都知事選中盤情勢の追加の形で、おととい日曜日の期日前投票所の出口調査で、石丸伸二候補に期日前投票したと答えた人の割合が、蓮舫候補を上回りました。公明党の支援を受ける小池百合子候補が最高割合でしたが、過半数には及びません。
都知事選の有権者は1150万人で前回比1万人弱減少。これまでに期日前投票した人は55万人で、有権者の25人に1人。が、前回比15%増ペースで、当日投票率は63%を上回る高率となりそうです。
区割りが全く同じの、参院選東京選挙区でも、2年前の同じ時期で、竹谷→生稲→山添→朝日→海老沢→蓮舫と続き、7位が山本太郎となっていました。当日投票の結果、蓮舫さんが上がり、山本さんが6位に滑り込み、代わりに維新の海老沢さんが落選しました。都民ファーストの会・国民民主党共同の候補は遠く及びませんでした。
このため、蓮舫さんは出口調査では低く出がちな傾向があります。但し、参院選は改選定数6に対して、都知事選は1ですから、厳しさはまったく違います。
立候補者数が多く、都議補選の地区も多いなか、石丸さんに積極的支持層があり、蓮舫さんが消極的支持層が期日前投票所に脚を運んでいないという構図があるとみるのが妥当でしょう。
蓮舫さんがちょうど8年前に岡田克也さんが民進党代表選の再選を断念するかたちで、蓮舫代表代行が出馬を表明したさいに、日教組出身の輿石東参議院議員が「蓮舫なら、東京の若者にうけるのではないか」と語りました。蓮舫さんは1年後の自民・民進とも敗北した「こんな人たち」都議選の時期に自ら代表を辞任し、希望の党騒ぎで組織が分裂しました。若者が求めるのが「都が歳出する財政の拡大」「若者以外の予算の仕分けの女王」かどうか。分析して、お仲間・お身内全員が根底から資本主義観を覆す努力も求められそうです。
以上です。