PS4の情報が出てきた。
先にまとめておく。
■夢が無い
■ゲーマーを向いてる
■日本市場は見てない
こういう印象を受けた。
先にまとめておく。
■夢が無い
■ゲーマーを向いてる
■日本市場は見てない
こういう印象を受けた。
■夢が無い
PS3はホームサーバーのポジションを狙ってたと思う。
あとCPU関係に色気をだしてた。
だからゲーム機としてはオーバースペックだったし、なんかいろいろ冗長だった。それはある種の夢でもあった。その夢を見たかった人がどれぐらい居たかは知らないが。
PS4はあんまりその辺に夢を感じない。
ホームサーバーは諦めたし、CPUもフツーな感じ。
個人的にはクラウドストレージとガッツリ連携して、電子書籍や動画DLとかで新しいポジション狙いに行くと良いなとか夢想してたんだけど、そういう感触も無さげ。
手堅いが、夢が無いハードに仕上げて来たなと思う。
せめて開発ネームぐらい夢があるよ良かったのにと思う。
■ゲーマーを向いてる
ブリザード社の取り込みに成功している。この1点だけでもまずはポイントを稼げる。
タッチパネル付きデュアルショックの取ってつけた感はハンパ無いが、あれは実際に便利に使える曲面が多いだろう(FPSのターゲッティングとか、カーソル移動とか)。へんに液晶付けてこなかったのも好感触だ。
歴代据え置きPSに個人的な感想を言えば、
PS1はそのアーキテクチャからして物凄くシンプルで練度の高いゲームハードであった。ゲームを作る事に特化していた。超作りやすかった。
PS2は大変だった。勘弁してほしい感じだった。
あれは、ファミコン→スーパーファミコンの際に任天堂が取ったと言われる「トップハードの開発が難しい事で他ハードへのサードパーティソフトの供給を阻害する戦略(ほんとかよ)」みたいなものが見え隠れする(えぇぇ?)。
それでもPS2は売れに売れた。DVDプレイヤーとして普及のブースターになった。しその逆の効果もあった。世間はPS2を待っていてそこに出た。
開発が簡単か、難しいかなんかは関係無かった。俺には関係があった。
PS3は夢見がちなハードだ。
もはやゲーム機ではないというスタンスもあった。単価も高かった。
いろんな野心がチラチラしていた。なんというかSCEだけじゃなくSONYも含め、掛け金が上がりすぎてめちゃくちゃキツイ博打になっていたんじゃないかと思う。
しかし苦戦はしたが、結果的に生き残った。初期設計の冗長さが多少以上に生き残りに貢献したような気がする。
PS4はその点、堅そうに見える。
ヘンな夢は見ていない。夢っぽい所は大抵ヨソが全部握ってしまったからだろう。
ゲーム機をゲーマー向けに出す。というスタンスを強くとっている。プラスソーシャル。
誰から見ても、ヘンな博打は無いように見える。
夢が無いのはツマランが、変な夢に工数とられてゲームが遊べないゲームハードって事はなさそうだ。
そこはゲーム機を作ろうとしてる感じが伝わる。
楽しいゲームで魅了して欲しい。
■日本市場は見ていない
ブリザード社GETだぜ!つったところで日本のライトユーザーはピンと来まい。
マークサニーがニコニコしていたが、日本の技術者の顔は見えてこない。
特に据え置き型はアメリカ市場ぐらいしかデカイ市場が無いので発表もアメリカになってしまった。日本向けのサービスが強かった時代とは違う。
任天堂だって海外市場重視だしどうぶつの森の攻略本だって海外ベースの日本語訳だ。そういう時代だ。どうしようもない。
これに関しては、少子化対策を的確に打てなかった政治の所為なのでSCEに文句を言ってもせん無き事だ。
■おまけ
・ムーブコントローラーは微妙な香りが漂う。
少なくともキネクトがフリーハンドで入力出来る時点で、どんな精度で読み取れようがそれはウリにならない気がする。精度高けりゃ勝てるならWiiコンなんて誰も使わぬ。
新しい酒は新しい革袋に。
新しいハードには新しいコントローラーが必要じゃないか。
などと思うが、この辺はキラータイトル1コでひっくり返る。
凄いの出て欲しいと思う。
■蛇足
・俺の先見の明について
言って置くが、俺はかつてDSとの販売競争に敗れて死に体になったPSPを未だ死んでいないと発言し、その後モンハンによってバカ売れして当時の任天堂信者に随分噛み付かれた経験がある。
その程度に先読みができる。(ハードの売上がキラー次第なんてのは、どんなバカでも解る)
今回の感想書いていてそんなことを思い出した。
思い出したが、PS3が純粋な意味での据え置きラストになると思っていた。
もっとネットに溶け込んでハード自体の意味合いが薄れるだろうという想定と、当然ハードはまだ出るがプレイヤーが乗ってこない可能性の2つを読んでいた。前者程は技術の発展はなかったが、後者程はゲームシーンは冷めなかった。
PS3自体、結構ネットに溶け込んだというか、最終的にDVDレンタルやtorone含めわりといいデジタル全般に溶けたハードになったと思うが、PS4はその方向にもっとドロドロになるのを期待していたというのはある。
ちょっと断片情報でクラウド的な強化は聞くので、PS4というハードというより、PS4というサービスってところまでは溶けないかもしれないが、なんかすごいところまで行って欲しい。
時流や時の運がうまく働くといいのだけど。
ちなみに任天堂やMSはまたハードウェアに求めるものが違うので、あそこはまた別の方向に走るだろう。
・俺が欲しいゲーム機
実際、日本市場を向いてるハードってのが本気でなくなってしまったので。
その中で、まだなんとなく横目では日本市場を見ているPS4はマジ頑張って欲しい。
個人的には、冒険はソフトでやってハードは硬くていいと思っている。
いいソフト一本でれば、凄いハードになってくれるハズ。
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