2021年03月22日 第2533回 長久堂の『鳰の浮巣』 桜が開花して、お彼岸の真っ最中という、このダブルパンチ。やがて、一週間経過して、もうすぐ桜も満開を迎える頃。急に冷たい雨が降ってきて、窓がドンドン唸るような春の嵐。まだ蕾の桜が多いのが救いではあるけれど、こんなのがまた来たら、一瞬で桜が舞い散ってしまうじ
2015年12月18日 第647回 九重本舗奈良屋の『ここのえ』 ブログネタ:和菓子 に参加中! 東北の菓子で、『九 重』と言えば、仙台の九重本舗玉澤が有名でございます。冬場には、『霜ばしら』の製造に追われ、とっても忙しくなる老舗ですが、実は同じ菓子を作っている老舗が、喜多方にも存在するので、是非ご紹介したいなあと。その名は、九重本舗奈良屋と言いまし
2015年09月21日 第561回 しろ平老舗の『夜明けのハーブ マロウブルーの葛湯』 ブログネタ:和菓子 に参加中! 須永さんへのバルサミコ酢のムチャ振りと同じくして、色が変わるというハーブティーがあるという話を聞いて、これを是非和菓子にしてみたいというそんなお話を頂いて、まあ、やってみよう!と思っちゃったわけでございますよ。そして、まずはそのハーブティーとやらが、どこ
2015年06月01日 第452回 風流堂の『願い星しるこ』と七夕菓子『星まつり』 ブログネタ:和菓子 に参加中! 続いてご紹介しますのが、七夕に最適なお汁粉??もともと汁粉は暑気払いのために、夏に好んで飲まれていたと言います。ということで、この蒸し暑くなった梅雨のジメジメした時にこそ、お汁粉。確かに京都の和菓子屋さんでは、麩焼きや最中生地で包まれた懐中汁粉がたくさん
2015年03月08日 第371回 松屋本店の葛湯『吉野拾遺』と干菓子『吉野懐古』 ブログネタ:和菓子 に参加中! 葛干菓子『吉野懐古』(よしのかいこ)いにしへより古都の奈良は、多くの和歌に詠まれてきました。そして、春の歌に必ず登場しますのが、吉野山の美しい桜でございます。吉野の山全体が薄紅色に染め上がり、まさに桜満開となる春の景色。紅葉で色付く山を見ているように、桜の
2014年11月11日 第257回 桂花園の『丁 葛』 ブログネタ:和菓子 に参加中! 夏場は静かに動いている葛湯たちも、秋になって暑さが落ち着きますと、さまざまな風味を試すことができることもあって、バラ売りされた桂花園の『丁 葛』(ちょうくず)は、小箱に詰め合わせたりなど、回転が良くなって行きます。かつて土佐の山内一豊が治めた城下町としても
2014年08月16日 第175回 田島屋の『まゆこもり』 ブログネタ:和菓子 に参加中! 今年の夏、群馬県の富岡製糸場が世界文化遺産に登録された。日本の近代化を示す証として、教科書にも登場する官営模範工場として有名ですよね。江戸末期に生糸が主要な輸出品となっていた日本では、粗悪品が濫造されたこともあって、国際的な市場評価が下がってしまい、そこ