ゴッド・オブ・ウォー(PS2) 感想
 前からすげぇすげぇ言っていて、そういえば感想を書いていなかったので書いてみる。

 ゴッドオブウォーとは
 ゴッドオブウォーは、SCEサンタモニカスタジオが作成した、ギリシャ神話ベースのアクションゲーム。日本じゃ知名度が低いけどアメリカじゃ馬鹿売れでゲームオブジイヤーを獲っている。
 プレイヤーの立ち位置に応じてカメラワークが自動に決定されるタイプで、画像表現のレベルが高い。(センス、プログラム共に)既に2がでているし、1はベスト版も出てるので、安く購入できてお得。
 ムキムキマッチョメンが、武器振り回して、モンス切り刻んで、血飛沫撒き散らして、パズルをとく。というのが解り易いゲーム説明か。身内では筋肉ゼルダ呼ばわりしている。

 説明書を読まないで遊べる親切さがあり、イージーモードがちゃんとヌルイので洋ゲー的な厳しさが無い。死んでも直前からやり直せる、小技が利いていて飽きさせ難いと、非常に良く出来てる。
 なんというか、かつて日本の独壇場だった、手触り部分が大変こなれていて、もうゲームの本場が日本に無い印象を抱かせる。もともと俺が洋ゲーだのFPSだのコテコテが好きなのをさっぴいても。

 以下特徴的なところを。

 でかいボス
 でかい。かなりデカイ。このゲームを派手にしている重要な要素。

 CSアタック
 特定の条件で発動し、画面に現れるアイコンの操作指示に合わせて操作することで、リアルタイムデモ的な派手な攻撃を繰り出す。
 音ゲー的というか、LDゲー的というか、わりと日本人が持ってきそうなシステムを、リアルタイムゲーム中に組み込んでアクセントとして扱うなど、洋ゲーとは思えない。かなり上手い。
 正直、このシステムを知ったときは、あんまり感心しなかったが(ゲーム側にプレイヤー動作を縛られるので)実際は、かなりうまくゲームに溶け込ませてある。
 ボーナスが入ったり、演出自体が首をもぎったり、剣を突き立てたりと、残虐行為手当な感じかつ、その種類が豊富なのも含め、狙いたいと思わせる要素が強い。

 過激表現
 セックス&バイオレンスでいい感じなんだけど、残念ながら北米版より日本版は表現が抑えられている。(民間人殺戮による体力回復がオミット、エロ抑え目など)
 海外版のムービーを見て、これだー!と思って買った人には物足りない。(俺だ)
 とはいえ、コマンド入力によるベッドシーンとか、笑い話として抑える必要のある所は日本版も抑えてある。

 ということで
非常に丁寧に作られているゲーム。
 マップデータをどうやって作ったかを考えるだけでアタマが痛い。
 設計者は間違いなく頭がいいし、ゲームを分解してどのようにデータにすべきかを考える能力に長けている。
 これでも一応商売なんで、どんなゲームでもどういうデータ構造でどう作ったかの想像はある程度つくんだけど、このゲームはなかなか確信が持て無い。多分こういうデータ持ちなんだろうなーどまり。

 好き嫌いはあると思うし、受け付けない人も多いと思うけど、わりとオススメ。
 ゲーム関係者は注目してた人多いんじゃないかな。古いゲームだけど今見て見劣りがしない。

2008/02/05(火) 07:48:03| 固定リンク|日記| トラックバック:0 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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