アフガニスタン現地から2、3
アフガニスタン支援で会計をされている方のコメントです。
現地スタッフに給料配るのは重要なお仕事だそうです。銀行口座は誰も持っていません。給料は手渡しで、アフガニー紙幣の調達が難題になるそうです。両替業者にルピーからアフガニーへの両替依頼しますが、両替したアフガニー紙幣はすべて枚数・破損状況をチェックします。その数1万枚・・・。紙幣はぼろぼろで、ホッチキスのはリで留めてあるとか糸で縫い合わせてあるものまであるそうです。
給料配りは真剣勝負だそうです。給料袋にお金を詰めて手渡しです。カナル(用水路)で働く半月払いのレイバー(作業員)チョキダール(門衛)の場合朝からカナルに出かけ現場を巡りまわって給料を渡していきます。一人一人声を掛けていきます。うれしそうな顔、予想より少なく少しがっかりした顔などあまりにも正直だそうです。アフガニスタンの人はおかねと土地と女の問題になると人がかわると言われています。みんな真剣で、今度はいつだ?ちゃんとでるか?と問い合わせがきます。明細に疑問があればすぐ質問してきます。
こうしておかねと仕事していると、お給金いただくのが、いかに大変かあらためて考えさせられるそうです。給料は振り込みで、買い物はカード・電子マネーで、なんてやっていると便利でしょうが何かが欠落することになるかもしれません。いつか復興しても給料袋配る習慣は残してもらいたいと勝手にかんがえています。
こういう内容でした。うちの思うことは最後にある便利でもなにか欠落していくというものです。今の日本がそうなのかもしれません。何かを得て何か失うのでしょうか?
はじめてアフガンの地を踏んだ時の印象は自分がこどもだった時の敗戦直後の復興期を思い出したそうです。たくさんの車にまざって馬車も通れば、牛・羊時にはらくださえ通ります。ごったがえす物売りの屋台、物乞い、装甲車で機関銃構えている米兵。建物はちがうけど、猥雑さ、汚さ、危険さなどは戦争直後の新橋・新宿の闇市、浅草の繁華街などと印象がそっくりだそうです。カナルではたらく人の日当は約240円、戦後復興期に労働者の日当が240円の時期があったそうです。
アフガンでは封建時代だそうです。そういうと進歩から取り残された専制君主の国という印象です。でも視点かえると、そこに生きる人には現代より住みやすいのかも?
アフガン封建社会の特徴
1大地に根ざした自給自足社会。電気・ガス・水道は不備
2おかねがなくても暮らせるが、ヒンズークシュの雪がなければ暮らせない。
3大家族・家父長制度・部族社会・長老社会・武家社会(軍閥)
4男女同権・人権優先・平等・国家主義でない
5民主主義教育でなく、教育は一族・家庭の中
6封建社会支えているのはイスラム信仰
アフガンの人の生活基盤はおかねでなく、自給自足の農村社会にあるそうです。
以上こういうお話でした。日本の物差しでは計り知れない世界なんですね。そういう世界で現地の人に受け入れられ溶け込む人はすごいなあと思いました。
2007-12-05 11:25 nice!(0) コメント(0) トラックバック(0)
(出所:http://blog.so-net.ne.jp/life-ayu/)
アフガニスタン支援で会計をされている方のコメントです。
現地スタッフに給料配るのは重要なお仕事だそうです。銀行口座は誰も持っていません。給料は手渡しで、アフガニー紙幣の調達が難題になるそうです。両替業者にルピーからアフガニーへの両替依頼しますが、両替したアフガニー紙幣はすべて枚数・破損状況をチェックします。その数1万枚・・・。紙幣はぼろぼろで、ホッチキスのはリで留めてあるとか糸で縫い合わせてあるものまであるそうです。
給料配りは真剣勝負だそうです。給料袋にお金を詰めて手渡しです。カナル(用水路)で働く半月払いのレイバー(作業員)チョキダール(門衛)の場合朝からカナルに出かけ現場を巡りまわって給料を渡していきます。一人一人声を掛けていきます。うれしそうな顔、予想より少なく少しがっかりした顔などあまりにも正直だそうです。アフガニスタンの人はおかねと土地と女の問題になると人がかわると言われています。みんな真剣で、今度はいつだ?ちゃんとでるか?と問い合わせがきます。明細に疑問があればすぐ質問してきます。
こうしておかねと仕事していると、お給金いただくのが、いかに大変かあらためて考えさせられるそうです。給料は振り込みで、買い物はカード・電子マネーで、なんてやっていると便利でしょうが何かが欠落することになるかもしれません。いつか復興しても給料袋配る習慣は残してもらいたいと勝手にかんがえています。
こういう内容でした。うちの思うことは最後にある便利でもなにか欠落していくというものです。今の日本がそうなのかもしれません。何かを得て何か失うのでしょうか?
はじめてアフガンの地を踏んだ時の印象は自分がこどもだった時の敗戦直後の復興期を思い出したそうです。たくさんの車にまざって馬車も通れば、牛・羊時にはらくださえ通ります。ごったがえす物売りの屋台、物乞い、装甲車で機関銃構えている米兵。建物はちがうけど、猥雑さ、汚さ、危険さなどは戦争直後の新橋・新宿の闇市、浅草の繁華街などと印象がそっくりだそうです。カナルではたらく人の日当は約240円、戦後復興期に労働者の日当が240円の時期があったそうです。
アフガンでは封建時代だそうです。そういうと進歩から取り残された専制君主の国という印象です。でも視点かえると、そこに生きる人には現代より住みやすいのかも?
アフガン封建社会の特徴
1大地に根ざした自給自足社会。電気・ガス・水道は不備
2おかねがなくても暮らせるが、ヒンズークシュの雪がなければ暮らせない。
3大家族・家父長制度・部族社会・長老社会・武家社会(軍閥)
4男女同権・人権優先・平等・国家主義でない
5民主主義教育でなく、教育は一族・家庭の中
6封建社会支えているのはイスラム信仰
アフガンの人の生活基盤はおかねでなく、自給自足の農村社会にあるそうです。
以上こういうお話でした。日本の物差しでは計り知れない世界なんですね。そういう世界で現地の人に受け入れられ溶け込む人はすごいなあと思いました。
2007-12-05 11:25 nice!(0) コメント(0) トラックバック(0)
(出所:http://blog.so-net.ne.jp/life-ayu/)