小松家からさらにずっと南へ。堀川橋を渡ったところにお店を構えている大杉屋。以前に訪れた時に、ふんわりとした蒸しどらに感動させられたのですが、生菓子もいろいろとございまして、こよみ餅という毎月1日に登場するお菓子もあり、まあ、初訪問にして魅力的だったお菓子屋
丁稚羊羹(蒸し羊羹)
第2211回 佐藤製菓店の『うまかたようかん』と『そばもち』
久しぶりに常磐線の特急ひたちに乗り、いわきの駅からは車で10分くらいだろうか、平バイパスの近くまで。住宅街の中に、小さな和菓子屋さんがあるのですが、まさかタクシーの運転手さんが知っているとは思わずビックリ。てっきり住所をカーナビに入れないとダメだろうなあと
第2019回 不朽園の『鬼むし羊羹』と『わらび餅』
名古屋で最中といえば、もう不朽園でしょう。名古屋と金山という要所となる大きな駅に挟まれた尾頭橋にある。尾頭橋の交差点のところに、なかなかの存在感の店構え。次々にお客さんがやってくる、馴染みの深いお店です。最中が看板商品ではありますが、生菓子たちもありまし
第1728回 虎屋吉末の『天津知羊羹』
昔から阪急神戸線に乗るのが好きだったんですよね。駅名の並びがとっても好きで、岡本、御影、六甲ってのがいいんですよ。その阪急電車の御影駅から、真っ直ぐに下って行きまして、阪神電車の御影駅よりもさらに南側へと歩いて行きますと、国道沿いに虎屋吉末という享和元年
第881回 阪本商店の『鯨ようかん』
その地でしか味わえない菓子は、そこまでも人を引き寄せる力がある。僕はそう信じている・・・・なので、どんなに便利な世の中になろうとも、絶対に本店を訪ねて、その地で菓子を味わってもらいたいと思うのです。今夏の九州を巡る旅の中でも、特に印象に残ったひとつが、こ
第879回 和た与の『でっち羊羹』
和た与公式HPより誰もが、『でっち羊羹』って、どういう羊羹なの?と思うことでしょう。でっちと聞いて、すぐに思い浮かびますのが、昔の丁稚奉公という言葉でしょう。そう、丁稚が奉公先から里帰りする際に、土産に買ったことから、『でっち羊羹』と呼ばれるようになったそ
第767回 安田屋の『鯨ようかん』
全国を訪ね歩けば、こんな菓子もあるのか!と驚かされるものですが、宮崎県の佐土原の郷土菓子『鯨ようかん』もまた面白い。まず、『鯨ようかん』とは言いますものの、寒天を使った煉羊羹ではない。いや、それ以前に、もはや羊羹と聞いて思いつく形状ではないのです。金沢の