宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田幹事長、「野党(自民党)に予算要望の必要なし」

2009年05月28日 06時22分47秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
[写真]28日付日経2面「寸言」

 昨日の党首討論(QT)について、ひとつ申し上げたいのですが、吉良州司さんはなぜ、後ろの高井美穂さんを前に出してあげなかったのでしょうか。高井さんが前、吉良さんが後ろでも、吉良さんが頭2つ分背が高いのですから、2人ともTVに顔が映ったはずです。私はこういうところが政権担当能力だと思うのですが・・・

 ◇

 岡田幹事長は27日、民主党本部で連合さんの「経済財政運営および2010年度予算編成に向けた要望書」を古賀伸明事務局長(電機連合出身・松下電器産業労働組合)から受け取りました。

 この席で、岡田幹事長は「やがて野党になるであろう政党には来年度の予算の話はする必要はない」と述べ、10月20日までに必ずある第45回総選挙で民主党が政権政党になるので、インチキ政党(自民党)への予算要望は不要だとの考えを示しました。頼もしい限りです。

 連合さんは総理との定例会談の場として「政労会見」を持っています。総評と同盟に分かれていたころは、官房長官がカウンターパートでしたが、日本唯一のナショナルセンターになってからは、総理と会っています。

 私は極めて短期間ですが、労働省記者クラブを担当していたことがあって、お会いしたことはありませんがNHK解説委員だった小宮山洋子さんともクラブ仲間でした。このとき、インチキ政党の伊吹文明という人が労相だったのですが「政労会見などいりませんなあ」と発言して大問題になったことがあります。連合の笹森清事務局長が猛反発。伊吹労相は謝罪を拒否。ハイヤーの運転手さんにお願いして、伊吹労相の公用車を追いかけ回して、衆議院第一別館内の労働省連絡室に行くふりをして、国会敷地内でUターンして霞が関に帰ろうとした大臣車をカーチェイスした思い出があります。この騒動は結果として、松原亘子・労働事務次官が連合さんに詫びを入れることで収束しました。伊吹労相は最後まで謝りませんでしたが、自分たちの権利を守るために徹底抗戦する笹森さん、前の連合会長ですが、その背中をみて、やはり闘う時は闘わないといけないんだと学びました。自分の権利を護るためには、相手を傷つけ、ボコボコにしてでも、闘わなければならないとの信念はそのころ芽生え、今にいたるわが人生に大いに役に立っています。

 選挙は、油断は禁物、大禁物ですが、連合さんとの身内の会話ですから本音が出たのでしょう。「やがて野党になるであろう政党には来年度予算の話をする必要はない」と語る岡田克也の合理主義。全国の首長さんも新しい陳情先リストを作り始めることをおすすめします。ただ、インチキ政党にもそれなりに陳情してほしいと思います。前回、細川・羽田内閣が1年ちょっとで倒されたのは、「インチキ政党本部が閑散として淋しい」というのが最大の理由でしたから。

民主党:幹事長、連合から「経済財政運営および2010年度予算編成に向けた要請書」受ける

 岡田克也幹事長は27日午前、党本部で鳩山由紀夫代表宛の日本労働組合総連合会(連合)からの「経済財政運営および2010年度予算編成に向けた要請書」を受け取り、「2010年度 連合の重点政策」の説明を受け、意見交換した。

 直嶋正行政調会長、中川正春『次の内閣』ネクスト財務大臣、増子輝彦ネクスト経済産業大臣も同席した。

 冒頭、岡田幹事長は「われわれは今、総選挙に向けて政権政策づくりが大詰めの段階にある。そのなかには当面の経済運営をどうしていくかということも含まれている」と述べたうえで、連合における職場でのさまざまな議論をふまえた提言に謝意を示し、「そうしたものをなるべく取り入れながら、マニフェストづくりをがんばっていきたい」とした。

 同時に「やがて野党になるであろう政党には来年度の予算の話はする必要はない。私たちにしていただければ、私たちは十分にそれを受け止め、政権交代したうえで来年度予算に反映していく」と来年度予算編成の主役は民主党が担うとして、政権交代実現への意気込みを改めて力説した。

 連合側からは古賀事務局長が挨拶に立ち、意見交換の場を得たことに謝意を示したうえで、「常に政策自身をバージョンアップしながら要求と提言をまとめてきた」と述べ、今回も職場討議や委員会で様々に議論して取りまとめたと表明。「これからの経済政策運営に役立ててほしい」と求めた。

 また、「いよいよ政権交代に向け、全力をあげなければならない時期が来たと思っている。民主党も新執行部ということで、体制を新たにして政権交代に向けた活動に全力をあげていくと思うが、応援団の一員として政策を変えるためには政治を変えなければならないとの思いのもとで頑張っていきたい」と述べた。

 連合の重点政策では、(1)内需拡大に資する経済対策の強化と雇用創出、(2)ワークルールの確立と公正な社会の実現、(3)社会的セーフティネットの整備と社会保障の強化、(4)ワーク・ライフ・バランス社会の実現、(5)くらしの安全・安心の確保、(6)税制の抜本改革、(7)「新しい公正」の確立、(8)持続可能なグローバル社会の実現――の8本の柱からなる政策が示された。
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石川知裕さん「鳩山さんに入れました」→「そういう次元でない」岡田克也さん

2009年05月25日 23時39分03秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]TBSのニュースサイト「News-i(アイ)」からキャプチャーさせてもらいました。

 東京放送(TBS)さんのニュースサイトに岡田幹事長の初遊説と農業視察のもようが載っています。どうやら1週間ほど載るようなので、ぜひみてください。

 この中で、一新会所属の当選1回生、石川知裕さん(北海道11区)が岡田幹事長に「岡田幹事長すみません。代表選挙、鳩山さんに入れてしまいました」と街頭演説中に頭を下げると、岡田幹事長が右手をさしのべて握手している姿が映っています。そして、このシーンの前のホテルの記者会見の映像だと思いますが、岡田幹事長が「党として勝たなければいけない仲間ですから、代表選で投票したとかしないとか、そういう次元の話ではない」と語っている姿が映っています。

 この翌日のNHK日曜討論では、自民党の石原伸晃幹事長代理が農業者戸別所得補償について「コメだけで1兆円だったはずが、いつの間にか1兆5000億円になっている」と指摘したのに対して、「コメだけではなく・・・」「コメ、小麦、大豆、馬鈴薯・・・」「林業漁業を入れて1兆5000億円」と言い返すと、石原代理はしどろもどろ、岡田さんの農政通ぶりと自民党の農政無知が明らかになりました。

 代表選に関しては石川さんは国会議員、僕は投票資格のないサポーターですし、石川さんは一新会及び北海道連所属ですから、初めから「鳩山陣営」なのは明らかなので、あまり会話せずにおりました。私には石川さんが初めから当選を確信しているように見えたので、ひょっとしたら「岡田」で大逆転が可能だと思ったのです。やはり組織の前にかないませんでしたが、そんなことはどうでもいいのです。

 どうでもいいのです。が、石川さんは自分の選挙では、そういう甘い態度は絶対に見せないでほしいと願うのです。

「岡田幹事長、イメージチェンジに注目」 News i - TBSの動画ニュースサイト

 新体制発足から26日で1週間。さいたま市長選挙で幸先の良いスタートを切った民主党ですが、新体制の要、岡田幹事長がこれまでの「堅物」からイメージチェンジできるのかが注目されています。

 贈り物は送り返す。酒の席ではきっちり割り勘。「堅物」と評される岡田幹事長が週末、笑顔を振りまいたのは、北海道・帯広でした。

 「なんとかしてこの国の政治、変えなきゃいけない」(民主党 岡田克也幹事長)

 およそ2000人が集まり、期待の高さをうかがわせましたが、応援を受けた議員は先日の代表選挙を巡り、壇上でこんなことを打ち明けました。

 「岡田幹事長すみません。代表選挙、鳩山さんに入れてしまいました」(民主党 石川知裕衆院議員)

 小沢代表代行の秘書を務め、鳩山氏に投票した石川議員が戸惑いを隠せない中、岡田氏は党内融和をアピールです。

 「党として勝たなければいけない仲間ですから、代表選で投票したとかしないとか、そういう次元の話ではない」(岡田幹事長)

 笑顔を滅多に見せない事から「笑わん殿下」とも渾名される岡田氏が笑顔で応対するのも、全ては民主党の悲願のため。

 したためたのは座右の銘「大器晩成」ではなく、「政権交代」の四文字。目標実現のため、笑顔で党内融和を保つことが出来るのか、「笑わん殿下」のイメージ戦略が試されています。(25日18:09)

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定数80削減をめぐる記者の不勉強→鳩山代表は懇談取材をやめるべきだ

2009年05月25日 21時55分42秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 民主党の鳩山代表が衆院定数80削減(比例区180→100)に言及したことについて「2007年の参院選マニフェストにも盛り込まれていた」と報道していますが、実際には前回の衆院選のマニフェストの冒頭にも「衆院定数80削減」は盛り込まれています。

↓証拠です。2005年の第44回衆院選岡田民主党のマニフェスト

前回の衆院選の民主党マニフェスト
http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/images/Manifesto_2005.pdf

 では、なぜ新聞記者は「2007年の参院選マニフェスト」と書いて、「2005年の衆院選マニフェスト」と書かないのでしょうか?

 マスゴミによるねつ造でしょうか?

 違います。忙しくて調べる時間、勉強している時間がないのです。

 そこで、鳩山代表にお願いしたいのです。

 十全ビルにある外事務所(そとじむしょ)や大田区の自宅での取材を禁止したらどうでしょうか。各社共通で党本部、国会内、議員会館内の事務所、出張先に限定してあげたら番記者の体も楽になるし、勉強もできるし、離婚率は減り、出産率は高まります。私が政治部記者をやっていたころは、ハイヤーで移動できましたが、今は十全→党本部・国会は歩かなければいけませんが、かなり急な上り坂です。友愛という意味を私は不勉強でよく分からないのですが、そういう意味なのではないでしょうか?

 外事務所は小沢さんも持っていますが、岡田さん、輿石さん、菅さんは持っていません。“3月20日の出来事”に関して、懇談取材は大いに効果を発しましたが、もうあなたは代表・ネクスト総理です。これからも外事務所、自宅での取材を通して現実の政治を動かすという手法は、自民党の金丸元副総裁を彷彿とさせます。

 一方、岡田幹事長25日、参院の定数削減に踏み込みました。岡田さんらしい信賞必罰です。参院民主党の輿石東会長らが、「民主党・新緑風会」に振り込まれる立法事務費の党本部への上納に関して、岡田さんに警戒感を持っていることから、参院民主党を牽制している面もあるでしょう。岡田さんは静かに人を斬る怖い人です。どちらかというと僕もそういう性格なので、岡田さんが好きだという面があります。平常時ならあまり総理には向かないかもしれません。参院民主党を敵に回して大丈夫かと思いますが、次の代表選(2010年9月)が第22回参院選(2010年7月)の後に来ることも計算しているでしょう。

 鳩山さんと岡田さんの並び立つ両雄を追いかけるのは大変です。新聞社はどこも経営が厳しく人員削減が進んでいます。反マスコミならぬ半マスコミの小生としては、鳩山代表には番記者の体を気遣ってやってほしいと思います。

時事ドットコム:定数削減、参院も必要=公約盛り込みに意欲-岡田氏


 民主党の岡田克也幹事長は25日、名古屋市内で講演し、国会議員の定数削減には参院も含めるべきだとの考えを表明した。岡田氏は、参院で行われている各党による選挙制度改革論議について「定数削減の視点も当然必要だ」と強調。党内で議論した上で、世襲制限や企業・団体献金禁止と併せて次期衆院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込みたいとの意向を示した。 
 民主党は2007年の参院選マニフェストに、衆院の比例代表定数を80削減して100にすることを明記した。鳩山由紀夫代表は次期衆院選でも同様の公約を掲げる考えを示しているが、参院の定数削減にも言及したのは鳩山執行部では岡田氏が初めて。
 しかし、参院での与野党逆転は民主党の「力の源泉」となっており、参院側から岡田発言に反発する声も出そうだ。(2009/05/25-16:27)

  ◇

フルネーム 小沢一郎 菅直人 金丸信

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公取、国交省の公用車談合で排除勧告へ 川内博史さんの告発から1年

2009年05月25日 12時32分35秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

[写真]2008年6月11日、国交省の談合を衆院で直接告発した川内博史さん。

 2008年第169通常国会カテゴリーの後日談。これを書いているのは2009年の5月25日です。やりました。民主党国会対策筆頭副委員長ことガソリン値下げ隊長の川内博史さん(鹿児島1区)がまた、日本を変えました。

 読売の土曜朝刊が1面トップで「公取、国交省公用車談合で10社に30億円課徴金、職員関与か?排除措置命令へ」と伝え、朝日新聞も夕刊1面で追いかけました。すべては2008年6月11日の衆院国土交通委員会での川内博史さんの質問から始まりました。

きっかけは“ガソリン値下げ隊長”だった 公取動く、国交省の公用車談合問題 川内博史さん
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/8978ff8ae0ff1a92133db733847ff5b7

 2008年6月11日の第169通常国会の国土交通委員会第24回目の審議中に川内さんが公正取引委員会に直接、申告したものです。

 国会議員が委員会審議中に公取事務総長に直接、談合を摘発(申告)したのは、憲政史上初めてとみられます。川内さんが日本を大きく変えたのはガソリン値下げ隊長として、揮発油税の暫定税率撤廃により、ガソリン25円程度の値下げに成功した2008年4月以来、1年2ヶ月ぶり2度目になります。

 足尾銅山鉱毒事件の解決のため、田中正造は衆議院議員を辞して、明治天皇に直訴しました。国交省税金パクリ事件の解決のため、川内博史は衆議院議員として公取に告発しました。私たちのデモクラシーはわずかずつですが、前進しているようです。

 鹿児島県内全5選挙区では、過去4回の小選挙区、延べ20回、民主党は0勝です。一方、山口では第2区で平岡秀夫さんが小選挙区の議席を獲得しています。平岡さんの所は「防州」とも言いますが、広域的な意味では「長州」です。このほか、高知でも民主党は議席を獲得したことがありますが、今はありません。佐賀では原口一博さんが小選挙区で勝ったことがありますが、肥前は明治14年の政変で大隈重信が失脚(下野)しています。

 ですから、鹿児島1区で川内さんが保岡興治元法相に勝つかどうかは注目しています。歴史には色々な解釈があります。鹿児島の方はあまりその辺は嫌かもしれません。私は「官僚制と中央集権からの脱却」という意味では、第45回衆院選は明治維新というよりも関ヶ原の合戦以来のたたかいだと思います。そういう風に言うと、お前は東日本の人間だから関ヶ原の合戦だというんだろう。そう言われるかもしれません。私は他人に歴史の解釈を押しつけたりしません。

 ただ一つ申し上げたいのは、川内隊長が昨年4月に続き、また日本を変えたということだけです。田中正造は衆院議員をやめて天皇に直訴しました。ガソリン値下げ隊と委員会で直接言っちゃう、というそれはそれはシンプルな方法で日本を変える隊長を、僕は格好いいと思います。前へ前へと突撃する隊長の幼稚さこそ、がんじがらめの複雑な現代日本に必要だと考えます。

公用車談合、10社に課徴金30億円…国交省職員関与か : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 国土交通省が発注する公用車の運転・管理業務をめぐり、天下り先3社などが談合を繰り返していた疑いが強まったとして、公正取引委員会は、独占禁止法違反(不当な取引制限)で3社を含む約10社に排除措置命令と課徴金納付命令を出す方針を固めた。

 週明けにも各社に事前通知する。課徴金の総額は30億円以上とみられる。また、同省の複数の出先機関で、職員が談合に関与していた疑いも出ており、公取委では官製談合防止法に基づく国交省への改善措置要求も行う方針。

 関係者によると、談合行為を認定されるのは、日本道路興運(東京)、日本総合サービス(同)、北協連絡車管理(札幌市、北協)など。各社は2008年度までの数年間、国交省の地方整備局や国道事務所などが発注する公用車業務の入札で談合を繰り返し、事前に受注予定者を決めていた疑いが持たれている。

 国交省の資料では昨年2月時点で、日本道路興運に25人、日本総合サービスに16人、北協には14人の同省OBが天下っていた。公取委では排除措置命令書で、大手の日本道路興運や日本総合サービスに天下った同省OBが談合を主導した事実を盛り込む方向で調整している。

 命令書には、現役職員の関与は明記されない見通しだが、一部の出先機関では職員が談合に関与しているケースもあり、官製談合防止法に基づき同省に改善措置を求める方針だ。

 この問題で公取委が立ち入り検査に入ったのは昨年7月。国交省によると、問題が発覚する直前の08年度、全国の出先機関が個別に439件の公用車業務を発注。約8割は指名競争入札で、日本道路興運が146件、日本総合サービスが97件、北協が75件受注し、受注割合は3社だけで全体の72%を占め、全体の平均落札率は92・6%だった。問題発覚後はすべての公用車業務を一般競争入札に切り替え、09年度の平均落札率は62・1%に下がった。

【議事録】

衆院国土交通委員会 2008年6月11日
169 - 衆 - 国土交通委員会 - 24号

政府参考人(抜粋)
 国土交通省大臣官房長        宿利正史君
 公正取引委員会事務総局審査局長 山田務君

○川内委員 さらに、もう一つ聞かせていただきます。公用車の運転業務委託について質問させていただきます。(略)

 七十二の国道事務所が五年間で三百六十回入札を、契約をしているわけでございますが、この中で、各事務所の五年間の契約のうち、契約会社がかわった事務所は幾つありますか。三百六十回の入札の中で前年と契約会社がかわった入札は何回ありましたでしょうか。

○宿利政府参考人(国交省官房長) (略)十六年から十九年度までの四年間について確認をいたしますと、委託業者が前年度とかわった事務所は一事務所であります。

○川内委員 七十二の事務所の中で契約先の会社がかわったのは一事務所。
 さらに、入札は三百六十回行われているわけでございますけれども、契約会社がかわった入札は三百六十回の入札のうち何回ありますか。

○宿利政府参考人 前年度とかわったという意味では、かわった瞬間でありますから、一回ということであります。

○川内委員 三百六十回の入札のうち一回しか契約先の会社がかわっていない。(略)
 さらに伺いますが、この一覧表の平均落札率を年度ごとに教えていただきたいと思います。

○宿利政府参考人 この七十二事務所の各年度の平均落札率ですが、開示されているものの平均ということになりますけれども、平成十五年度が九九・四%、平成十六年度が九八・八%、平成十七年度が九八・三%、平成十八年度が九七・三%、平成十九年度が九七・〇%であります。

○川内委員 ほとんど一〇〇%に近い九〇%台の後半です。
 もう一つ、入札の期日でございますけれども、(略)いつ入札が行われたかということをお答えいただきたいと思います。

○宿利政府参考人 (略)九州地方整備局の佐賀国道事務所と九州技術事務所が平成十八年三月三十一日ということであります。

○川内委員 大臣、これはどういうことかというと、ほとんど年度末に入札を行って、新しい業務は、契約は四月一日からスタートするんですね(略)

○冬柴国交相 いろいろと御指摘をいただいたところでありますし、最近、新聞紙上で、このような契約の中で談合を疑わせるような記事が出ました。しかも具体的な名前が挙げられました。私は、直ちにそれについて調査をいたしまして、公正取引委員会にも報告をいたしました。(略)

○川内委員 (略)この国土交通省の全国の国道事務所などの車両管理業務委託契約について、日本道路興運株式会社や日本総合サービスなどによる入札は、談合、すなわち独占禁止法で禁止されている不当な取引制限であると私は思料いたします。なぜかなら、平均落札率が異常に高い、さらには入札の期日も年度末に集中をしている、そして同じ会社が独占的に受注を続けている、これらの三点の事実によって、不当な取引制限に当たるのではないかということを思料するわけでございます。
 独占禁止法第四十五条に基づいて、この事実を公正取引委員会に申告したいというふうに思いますが、公正取引委員会として受理していただけますでしょうか。

○山田政府参考人(公正取引委員会事務総局審査局長) ただいま御指摘なさった件につきましては、公正取引委員会として申告としてお受けいたします。


川内博史さんを見つめるおじさん(東京・上野公園)。東京の銅像ですので・・・鹿児島の方怒らないでください。怒ったらごめんなさい<(_ _)>深謝します<(_ _)>

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岡田幹事長が会見中の携帯電話を注意する 

2009年05月22日 23時45分19秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]記者会見中の携帯電話使用をたしなめる岡田幹事長、22日の記者会見映像(民主党ホームページ内)からキャプチャー

 4年ぶりに執行部に復帰した岡田幹事長が22日、初の記者会見をしました。今後、原則、毎週金曜日の3時から30分間、岡田克也さんの記者会見も民主党ホームページでライブ、ビデオで見られるようになります。
http://www.dpj.or.jp/media/kaiken.html

 執行部とは役員会のメンバーのことで、副代表時代は役員会終了後、隔週で開かれる常幹に出席するだけでした。

 きょうの初会見で、1問目に答えている途中に、携帯電話を使用する人に対してやんわりと

 「(記者会見中の)電話はぜひ控えてほしいと思いますので、(記者)仲間のみなさんにもたいへん迷惑になると思いますので、よろしくお願いします」

 と述べ、岡田流の合理主義をかいま見せました。

  年収2000万円×6年が保証され、ぬるま湯に浸かる参院民主党が「反岡田」でまとまったのはこの辺の合理主義にあるのかなあ、と感じさせる場面でした。

 「発想が一から違う政治家」といえば、小沢一郎さん、岡田克也さん、新党日本の田中康夫さんの名があがると思いますが、それぞれ「一から違う」のですから、それぞれの考えは違います。

 3人のうち岡田さんは唯一、欧米(アメリカ)留学歴がありますので、西洋的な合理主義が強い面がうかがわれます。ちなみに「合理主義」とは、イデオロギーの名称ではありませんから、勘違いしないでくださいね(^^;)

 岡田さんは通産省からハーバード大学に派遣留学している最中に、スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故に悲しむ米国民が毅然としたレーガン大統領を信頼し、こんな時こそ米国は団結しなければならないとして、悲しみを乗り越えようとする姿勢をみて、初めて政治家を志しました。

 岡田さんなら、日本の労働生産性が上がり、残業時間が減って、少子化に歯止めがかかると期待しています。

 20日に55人ほどの議員が岡田陣営の慰労会を開いたことについて、「民主党と自民党は違う。派閥ごっこをして何の意味があるのか?」と述べました。慰労会では「95の会」と名付けて、岡田さんを支える集まりをつくろうという話が出たようです。

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◎「10月20日がもっとも遅い衆院選」政府が答弁書、加賀谷健さんの質問

2009年05月22日 20時39分10秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 きょうは金曜日ですから、閣議がありました。その中で民主党参院議員の加賀谷健さんの質問主意書に関する答弁書が決定され、「第45回衆院選のもっとも遅い投票日は10月20日」であることが分かりました。

 当ブログが「今後の政治日程」で指摘していたことが正しかったことが証明され、ほっとしました(^^;)。9月10日の任期満了日に解散するとその翌日から40日以内に総選挙が行われますから、10月20日(火)がもっとも遅いケースになります。日曜日に限れば10月18日(日)になります。

 余計なお世話ですから、すべての衆院選候補者陣営は10月20日まで総選挙が延ばされても良いように、資金や事務所・コピー機などのレンタル契約の計画を立てておかなければなりません。

 麻生首相が解散を選択せず、三木内閣以来の任期満了総選挙を選択した場合は、9月10日より前に総選挙が行われます。日曜日に限れば9月6日(日)までに総選挙が行われます。この法律はハッキリ言って変ですが、ゲームのルールは守らなければなりません。とはいえ、どんな格好であれ9割方、解散するでしょう。

 もう一つ頭に入れるべきは、麻生太郎自民党総裁の1期目の任期満了日が9月30日だということです。

 ですから、麻生首相が9月10日に解散し、自民党総裁選をやって、衆院選に臨むというシナリオは当然考慮しておかなければなりません。、総裁には再選(2選)まで出馬可能ですから、麻生総裁と他の候補による総裁選の可能性もあります。同党規約によると、国会議員+都道府県連代表者の総数の半数以上の署名があれば、総裁選の前倒しも可能となっています。

 加賀谷健さんの質問主意書と政府の答弁書はいずれ、下のページに載ると思います(参院事務局さん、早めにね!)
「衆議院選挙の日程に関する質問主意書」(提出回次171回・提出番号164
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/171/meisai/171164.htm


最も遅い衆院選は10月20日=政府答弁書

 政府は22日の閣議で、次期衆院選の投票日について、公職選挙法の規定に基づき解散した場合、最も遅いケースでは10月20日になるとする答弁書を決定した。民主党の加賀谷健参院議員の質問主意書に対する答弁。

 公選法は、解散によって行われる衆院選について「解散の日から40日以内に行う」と定めている。仮に衆院議員の任期が満了となる9月10日に解散されれば、10月20日投票の日程が可能になる。 (2009/05/22-17:32)

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世論とのねじれ

2009年05月22日 20時11分34秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

 代表選と世論(ないしは世論調査)にねじれがあったの理由についての考察を書かなければモヤモヤが晴れません。どうしても書かせてください。

 まず、私の記憶する限り、「どちらが民主党代表にふさわしいか?」という大手マスコミの世論調査は共同通信社と毎日新聞社が電話、日経新聞社が会員制ネットでやっただけではないでしょうか?

 朝日・読売・NHKのリーディングメディア3社はやっていないと思いますが、私の勘違いでしょうか。

 これだけ短い期間中にあまり予算が潤沢ではない毎日さんが世調をかけ、1面トップに仕立てました。過去に民主党代表選をめぐる世調を緊急でかけて、新聞の1面トップを飾ったことがあったでしょうか? 私には記憶がありません。

 毎日世調の記事には、男女別の数字は出ていますが、年代別の数字は出ていません。平日の昼間の電話調査ですから、層別に偏りがあったのは想像に難くありません。毎日さんの経営体力として厳しいのは分かっていて、世調をかけ、1面トップになったわけですが、民主党議員の一部が「ねつ造だ」と言ったと聞いて、悲しく感じました。

 ここで「世論操作」が行われたか?ということですが・・・

 私は多くの回答者が「次の民主党代表にだれがいいですか?」という質問を「次の総理大臣にだれがいいですか?」という質問にとらえた可能性があると思います。

 世調結果および世論に関して、党内外に驚きがあがりました。民主党国会議員は冷静に努めようとしていましたが、驚いていたのは表情で分かりました。民主党の現職、ハッキリ言えば参院民主党は政権担当能力はあるけれど、政権担当意識が希薄なのだと思います。

 それと、共同、毎日、日経の世調結果が世論を席巻してしまったのは、紙を見ないで、ネット上に次々とコピペされたからでしょう。私は8年半社員記者をしていましたがマスコミの論調・経営はともに朝日・読売・NHKが動かしていることを実感しました。その3社が世調をしていないのに、マスコミ総出で世論操作をしたととらえるのは、世論が危険な方向に進んでいると思います。

 もし興味がある方は、米の社会学者(ジャーナリスト)だったウォルター・リップマンが書いた掛川トミ子さん翻訳の『世論』が岩波文庫に上下巻で入っていますから目を通していただきたいと思います。

 1998年だったと思いますが、橋本龍太郎総理大臣の政務秘書官だった江田憲司さんが、記者の夜回り取材に答えている際に「リップマンの世論っていうの・・・」とふともらしたことがあります。リップマンの世論を「読んだ方がいい」と誰かから言われたのではないかと思いました。岩波文庫に邦訳が入ったころには、江田さんは通産省で朝から深夜まで働いていましたから、1998年の時点では読んでいなく、そのことを気にかけていたのだと推測します。

 その夏の第18回参院選は世調と正反対の結果が出て、自民惨敗・民主躍進、橋本内閣は総辞職しました。「1997年4月消費税増税→同年11月山一・拓銀ショック」という流れの経済失政だ、とらえていることを翌年7月の参院選中の出口調査の時点まで橋本首相(自民党総裁)らが気付いていなかったのでしょう。蛇足ですが、1997年11月時点での野党第一党党首も気付いていなかったことは間違いありません。

 私は太平洋戦争と新型インフルエンザ騒動の両方を連想しています。「情に棹させば流される(世論に迎合すると自分を見失う)」という明治の漱石の警告はいまでも生きていると思う。これが「マスコミの世論調査は操作されているという世論」に流されているとしたら、極めて危険な状態です。

 日本一精度が高い1億人の世論調査すなわち総選挙まであと100日。例えば、東京都議選を「前哨戦」として盛り上げるのはやめた方がいい。主権者は100日後に選挙区、比例区と2つの大きな決断をしなければいけない(最高裁裁判官国民審査を入れれば3つです)。

 100日間、それだけを考えて、世論ではなく、私論をつくってほしいものだと思います。

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「宗教法人への課税に関する集中審議」が参院予算委で実現へ

2009年05月20日 16時36分13秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 峰崎直樹・参院予算委筆頭理事は20日の自らの質問の中で、「宗教法人への課税」に関する集中審議を開き、参考人の一人として矢野絢也・元衆院議員を呼びよう溝手委員長(自民党)に要求しました。

 宗教法人の課税に関する集中審議の申し入れは、衆参あわせて初めてだと思います。峰崎さんは「創価学会だけでなく、西本願寺も東本願寺もりっしょうこうせいも・・・」と民主党を支持する宗教団体の名もあげ、党利党略ではなく、国民のための財源の安定化策に必要だとの認識を示しました。

 宗教法人に寄せられる寄付金は「お布施」であれば非課税、固定資産税も商業施設に比べれば大幅に安くなっています。公明党が都議選を重視するのは、以前は宗教法人格を東京都から認可されていたからですが、自公連立の結果、文化庁に許認可権を移しています。ですから、公明党が都議選をあそこまで重視するのは、「○○平和会館」「戸田記念○○」などの不動産への課税に関する権限を都議会与党として掌握するのが狙いだと思います。

 公明党に引きずられて、都議選を過剰に意識するのは、私は慎重にしていただきたい、とあえて申し上げます。民主党内で都議選を衆院選の前哨戦と位置づけるのは当然ですが、あくまでも「自治体のことは住民が決める」という原則を超えて踏み込んでほしくない。民主党支持者の前に私は東京生まれの東京都民ですからお願いしたいと思います。

 とはいえ、宗教法人への課税見直しは財政やりくりのためには良い目の付け所です。
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参院予算委 峰崎直樹さん、「プライマリーバランス10年とか遅れる」との経財相の答弁引き出す

2009年05月20日 16時08分31秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

 参院予算委で20日午後2時54分、麻生首相(自民党総裁)が暴言を吐きました。これは国際問題になりかねない失言であり、委員会中に訂正すべきです。報道にのる前に何とか自浄作用をしなければなりません。

 これは①ドイツ国家社会主義、②ロシアのスターリニズム、そして、③アメリカのニューディールを戦中の3つの並び立つ思想だ、という趣旨の発言をしました。このうち①を相対化した発言は欧米社会では許されない発言です。

 すばやく自浄作用をしなければ、日本はますます孤立します。

 関係ないかもありませんが、新しい駐日米大使は、大統領選の論功行賞の弁護士が内定し、上院にかかります。駐中国大使は先週、内定しています。

【追記 同日午後4時】
 まったく別の話ですが、峰崎直樹・予算委筆頭理事は「2011年度を目標としてきたプライマリーバランス(国予算の収支トントン)の達成は、7年とか8年とか10年遅れる」として、与謝野経財相の答弁を引き出しました。プライマリーバランスは10年程度遅れるとの認識が議事録に残ります。午後3時55分頃です。民主党らの連立政権の世直しが茨(イバラ)の道であることを覚悟しなければならない答弁ともいえます。

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【うれし恥ずかし】とくらたかこ(戸倉多香子)さんがフラッシュに女子高生時代の写真を載せられちゃう

2009年05月20日 13時11分01秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 「とくらBlog」でおなじみの とくらたかこさん(戸倉多香子さん=山口4区が女子高生時代の秘蔵写真を「フラッシュ」に載せられちゃいました!とくらさん、これはうれしい?恥ずかしい?どっちだか分かりませんが、お宝写真です。

 「高校時代は背が高く、足も速かったためにハンドボール部にスカウトされた」とのことです。

 これはフラッシュの5月5日号です。最新号ではありませんから、保存版として、当ブログにも転載させていただきます。

 

 とくらさんのやさしい瞳で「安倍さんが相手でも、放っておけなくて・・・」と言われればメロメロです。うらやましいぞ!、山口4区のみなさん。私もとくらさんに耳元でささやかれたい「放っておけなくて・・・」

 新人・元職12人の民主党の女性候補(予定者)が5ページにわたって特集されています。フラッシュさんはすばらしいね。

 確認していませんが、バックナンバーは出版元の「光文社」にあるかもしれません。
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鳩山代表、官邸主導の「国家戦略局」で予算編成を示唆

2009年05月20日 11時08分02秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 鳩山代表は16日午後4時からの代表選出後にホテルで開かれた記者会見で

 「これは政権を取ってからの話ですが、1つは国家戦略局というところを官邸、総理直属で置き、ここで国家ビジョンというものを作り、政治主導で予算編成なども行っていくということをしっかりと行っていくと

 と述べました。

 国家戦略局というのは初めて聞きましたので、おそらくあまり具体的な構想ではないでしょう。ただ、小選挙区中心の衆院選は党首力(首相候補対決)が構図として重要で、鳩山カラーのマニフェスト(政権公約)でたたかうことになりますので、今後政調会の作業に入るかもしれません。

 昨夏の小沢代表3選の臨時党大会では「2つのニューディール」を掲げましたが、あまり定着しませんでした。当時米民主党大統領候補に決まっていたオバマさんを意識しすぎでしたし、農業者戸別所得補償、住宅への太陽電池パネル設置促進など2つのニューディールに取り込まれた個別の政策は健在です。

 予算編成作業に関しては現在、各府省がまとめた概算要求書(見積もり)を財務省主計局の「主計官」という課長級が刈り込んでいって政府原案をつくっています。主計官は春夏に「予算の執行調査」という出張をして、実際に予算書通りに使われているか現場を見学しています。

 これを秋の各府省との折衝のときの交渉カードにします。霞が関の各府省は地方の現場を見ずに仕事をしているところが大半ですから、主計官に議論で劣ることがほとんどのようです。防衛庁(当時)は戦闘機などの装備品に関する知識面で主計官に後れをとり、自衛官に交渉に行ってもらうようになり、財務省の他の部署の職員が軍服姿に驚いたこともあります。

 日銀総裁人事をめぐっては、小沢代表(当時)と鳩山幹事長(当時)が「政権交代後のことを考えたら、霞が関改革には濃淡をつけて、最初は財務省を味方につけておいた方がいい」との考え方で一時合意したと報じられたこともあります。

 長妻政調会長代理が主著『闘う政治 手綱に乗って馬に乗れ』の中で、閣僚は各府省の大臣室ではなく、官邸内の大部屋で仕事をすべきだとの考えを示しています。この考えと組織としての「国家戦略局」は発想が近いと思います。演説などにも引用しやすい「鳩山マニフェスト」の目玉の一つになると予想します。

 国家戦略局構想に関しては、財務省との“戦争”になりかねませんから、代表が「やる」なら「やる」、「やらない」のなら「やらない」。中途半端な文言でマニフェストに盛り込むのはやめた方がいい。鳩山代表の政治決断の上で、政調会のマニフェストチームがていねいに検討すべきだと思います。

 フルネーム=鳩山由紀夫、小沢一郎、長妻昭
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ブログランキング退会のお知らせと感謝→総選挙臨戦態勢へ

2009年05月19日 20時09分02秒 | その他

 これまで「にほんブログ村人気ランキング」と「FC2ブログ人気ランキング」に参加し、1日1クリックずつをお願いしてきました。しかし、岡田幹事長が連合に「100日後には選挙は終わっている」と発言し、総選挙投票日(&当ブログ更新終了日)が近づいてきましたので、2つのランキングから退会しました。過去のエントリーにあるバナーをクリックしていただいても、反映されません。

 これまでのご協力、本当にありがとうございました。おかげさまで多くの方に訪れていただき、政権交代の良さを知っていただけるエンジンとなりました。

 gooブログでは1回の更新につき、トラックバックは3本までしかできず、かなり面倒だったこともあります。バナーも既に廃棄しました。

 ◇

 2つのランキングを1つずつ押していただく格好にしていたのは、衆院選では選挙区と比例区の2つの投票用紙に書くからです。

 選挙区の投票用紙に候補者名を書き、比例区に民主党と書いていただくのはひとつの能動的なアクション(投票行動)です。1日1回ずつクリックしていただくという能動的な行動で、私も含めて能動的に意見する、それは全く選挙と同じことですが、その習慣性を持つこと。それと、政治ブログの場合は、「ブログ読んでるよ!」というよりも、「1日1回ずつクリックしてるからな!」という会話をしていただく方が、きっかけになるからです。

 しかし、西松事件以降、ブログ論壇が力を持つようになり、「反世論調査」世論という流れが出てきて、大変な危険性を感じています。

 政治ランキング1位のブログが民主党代表選で特定候補の人格を否定するようなエントリーを発表したことで、「順位」「数字」というものが、ただひとつの目的(政権交代)に向けた心を乱す可能性があると確信しました。もちろん、私は以前から自分自身に対してそれを戒めていましたが、必ずしも完全ではありませんでした。

 1日2ずつクリックしていただいていた手間を、一人でいいですから、政権交代に向けたお声がけに向けていただきたく存じます。

 ついぞ1位になりませんでしたが、2位まで行きました。これまでの応援に心から感謝申し上げます。

 2009年5月19日 宮崎信行

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岡田幹事長「100日後には選挙終わっている」

2009年05月19日 19時53分12秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 時事通信によると、岡田幹事長は連合に対して「100日後にはもう選挙は終わっているだろう。5月解散の可能性は薄れたと思うが、夏の選挙の可能性は極めて高い」と語り、連合としても選挙準備を急ぐよう要請しました。

 100日後は、8月末になります。

 任期満了前の解散、7月28日公示→8月9日投票ないし16日の投開票を念頭においているのではないでしょうか。 

時事ドットコム:小沢氏との摩擦否定=「代表代行支える」-岡田民主幹事長

小沢氏との摩擦否定=「代表代行支える」-岡田民主幹事長
 民主党の岡田克也幹事長は19日、都内で開かれた連合の会合で、選挙担当の小沢一郎代表代行との間で役割が競合し、摩擦が生じる可能性が指摘されていることについて「自民党は幹事長が選挙を仕切るが、民主党は歴代、幹事長が仕切ってきたという感じはわたしはない。あんまり混乱はないと思う」と否定した。
 連合の地方組織の政治担当者から「選挙に関する権限は幹事長が握るべきだ」との意見が出たのに対し答えた。岡田氏は「選挙は(鳩山由紀夫)代表が仕切り、その下で小沢代表代行が一義的に実務を担う。幹事長としては代表や代表代行を支える」と述べ、自身は小沢氏のサポート役に回る姿勢を示した。 
 また、衆院解散・総選挙の時期について「100日後にはもう選挙は終わっているだろう。5月解散の可能性は薄れたと思うが、夏の選挙の可能性は極めて高い」と語り、連合としても選挙準備を急ぐよう要請した。(2009/05/19-18:31)

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岡田克也さんが「25年前に菅直人事務所でお会いしましたよね?」

2009年05月19日 18時04分05秒 | 岡田克也、旅の途中

 民主党は19日の両院議員総会(古賀一成会長)で鳩山代表=岡田幹事長・小沢・輿石・菅代表代行の「5人組」を正式に承認し、鳩山体制がスタートしました。

 選挙が終わればノーサイドですが、最後に一つだけ書かせてください。

 岡田幹事長は代表選で議員会館の戸別訪問をした際、秘書をみて「25年前に通産官僚として菅直人さんに“ご説明”にあがった際に同席していたスタッフ」だと覚えていたという驚くべき記憶力を発揮していました。

 岡田さんはある衆院議員の事務所を訪問しましたが、本人は不在で、政策秘書が対応しました。

 岡田さんは、「あれ失礼ですが・・・何年ぐらいお務めですか?」「失礼ですが、お歳は?」と聞いたあと、「私が25年前、河野博文企画官(機械情報産業局)の随行で、(当選2回生の)菅直人事務所にご説明にうかがった際に、あなたが同席されていたと思いますが・・・」と話しかけて、ドンぴしゃだったそうです。で、この秘書さんは三重県四日市に住んでいたことがあり、伊勢湾台風や岡田屋のことを知っていて、少しだけ、昔話をしたそうです。

 25年前の菅代議士と河野企画官の話し合いですから、両人ともソファに座ったまま発言はしなかったようです。そのとき一度だけ、向かい合った相手を覚えていたのですから、噂通り岡田さんはロボコップかもしれません。秘書さんも岡田克也が「25年前に1回会った」と覚えていたら、うれしいですよね。

 それにしても、当選2回生の社民連の菅さんに、通産官僚の岡田さんが“ご説明”にうかがっていたとは民主党の幅広さ(ないしは寄り合い所帯?)を感じます。この時の案件は特許をめぐる文化庁と通産省の権限争いという「省益」をめぐる問題。岡田さんは何らかのモヤモヤのなかで仕事をしていて記憶が鮮明だったのかもしれません。岡田さんは商家の生まれですから裏方さんを大事にするようみっちり躾けられています。同じく商家の生まれの河村たかし名古屋市長も衆院事務局や国会図書館職員に人気がありました。

 岡田さんは戸別訪問を終えて、「民主党内の秘書の配置が分かって楽しかった」と語りました。幹事長というのは、民主党内と世直し政党内の一致団結を図るのが最大の仕事ですから、今後の仕事にいきてくるでしょう。

 さあ、代表選は終わり、当ブログもオール民主党支持一本です。

 お楽しみですよ! あす午後、NHK国会中継に峰崎直樹さんと大塚耕平さんが登場します。今国会で参院予算委筆頭理事に回った峰崎さんは委員会の仕切りと質問ともに切れ味があります。大塚さんは財金委筆頭理事として、3月、当初予算関連法案採決の前提として、株の不透明取引をした平田耕一財務副大臣のクビをとりました。予算審議中に財務大臣と財務副大臣がやめたのは、おそらく初めてでしょう。

 5兆円にものぼる基金(蒋介石疎開予算)を含む15兆円の「犯罪的な補正予算」です。憲法上、成立阻止はムリですが、「自民党が何をしたのか?」を25年とは言いませんが、第45回衆院選までは忘れないようにしたいものです。一致団結して自民党を倒しましょう。

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代表選のTV中継について「見事な映像」「清楚、整然」71歳男性

2009年05月19日 09時52分56秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 19日付朝日13面投書欄に16日(土)の午後1時~午後3時までの「NHKニュース 民主党代表選中継」を「見事な映像だった」とする意見が載りました。

 この人は横浜市南区在住の無職、71歳の男性です。

 ちなみこの人と同い年は137万人(男63万人、女74万人)います。

 71歳(137万人)~79歳(101万人)までは各年齢100万人以上います。
 この71歳~79歳の人たちに民主党支持者ないしは、代表選TV・ラジオ中継を視聴するという民主党への感情温度が高い人が増えたのは、小沢一郎代表の3年間の収穫だと思います。しっかり捕まえておかないといけません。

 投書は、鳩山代表について「日本の大掃除を、世直しをしたい」との発言に「ぜひともやってもらいたい」と評価したうえで、2段目にすぐさま、「ところで」・・・

(抜粋引用はじめ)

 ところで、この代表選は宣伝、戦略だったのか、と思ったほど見事な映像だった。会場の清楚に加え、整然と息を凝らし、開票を待つ衆参両院議員の面々。普段にあのような真剣さで政治をやったら、我々の生活、少しは安心できるのではないか、と思ったほど。世襲議員の多さと金権体質が取り沙汰される自民党に比較して、民主党の良さは清潔感にあると感じた。

(抜粋引用おわり)

 このようにテレビでのアピールは十分良かったようです。

 また12時半~13時の「推薦演説」が中継されていなかったことにあとで気付いたことがきっかけで、民主党ホームページで視聴した人もいたようです。

 この12時半~13時についてNHK昼時間帯で大阪放送局(JOBK)が持っているので、NHK内の事情から中継できなかったのだと思いますし、この事情はしかたがない、当然だと思います。

 ところで、私はこの中継のことを知っていたのですが、録画予約を忘れてホテルオークラに行ってしまい、どのような格好で全国放送されたのか確認していません。本当にがっかりです(>_<)。

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ありがとうございます。



。(参考資料:国立社会保障・人口問題研究所の『日本の将来推計人口』)
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