[写真]辻元清美国会対策委員長、3年前の2015年12月、東京・永田町で筆者・宮崎信行撮影。
立憲民主党ニュースによると、最大野党の辻元清美国会対策委員長は、あすからの審議復帰、国会正常化で合意しました。
(1)学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り柳瀬元総理秘書官の参考人招致を行う
(2)予算委員会の集中審議を複数回行う
(3)財務省の改ざんの決裁文書は来週中に提出する
(4)防衛省の日報は遅くとも5月中には調査報告を提出する
(5)安全保障委員会、財務金融委員会、決算委員会などを含む関係する委員会で集中審議を行う
の5項目で合意。
あすの衆議院本会議から審議復帰することになりました。
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【衆議院 平成30年2018年5月7日(月)】
辻元清美・最大野党・立憲民主党国対委員長が、大島理森衆議院議長、赤松広隆副議長、古屋圭司議運委員長に、審議復帰の環境整備を依頼。大島議長も引き受け、自民党の国対委員長を呼んで、善処を求めました。
【参議院決算委員会 同日】
連休明け最初の審議は、平成28年度決算の承認案の4日目で、そのうち省庁別審査(法務省と外務省)の第3回。
野党6党が欠席する中、上川陽子法相(自民党)が大遅刻しました。これには自民党からも「緊張感をもってのぞんで」との苦情が出ました。
委員会後の理事会で、法務省は「事務的な、初歩的なミスだ」と説明。自民党、公明党、維新、希望の党、国民の声、無所属クラブの出席した各党も納得せず、次回の理事会に、再度報告するよう求めました。
野党6党(野党5党)が欠席していたから、悪運についていた、ということもあるかもしれません。毎年、連休明けにはこういうことが起きている気がします。
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(C)2018年、宮崎信行。
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[お知らせおわり]
Miyazaki Nobuyuki
羽田雄一郎役員室長で、政権交代可能な、非自民・保守政党「国民民主党」が船出をしました。
最初の記者会見で、私・宮崎信行も質問し、さっそく「国民民主党」新ホームページにそのやりとりが紹介されました。
記者会見では、私も質問しました。
12分53秒付近から。安保法制の見直しについて。
玉木代表から現実的な回答を聞き出しました。
国民民主党記者会見でのやりとり。
[国民民主党ホームページから抜粋引用はじめ]
【司会・羽田役員室長】
それでは国民民主党設立大会における、代表の記者会見を始めさせていただきたいと思います。
始める前に、この後、地方自治体議員フォーラムのほうで代表ご挨拶等ございますので、短い会見になることをご承知いただきたいと思います。
それでは、まず玉木共同代表よりよろしくお願いいたします。
(中略)
【フリーランス・宮崎記者】
きょうスピーチの中では安保法制に関するご発言はなかったが、配付された基本政策では「違憲と指摘される部分を白紙撤回することを含め、必要な見直しを行う」と。両代表のお考えは大体わかっているかと思うが、「白紙撤回も含めた必要な見直し」というのはどのくらいの、例えばプロジェクトチームを設けて週1回開くような雰囲気には読めないが、具体的に今後の運営でどういった手続をとられていくか。
【玉木共同代表】
これからの人事にもよりますが、特段変更なければ安全保障調査会で、当時民主党でやったような、北澤俊美先生がやった北澤調査会がありましたが、そこでまず我が党としての安全保障の基本政策をまとめたいと思います。
安保法制については従来から違憲の疑いが指摘されているということなのですが、具体的には例えばホルムズ海峡のような地球の裏側まで行って、日本の国益に本当に関係しているのかなというところまで武力の行使ができるような書きぶりになっているところについては、やはり従来の憲法解釈からはみ出ているのではないのかということですから、そういった地球の裏側で武力行使ができないような歯止めをかけていくような法改正。あるいは、いわゆる新3要件と言われているような集団的自衛権を認めるようなものについて、はたしてあのような書き方でこれまでの憲法解釈と整合性がとれるのかどうか、これも疑問があります。こういったものについては、もう法施行されているので、基本的な考え方をまとめた上で、具体的な法改正案を検討していきたいと思っています。
[国民民主党ホームページから抜粋引用おわり]
[写真]国民民主党の最初の記者会見を行う、羽田雄一郎役員室長と、大塚耕平、玉木雄一郎両代表、東京・千代田区の「都市センターホテル」内会場、2018年5月7日、宮崎信行撮影。
以上です。
3日前の、平成30年2018年5月4日は、田中角栄さん生誕100年ということで、新潟県で記念式典。私の日経新聞入社同期の現・大学教員、田中眞奈子さんも登場しました。
あけて、きょう、7日(月)、羽田孜さんこと「愛国院大居士」(ご戒名・愛国院殿政道綏和孜誠大居士)の喪が明けない中ですが、羽田雄一郎役員室長が続投することで、新党「国民民主党」が立ち上がりました。
私も古いのですが、もっと古い、堀田喬カメラマンから、「宮崎さんは、創政会立ち上げには居た?」と軽くジャブを入れられてしまいました。1984年は私は10歳ですから、創政会は知りませんが、1992年改革フォーラム21、1993年新生党、1994年新進党、1998年第2次民主党、2016年民進党、と必ず羽田孜さん羽田雄一郎さんがいる真の政権交代可能な野党の結党は、全部見てきたことになります。で、その後、党は大きくなり、合計3回の選挙による政権交代(安倍自民党を含む)を実現したということになります。まあ、今後は定常経済になりますし、政権交代は15年に1回程度いいのではないでしょうか。
だいぶ人数は減りましたが、「キングメーカー」よろしく、羽田役員室長がいろいろと電話をかけたりして、新党が出来ました。組織でいうと、家電メーカの労組は、羽田内閣当時は野党・社会党を応援していましたが、連合の統一成功により当時の「中立労連」から「電機連合」ということで、組織内参議院議員が参加しました。自動車総連は会長が来ていましたし、自動車総連は大臣経験がある元職まで来ていましたが、原発や車体課税では、国民の顔を見た政策が、政権を担当できる保守政党として求められます。
玉木雄一郎・代表(大塚耕平・参議院議員と共同代表)は経済政策「プロジェクトABC」を提唱。AはAIによる成長で、それによって、ついてこれない人も、Basic income ベーシックインカムで最低保障をしっかり。そして、C、Community コミュニティーを保つ経済政策を打っていくようで、期待したいです。私も父も、長野から出てきて、東京で、今でいう「AI」当時でいう「NC」を売り出した最初の10人の1人ですが、熟練の旋盤工に「職を失った」と町で悪態をつかれたことはないそうです。儲かっていたころに博徒に監禁されたことはありますが、熟練の旋盤工さんも、単純なパンチカード入力でも、同じような月給を受けられたのが、NCだと思います。これは、今では、AIだと置き換えていいでしょう。単純労働で食べていければいいのであって、複雑労働が尊いなどというのは幻想です。
立憲民主党の代表、幹事長が、そろって虹色の仮装をしてNHKがある代々木公園周辺をパレードする前日の姿に違和感を覚えました。政策実現はいいのですが、代表幹事長がそろって、虹色の仮装をして、家族の多様性を訴えることには、やがて持つ政権の安定性に問題があるのではないでしょうか。
なので、北朝鮮と韓国の38度線のように、暫定的に引かれたと思っていたら、70年変わらなかった。そのような38度線が、立憲民主党、国民民主党の間に引かれるかもしれません。
もちろん、私は、これで、全部などとは思っていません。
岡田克也さんが、参加していないのです。無所属として、引き続き、立民と国民の糾合に力を尽くすことになります。
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