11月半ばに毎年開催されている銀座三越のイベント「本和菓衆」ですが、ここのところ、一番の楽しみになっているのは、北海道の五勝手屋本舗である。最近の新しいお菓子たちは、どれもパッケージが見事であり、その中身に関しましても、シャレの効いたものが多く、素敵である
北海道
第3080回 札幌千秋庵の『おはぎ』
というわけで、北海道をあとにする最終日は、札幌のど真ん中で、百貨店とお菓子屋さんをぐるぐると回る。そう、ちょうどお彼岸の時期だったこともあって、あちこちで顔を出していたおはぎを味わう絶好のチャンス。そんでもって、創業百周年を迎えて、新しい店舗となり、焼き
第3079回 六花亭のパンケーキ『帯広の森』と『長生餅』
札幌に入りました翌日、藤丸百貨店が閉店を発表したこともあり、その前に一度最後に訪れておきたかったので、帯広へ。全フロアを拝見しました後、斜向かいにある六花亭の本店へ。もちろん、２階にある喫茶室で休憩するためですが、まあ、男ひとりで上がる人はそうそういない
第3078回 福屋菓子舗の『コーヒー大福』
すっかり日も暮れてきて、ずっと降り続ける雨が体温を奪う。お昼を食べる余裕もなかったので、なおさらに寒さが堪える。田島庵を出て福住駅から平岸駅へと地下鉄とバスに乗って移動するのだが、まあ、なかなかの寒さで、ちょっと流石に気持ちが萎えそうなほど。それでも、話
第3077回 田島庵の『豆大福』と『いそ焼』・『笹だんご』
まだまだ訪ねられていないお菓子屋さんが札幌にはたくさんある。地下鉄の福住駅を降りて、住宅街の中を歩いて行きますと、田島庵という和菓子屋さんを見つけるわけでございます。以前より訪ねたかったのですが、ようやっと訪れることができました。ちょうど日本ハムの野球の
第3076回 小樽松月堂の『美雪芋』と『松 風』・『姫中花』
札幌から動きやすいこともあって、小樽にふらりと立ち寄る。本当はその先に進んで行きたい和菓子屋さんがあったのですが、残念ながら、廃業してしまったという報せを聞き、ショックを受ける。ということで、小樽名物の『ぱんじゅう』を買おうかなって思ったのです。桑田屋は
第3075回 高橋まんじゅう屋の『大判饅頭』
北海道の帯広と言えば、六花亭であったり、柳 月であったり、道外に飛び出したお菓子屋さんがたくさんございますが、北海道の和菓子は如何せん日持ちがしないために、それほど道外に知れ渡っていないお菓子が結構あります。ということで、そういうお菓子との出会いは、その
第3074回 札幌端谷菓子店の『オランダせんべい』
西野グリーン公園向かいにある雷除け志ん古と彩蔵に立ち寄った後、バス停を探して、山の手側に渡って手稲通に出て行こうとすると、偶然にも発見しましたのが、オレンジ色の看板に『オランダせんべい』の文字。「えっ！？札幌にもあるの？」と振り返って見上げたのは言うまで
第3073回 餅菓商彩蔵の『ていね山モンブラン大福』と『極苺大福』
『手稲山モンブラン大福』元祖雷除志ん古の札幌のお店に立ち寄りますと、その先にもう一軒、和菓子屋さんがありますことに気づくわけです。そう、さすが餅菓子王国というだけあって、餅菓子の連続攻めに遭う。そのお店は、餅菓商彩蔵（さくら）という名前で、まずは食べやす
第3072回 札幌雷除志ん古の『くるみ大福』と『胡麻大福』
秋の北海道餅菓子の旅を再び始めることとして、飛行機に乗り、札幌からそのまま発寒南まで出て、気になっていた餅菓子屋さんへ。創業は安政５年という元祖雷除志ん古の札幌店だ。幕末の創業となり、本家は小樽にあって、こちらは札幌に分かれた分家。行啓通沿いに店を構えて
