[写真]衆院選2日目、埼玉3区・越谷市の東武スカイツリーライン沿線で挨拶する岡田克也さん(左)、先々月2024年10月16日、宮崎信行撮影。ちなみに、仮にこの駅から六本木駅に通勤する場合、乗り換え無しの一本で行けるが1時間7分かかる。朝は早脚の人が多い印象。
岡田克也さんは初出馬から12回連続で当選しました。
菅、中村両氏の引退で、立憲では19回の小沢さんに次ぐ単独2位となりました。花の1990年初当選組では、山本有二さんが落選したので、連続12回は5人のみ(森、古屋、山口各氏と中谷防衛相)と、それでも減りました。
岡田さんは今回初めて維新新人の挑戦を受けて三つ巴となりました。得票率と得票数はさすがに減らしながらも勝ち、石原正敬さんは比例にもひっかからず落選しました。選挙中に、私は「前回と違って応援演説で公示日は不在だが、屋内の演説会は倍増させるから、危機感がある」と書きましたが、2回目の演説会は中川正春さんの後継者・下野耕助さんとの近鉄四日市駅近くの施設での合同演説会でした。四日市を二分する2、3区とも小選挙区をとり、1、4区では比例復活。3名のうち2名は議員会館で岡田議員と同じフロアに配置されました。
三重県内の比例票は立憲民主党が1位になりました。
立憲幹部としては、前回の参院選で定年退職した党の事務局長が「選対事務部顧問」として居座る混乱で敗北した後始末を2年やりました。選対では、竹下派の先輩・鳩山邦夫事務所の出身者の正職員らが主体的にのびのびとプランを練り、政調では新規採用の若手職員が大きく力をつけています。
「厳しい人」(枝野、前原両氏ら)と評される岡田さんですが、11人(特別職秘書含む)の岡田事務所社長としては全く違って、平均在職年数が30年弱の超ホワイト企業です。先代の山本幸雄事務所出身の藤川さんが「選挙の神様」ともてはやされていますから、山本、鳩山両事務所ら私設秘書の人数が多かった事務所の方が、人材が輩出されるという永田町の皮肉。竹下派議員が20人近い私設秘書を雇ったような時代は、これからもきません。
オーケストラに例えれば、岡田さんの第12楽章は、「乗り番」から「降り番」となりました。肩書きは、常任幹事会毎回出席の立憲民主党常任顧問、政調では外交・安全保障プロジェクトチーム座長(事務局長は篠原豪NC防衛副大臣)、衆議院情報監視審査会委員となりました。
そして、何より最も力を入れるのは、衆議院経済産業委員。岡田さんが経済産業委員になるのはこれが初めて。「官僚たちの夏」がベストセラーになった最初の新規採用組・昭和51年入省。第2次オイルショック時のエネ庁石油部計画課の係長という伝説の世界にいますから、レクチャーの官僚は緊張するでしょう。今回の選挙では、自民党公認で、杉並で出馬した女性経産官僚が落選し、武蔵野では女性農林水産官僚が小選挙区当選。神奈川でも男性経産官僚が落選しており「自分たちは世間とずれているのか」「農水省以下の格付けなのか」と落胆している人もいると思います。
事務所によると、一番力を入れたいのが、経産委員とのことです。
前置きが長くなりましたが、岡田さんは、「少数与党」第2次石破茂内閣の補正予算案審議の2日目、来週水曜日2024年12月11日の朝9時に出番がきました。テレビ入りだと思います。石破首相は昔話が多いので、昔話の答弁も聞けそうです。
第1委員室は先の通常国会の政治改革特別委員会の最終日以来となります。政治改革での登場はやや唐突だともされました。今回は外交となります。第2次トランプ大統領当選、友好議連副会長のドイツで総選挙前倒し、フランス内閣の不信任議決、韓国でおよそ3時間の戒厳令と世界情勢が揺れています。
「最初に中国に行ったときは、赤いのは旗だけかと思ったが今は経済的に成長した」「(イオン社長室から見る太平洋は)晴れた日にはアメリカが見える」と民間人ながらも達観した世界観を披露する岡田卓也さんのような達人の心境に岡田克也さんは入れるのでしょうか。
岡田克也さんは初出馬から12回連続で当選しました。
菅、中村両氏の引退で、立憲では19回の小沢さんに次ぐ単独2位となりました。花の1990年初当選組では、山本有二さんが落選したので、連続12回は5人のみ(森、古屋、山口各氏と中谷防衛相)と、それでも減りました。
岡田さんは今回初めて維新新人の挑戦を受けて三つ巴となりました。得票率と得票数はさすがに減らしながらも勝ち、石原正敬さんは比例にもひっかからず落選しました。選挙中に、私は「前回と違って応援演説で公示日は不在だが、屋内の演説会は倍増させるから、危機感がある」と書きましたが、2回目の演説会は中川正春さんの後継者・下野耕助さんとの近鉄四日市駅近くの施設での合同演説会でした。四日市を二分する2、3区とも小選挙区をとり、1、4区では比例復活。3名のうち2名は議員会館で岡田議員と同じフロアに配置されました。
三重県内の比例票は立憲民主党が1位になりました。
立憲幹部としては、前回の参院選で定年退職した党の事務局長が「選対事務部顧問」として居座る混乱で敗北した後始末を2年やりました。選対では、竹下派の先輩・鳩山邦夫事務所の出身者の正職員らが主体的にのびのびとプランを練り、政調では新規採用の若手職員が大きく力をつけています。
「厳しい人」(枝野、前原両氏ら)と評される岡田さんですが、11人(特別職秘書含む)の岡田事務所社長としては全く違って、平均在職年数が30年弱の超ホワイト企業です。先代の山本幸雄事務所出身の藤川さんが「選挙の神様」ともてはやされていますから、山本、鳩山両事務所ら私設秘書の人数が多かった事務所の方が、人材が輩出されるという永田町の皮肉。竹下派議員が20人近い私設秘書を雇ったような時代は、これからもきません。
オーケストラに例えれば、岡田さんの第12楽章は、「乗り番」から「降り番」となりました。肩書きは、常任幹事会毎回出席の立憲民主党常任顧問、政調では外交・安全保障プロジェクトチーム座長(事務局長は篠原豪NC防衛副大臣)、衆議院情報監視審査会委員となりました。
そして、何より最も力を入れるのは、衆議院経済産業委員。岡田さんが経済産業委員になるのはこれが初めて。「官僚たちの夏」がベストセラーになった最初の新規採用組・昭和51年入省。第2次オイルショック時のエネ庁石油部計画課の係長という伝説の世界にいますから、レクチャーの官僚は緊張するでしょう。今回の選挙では、自民党公認で、杉並で出馬した女性経産官僚が落選し、武蔵野では女性農林水産官僚が小選挙区当選。神奈川でも男性経産官僚が落選しており「自分たちは世間とずれているのか」「農水省以下の格付けなのか」と落胆している人もいると思います。
事務所によると、一番力を入れたいのが、経産委員とのことです。
前置きが長くなりましたが、岡田さんは、「少数与党」第2次石破茂内閣の補正予算案審議の2日目、来週水曜日2024年12月11日の朝9時に出番がきました。テレビ入りだと思います。石破首相は昔話が多いので、昔話の答弁も聞けそうです。
第1委員室は先の通常国会の政治改革特別委員会の最終日以来となります。政治改革での登場はやや唐突だともされました。今回は外交となります。第2次トランプ大統領当選、友好議連副会長のドイツで総選挙前倒し、フランス内閣の不信任議決、韓国でおよそ3時間の戒厳令と世界情勢が揺れています。
「最初に中国に行ったときは、赤いのは旗だけかと思ったが今は経済的に成長した」「(イオン社長室から見る太平洋は)晴れた日にはアメリカが見える」と民間人ながらも達観した世界観を披露する岡田卓也さんのような達人の心境に岡田克也さんは入れるのでしょうか。
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このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
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