[写真]衆参予算委を終えて、自民党役員会にのぞむ、安倍晋三さん、きょう2018年5月28日、筆者・宮崎信行撮影。
きょうは国会内でいろいろ聞いたら、どうも今国会の予算委員会の集中審議は、そろそろ幕引きとなりそうです。
森友学園の問題は、野党の追及が始まってから解散を挟んで1年3か月。けっきょく、近畿財務局が大阪航空局の見積もりよりも、1・5億円多くゴミが埋設されていることにしたらどうか、との虚偽の働きかけをしていた。こういうことだったようです。これは、相当ヤバい話で、文書を破棄したと嘘をついたり、改竄したりしてきたことも、分からなくもないなというところです。1・5億円ないし8億円。これは現金は流れていません。仮に、籠池さんが謝礼としてビール券10枚でも渡していたら、その職員は即逮捕でしょう。自殺した職員は「常識を破壊された」と語ったようですが、様々なテクニックを先輩から教え込まれたなかで、逆らいようのない波に流された悲劇だと考えます。安倍昭恵さんを呼んでもしょうがない話だったのだと思います。悪い奴ほどよく眠るといったところです。
加計学園については、まだ続きます。
【参議院予算委員会 平成30年2018年5月28日(月)】
「公文書管理・内外の諸情勢」に関する集中審議。
珍しく、参議院が午前中、衆議院が午後という並びになりました。
金子原二郎委員長は、今年度予算の締めくくり質疑で最大野党の問いに対して「
自民党の金子原二郎委員長が異例の宣言、予算成立後も参議院予算委員会は「主体的継続的に森友調査」「予算審議で終わりではない」
」と答えていました。今回が予算成立後、4回目の集中審議となりました。
先週来、愛媛県庁が「加計学園が首相官邸で柳瀬事務秘書官に面会した」ことが99%確実な文書を、この委員会に提出。3月の委員長発言は、森友の件でしたが、「公文書管理」の集中審議という設定です。
約束を守った金子委員長といえそうです。
質疑では、増子輝彦さんの問いに答えて、安倍首相は「2015年2月25日に、加計さんとお会いしたこともないし、電話もしていない」と断言しました。おそらく嘘ではないような気がします。このまま今国会に逃げ切れるのかもしれません。福山哲郎さんの問いに答えて、安倍首相は「もしも、我々が今野党だったら、真実を見極めていこう、真実に近づこうとするはずだ」と語りました。
【衆議院予算委員会 同日】
「公文書管理と内外の諸情勢」に関する集中審議がありました。
長妻昭さんとのやりとりの中で、1・5億円程度の値引きを財務省が働きかけていたことが分かりました。
定例記者会見した国民民主党の玉木雄一郎代表=写真・筆者撮影=は「財政法9条違反だ。財務大臣はこれをもってやめなければならない」と語りました。
【参議院決算委員会 同日】
平成28年度決算の省庁別審査5回目。総務省と文部科学省。次回は6月4日(月)午後1時から開くことにして散会しました。
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(C)2018年、宮崎信行。
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Miyazaki Nobuyuki