間帯なのかな。ハノイに登録されているオートバイが約4百万台、4輪車両が1/10の35万台。人口の10人に7人が保有、免許が取れない低学生はチャリ通学です。流石に怪我を覚悟で、ポケモンGOやっている奴いないね(笑)。今日は曇りだけど気温は28℃、涼しい筈なのに蒸し暑いよ。そう、湿度が90%RH近いからです。汗がダラダラで肌着がビッショリ、帰ってシャワータイムです。
サッパリしてからロビーに集合。此処から南85km程、ニンビン省に在る複合世界遺産のチャンアンへ、マイクロバスで出発です。市内は相変わらずバイクだらけ、隙間があればドンドン割り込んで来るね。2回程バイクが転倒している場面を見ましたが、事故も多いんだろうね。因みにベトナムでの交通事故死亡者は平均で1日35人だそうです。車窓から見える建設中の高層ビル、此れは流石に竹筋じゃなくて鉄筋コンクリート造りですね。でも、鉄筋が細いね。国道1号線に入ってほどなくポツポツと来て、あっと云う間に豪雨。今日は観光中止かい?いいえ、スコールなので直ぐに止みますとの事。途中休憩を挟んで、約4時間でチャンアンに到着です。
名勝・遺跡群のチャンアンは2014年登録のベトナムで8番目の世界遺産で、正式には文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えた複合世界遺産です。雨は一旦止みましたが上空には雨雲が残り、また降るのかな?傘とカッパ持参なのでノープロブレム、有料トイレ(2000VDN=\10)に寄ってから船着き場へ移動します。チケット売り場入口の橋の下に睡蓮が咲いています。日本で見る種類と違うね、レッド系です。
此の付近は2億5千万年前には海底で、長年に亘り降り積もった海洋生物の死骸が分厚い石灰層を生み出し、此れが隆起してインドシナ半島の一部となったそうです。石灰岩は水に溶けやすく、川の流れや風雨の浸食を受け、数百万年を掛けて渓谷や奇岩・奇峰となり、地下水の流れにより無数の洞窟が生まれたカルスト地形ですね。因みに渓谷は30以上、洞窟は48箇所在り、クルーズで潜る洞窟は4~9箇所です。平底の小舟に乗りライフジャケットを装着、湿気で蒸し暑いのに更に暑くなります(笑)。船頭さんは全て女性で、後ろに乗られて押漕ぎで進みます。定員は5名、水深は1.5m程なので落ちても足が着くね。切り立った渓谷の中を進んで行きます、青空だったら最高なんだけど、ガスっている景色も神秘的で悪くはないね。
斜面にヤギが沢山います、野生なのかな?15分程で左手に「長安突府」の扁額が掛かる寺院、昔の高官が立てたと云われているトリン寺です。上がれる様ですが今回のツアーでは通過です。其の先の斜面上にも寺院が見えます、此れは手掛かりも見えず不明です。渓谷が狭まった場所で、先行の舟が右手に進路変更、突き当りの洞窟に愈々進入です。最初はトイ(Toi)洞窟:320mです、其の前に船頭さんから座席から舟底に座り直せと、身振り手振りで、なんちゃらかんちゃらと指示が有りました。洞窟に入ると、船頭さんが背中をツンツンと突き、チューイと云いながら頭上から出張っている岩を避ける為に、頭を下げろとの事。なんだ、日本語判るんだ。後で知りましたが、ベトナム語のChú ý(チューイ)は注意、中国からの漢語が語源なので、似ている言葉が有るそうです。それにしても天井、低いね(雨季で水位が上がっているそうです)。何箇所かの曲がり角では壁が頭に接近して来るので斜めったり、上からの水滴は体を捩じったりして避けるので、良い運動に成るね(笑)。洞窟を出ると直ぐに2番目のサン(Sang)洞窟、此奴は長さ10mなので直ぐ出口です。
湖面に出ると水鳥も見られます、カイツブリですね。3番目はナウルオウ(Nau Ruou)洞窟、此れはプレートが撮れなかったので長さ不明、短かったね。洞窟を出てトラン寺の案内板が見えましたが、矢印とは反対方向へ進み寄らないみたいです。10分程で最後のバージョット(Ba Giot)洞窟へ入ります。此れは50m程だったかな、記憶に在りません(笑)。ホン寺の脇を通り、後は戻るだけ、船頭さんも疲れてきているので、全員で船内に在るパドルを持って手助け、20分程で船着き場に帰還、合計1時間半のクルーズでした。最後は疲れたね。
船着き場付近に日本でも見るゲンペイクサギが咲いていました、鐘状の白い萼に濃赤の花冠が綺麗だね。シソ科クサギ属で源氏の白旗と平家の赤旗に見立てた命名です。枝から気根が垂れ下がっているのはガジュマルですね。幹から直接、緑色の実が成る木が在りました。なんじゃ此れ?帰宅してからググルと、フクベノキ(ノウゼンカズラ科)で果皮は堅く、マラカス、調味料入れや器、工芸品・装飾品などに使用されるそうです。
バスで40分程市内に移動して、少し遅い昼食です。ニンビン省の名物はヤギ肉料理です、崖の上に居た奴だな(笑)。クセが有るけどスパイスや香草と一緒に食べると美味になります。肉の下に隠れて良く見えませんが、リモノフィラと云う香草でした。ピリとした辛味と苦味が有り、他の人には不評でしたけど、自分は大丈夫でした(笑)。他に野菜炒め、酢豚に近い奴、デザートはベトナムのバナナ、ずんぐりむっくりで味は甘さ控えめ爽やかで美味でした。
次にチャンアンから北2.5km程に在る、ホアルーへ行きます。古代より、ベトナム北部は漢や隋、唐などの中国王朝の支配下にあり、此の支配から脱したのが10~11世紀ベトナム王朝の呉朝、丁朝、前黎朝、李朝です。ホアルー周辺は奇岩・奇峰が連なる天然の要塞で、ディン・ボ・リン(Đinh Bộ Lĩnh)は此処に城壁を巡らせて首都と定め、968年に丁朝を打ち立てた初代皇帝で、霊廟ディン・ティエン・ホアンとして祀られており、お墓は、霊廟の西側の山頂に在るそうです。其の後、1010年にハノイのタンロンへ遷都され、ホアルーは古都になりました。小雨が降ってきましたね。石橋を渡りディン・ティエン・ホアン廟の東門から入ります。参道脇には蓮池、少し小振りなアヒルも群れていますね。
200m程進むと左手に廟門が在り、門の上には「北門鎖鑰」と書かれています。外敵の侵入を防ぐ要地を意味する言葉です。古代より中国文化の影響を受けている為、建築様式や装飾にも中国の雰囲気が出ています。中門を2つ潜ると門柱が見え、其の先に本堂が在ります。手前に玉座、周囲にも龍が配置されています。
>>>後書き<<<
北側に次の王朝である前黎朝の初代皇帝レ・ダイ・ハン(Lê Đại Hành)廟も在りますが、今回は寄らないみたいです。ホテルへ3時間程バスに揺られて戻り、夕食は19:00頃から市内で戴きました。食材の絵は撮り忘れました(笑)。長文に成ってしまいましたので此処で一旦切り、次回は、世界自然遺産のハロン湾を中心に紹介します。
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Author:mark60
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