さあ、いよいよ500回目となりましたわけですが、
ここではやっぱり、全国的にも有名な和菓子屋さんに初登場して頂きましょう。
ここまで、虎 屋、鶴屋𠮷信、豊島屋、叶匠寿庵などが登場しましたが、
名古屋随一の老舗であり、美濃忠と共に双璧を成します両口屋是清が満を持して登場。
そぼろ状の村雨を使用した銘菓『をちこち』と、そこから派生した季節折々の棹菓子。
また小さく食べやすい焼菓子三本柱『よも山』、『旅まくら』、『志なの路』があり、
どら焼きの『千なり』があり、まあ、さまざまに定番のお菓子があるわけです。
ということで、そこから取り上げていくべきなのでしょうが、ここはあえて変化球。
最近、新しい切り口や意匠での提案が続く両口屋是清の新味をご紹介したく、
2013年秋に東山動物園の近くにオープンしたスタイリッシュな東山店で、
実際にお召し上がり頂ける甘味『白ぜんざい』をご紹介しましょう!
普段の僕ならば、オープンした新店にはだいたいすぐに伺うのですが、
なかなかタイミングを逃してしまいまして、ようやっとお邪魔したのが昨夏。
まあ、何せ暑いのなんのって、土地勘のない僕は、星ヶ丘三越から徒歩で行っちゃったわけで、
ひと駅くらい大丈夫だと思ったのが最後、まあ、猛暑で汗ダラダラになって、
噂の東山店に辿り着いた時には、もう溶けてしまいそうだったのです。
もう水、水ってところでしたが、そんなお恥ずかしいことはできませんもので、
ひとまず、2階に上がって、お通しのように登場した梅の爽やかなドリンクをひと飲み。
まずは、先に淡いピンク色の『桃かき氷』でガッツリと喉を潤しまして、
爽やかな桃の香りを堪能しました後、そのまま連続技でもう一品。
さあ、本命の『白ぜんざい』をじっくりと頂くと致しましょう。
これがまたイタリアンやフレンチなどで使うようなオシャレな器に、
まるでスープのようにして登場しますわけで、縁にはエディブルフラワーとソース。
まずは、そのままスプーンで掬って、白小豆の風味をしっかりと味わう。
さらりとしていて、優しい甘みを醸し出す白小豆。
まさに白いダイヤモンドのスープってところでございますが、
その底には白小豆の粒がゴロゴロ転がっていますわけで、もう幸せ。
僕の場合、このまま一気に流し込めるほど、全くもって平気なのですが、
確かに、このまま食べ進めると、ちょっと飽きてしまうかもしれません。
そんなところで、別添えされているフランボワーズソースを合わせ、
小豆ほどに主張しない白小豆に、キレイに合わさって行く甘酸っぱい木苺。
もちろん、入れ過ぎには注意ですが、これが見事にマリアージュ。
先日ご紹介した虎 屋のかき氷『青柚子氷』でも、
はっきりとした酸味が、白小豆に優しく包まれてマッチしていたのをご紹介しましたが、
こちらも組合せとしては、共通するところがあり、なかなか素敵。
いやあ、大島千世子さんが女性らしい目線で開発したメニューだけに、
そんな心配りがまた嬉しいひと品ではないでしょうか。
あっ、ちなみに、黒い三角形の屋根が斬新なこちらの店舗は、
建築家の隈 研吾さんによる設計なのだそうです。
ひと際目を引くのはもちろんですが、木材が絶妙な並行空間を成し、
店舗の内外の天井から側壁にも施され、砂利も内外に繋がっているように見える配置。
それは2階の喫茶スペースにも繋がっていて、仕切られてしまった箱ではなく、
建物の中ではあるものの、外界と繋がった広がりを感じられます。
白ぜんざい 1人前 税込810円
桃のかき氷 1人前 税込864円
◆ 東山店/ 愛知県名古屋市千種区東山通4-4-1 1階・2階 TEL: 052-782-1115
◇ 販売店/ 東山店のみ
※ かき氷は夏季限定でのご提供となりますので、ご注意ください。
またメニューが変更になって、お召し上がりになれない場合もあります。
ここではやっぱり、全国的にも有名な和菓子屋さんに初登場して頂きましょう。
ここまで、虎 屋、鶴屋𠮷信、豊島屋、叶匠寿庵などが登場しましたが、
名古屋随一の老舗であり、美濃忠と共に双璧を成します両口屋是清が満を持して登場。
そぼろ状の村雨を使用した銘菓『をちこち』と、そこから派生した季節折々の棹菓子。
また小さく食べやすい焼菓子三本柱『よも山』、『旅まくら』、『志なの路』があり、
どら焼きの『千なり』があり、まあ、さまざまに定番のお菓子があるわけです。
ということで、そこから取り上げていくべきなのでしょうが、ここはあえて変化球。
最近、新しい切り口や意匠での提案が続く両口屋是清の新味をご紹介したく、
2013年秋に東山動物園の近くにオープンしたスタイリッシュな東山店で、
実際にお召し上がり頂ける甘味『白ぜんざい』をご紹介しましょう!
普段の僕ならば、オープンした新店にはだいたいすぐに伺うのですが、
なかなかタイミングを逃してしまいまして、ようやっとお邪魔したのが昨夏。
まあ、何せ暑いのなんのって、土地勘のない僕は、星ヶ丘三越から徒歩で行っちゃったわけで、
ひと駅くらい大丈夫だと思ったのが最後、まあ、猛暑で汗ダラダラになって、
噂の東山店に辿り着いた時には、もう溶けてしまいそうだったのです。
もう水、水ってところでしたが、そんなお恥ずかしいことはできませんもので、
ひとまず、2階に上がって、お通しのように登場した梅の爽やかなドリンクをひと飲み。
まずは、先に淡いピンク色の『桃かき氷』でガッツリと喉を潤しまして、
爽やかな桃の香りを堪能しました後、そのまま連続技でもう一品。
さあ、本命の『白ぜんざい』をじっくりと頂くと致しましょう。
これがまたイタリアンやフレンチなどで使うようなオシャレな器に、
まるでスープのようにして登場しますわけで、縁にはエディブルフラワーとソース。
まずは、そのままスプーンで掬って、白小豆の風味をしっかりと味わう。
さらりとしていて、優しい甘みを醸し出す白小豆。
まさに白いダイヤモンドのスープってところでございますが、
その底には白小豆の粒がゴロゴロ転がっていますわけで、もう幸せ。
僕の場合、このまま一気に流し込めるほど、全くもって平気なのですが、
確かに、このまま食べ進めると、ちょっと飽きてしまうかもしれません。
そんなところで、別添えされているフランボワーズソースを合わせ、
小豆ほどに主張しない白小豆に、キレイに合わさって行く甘酸っぱい木苺。
もちろん、入れ過ぎには注意ですが、これが見事にマリアージュ。
先日ご紹介した虎 屋のかき氷『青柚子氷』でも、
はっきりとした酸味が、白小豆に優しく包まれてマッチしていたのをご紹介しましたが、
こちらも組合せとしては、共通するところがあり、なかなか素敵。
いやあ、大島千世子さんが女性らしい目線で開発したメニューだけに、
そんな心配りがまた嬉しいひと品ではないでしょうか。
あっ、ちなみに、黒い三角形の屋根が斬新なこちらの店舗は、
建築家の隈 研吾さんによる設計なのだそうです。
ひと際目を引くのはもちろんですが、木材が絶妙な並行空間を成し、
店舗の内外の天井から側壁にも施され、砂利も内外に繋がっているように見える配置。
それは2階の喫茶スペースにも繋がっていて、仕切られてしまった箱ではなく、
建物の中ではあるものの、外界と繋がった広がりを感じられます。
白ぜんざい 1人前 税込810円
桃のかき氷 1人前 税込864円
◆ 東山店/ 愛知県名古屋市千種区東山通4-4-1 1階・2階 TEL: 052-782-1115
◇ 販売店/ 東山店のみ
※ かき氷は夏季限定でのご提供となりますので、ご注意ください。
またメニューが変更になって、お召し上がりになれない場合もあります。
コメント
コメント一覧
かき氷も、セイロに盛られていて宇治は西尾産抹茶です‼
お返事遅くなりましてすみません。
暑い夏もすっかり落ち着きまして涼しくなりましたね。
和菓子はグルグル回っている中で、
お茶して休憩することもできるので、
そういう意味では全然疲れることがなく、
八事の茶寮でもひと休みしたことがあります。
やはり、名古屋エリアでは西尾の抹茶ですよね。