[写真]枝野幸男立憲代表、国会内で、2019年4月26日、宮崎信行撮影。
自信がみなぎっていました。
立憲民主党の枝野幸男代表は、きのう、2019年4月26日(金)平成最後の定例記者会見を国会内で開きました。
冒頭、「統一地方選挙が終わりました。草の根の民主主義をかかげる立憲民主党にとっては最前線で有権者のみなさんの暮らしの声に寄り添う自治体議員の仲間を増やし、草の根の声を受け止める地方組織を確立するうえで重要なたたかいだった」とし、火曜日の当ブログ既報の通り、「545名が当選した」と発表しました。
「結党から1年半という短い期間で、大きな前進だった。当選をされたみなさんとは、パートナーズの皆さんらとより一層コミュニケーションを深めて、ボトムアップの政治をさらに前進させるため、当選した議員のみなさんと党本部の連携を深めていきたい」と語りました。
一部指摘が出ているとおり、手ごたえについて「地域によって状況は違う」と付け加えました。枝野さんは「立憲民主党はぶれることなく党の理念と政策を求める」とし、「フェーズが変わった」とし、衆院選に向けて「野党5党派の勢力を最大化する」としました。
枝野さんはかつて見たことのない、自信でした。
参院選の略称を「りっけん」とすることをしました。すでに政党名の浸透に自信があるようです。
私自身、この4月に見た風景。地方選ですから議席の数字でよく見えないし、全国を俯瞰して見ることができていませんが、政治の根っこの「率直に言って、かつて見たことのない政治のシーン、ボトムアップの春という今まで無いものを見たなにかが変わった気」について聞きました。
「この1年半、パートナーズ制度をはじめとして、従来の政党の在り方ではない、従来の政党や政治に距離をおいていたみなさんに参加しやすい状況をつくっていく、ということを最大の目標にしてきた」「その成果は地域によって、そうとうの濃淡がある。そうした試みが一定程度前進している地域では、大きな効果、成果をあげているのではないか」「成功事例を積み重ねていくことで仲間の中で共有している。この成功体験は立憲民主党そのものだけでなく、応援しているパートナーズのみなさんの中にも今回の経験を生かして、さらに私たちに注文をつけていただいたり、一緒にやっていただいたり、ということが大きく前進することを期待をしております」と話しました。
また「都市部だけ風が吹いたという一部分析は違うように思う」という私の問いに対して、枝野さんは「正直申し上げると、実は、最後の2日か、3日くらい、ちょっとまちの空気が違うな、という意味では一種の風に近いものを感じなかったといえばうそになる」と述べました。「今回の成果をあげた地域も風に乗ったというよりも、従来の意味とは違った意味での自力走行ができる。そういったことをパートナーズのみなさんはじめ、つくっていただいた」。
稀代の雄弁家の枝野さん。自信がなくてこういうことを言うと思いますか?
「永田町一有名なカメラマン」堀田喬さんは質問の中で次のように語りました。「統一地方選をずっと見てまして、公認された人はみんな、立憲民主党の誰々だということで非常にプライドを持って一直線でたたかったことが良かったと思う。選挙は一直線の人が強い。某党は党名を隠していた。それは恥ずかしい行為だと思います」とし、立憲を「飛躍した」と評価しました。
[写真]質問する堀田喬カメラマンと(左)と宮崎信行(右)平成31年4月26日、国会内。
報道されていないけれど、私は平成最後の2019年4月、「歴史的なにか」を本当に感じました。
自分の話をします。平成の30年間のほとんどを自民党にたてつく政治道楽にふけって、それでいて身代を維持して令和を迎えることができます。すべては初めから同じ政治集団に属していた唯一絶対尊敬する岡田克也さんと党籍・派閥が1日たりとも変わらない歩み。今日の私のすべてです。現在は「無所属フォーラム」の岡田さんですが、一つ言えば、私は岡田先生より20歳若い。私は、参院選よりも前に、私の身も心も、立憲というものに、投じた方がいいと判断しています。岡田先生のご承諾があれば、参院選よりも前に立憲に飛び込むことも考えています。私が明確に保守であることを、むしろ多様性の象徴として歓迎してくれる立憲の仲間のここちよさ。今、国民民主党で悩んでいる人がこれを読んでいたら、個別に立憲に移ることをすすめたい。政治生命にかかわることです。本気です。
◇
岡田克也さんは、先週、2019年4月19日の定例記者懇談会で、「今までの民主党時代と違ってトップが求心力を持ってまとめているところが今までと違う。そのリーダーシップをいかして党内をまとめていってほしい」と枝野幸男代表を全面支持することを明言しました。私の「聞くまでも無いが、念のため確認だ」とする質問に答えたものです。
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[画像]タブレットを持ち質問する自民党の牧島かれんさん、2019年4月26日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
珍しく飲みに行っていたので、更新が日をまたいでしまいました。平成の、30年間のうち、27年間以上自民党にたてつく政治道楽をしながらも、身代はまったく減らずに、令和を迎えることができました。人生楽しいと断言できる45歳男性はあまりいないようですし、今の私はそれが見るからに分かる状態のようです。ただひたすら謙虚に。
【衆議院内閣委員会 平成31年2019年4月26日(金)】
理事会の協議がととのい、平井卓也IT相、与野党の議員がタブレットを持って質疑答弁し、テレビなどでも好意的に報じられました。上の画像は、牧島かれんさん。お父さんが神奈川県議に再選したそうで、いつまでやるんだという感じがしますが、牧島さんは熱心に勉強しているようです。
議題は「デジタル手続き法案」(198閣法47号)。採決まで行き、共産反対、自民・公明・立憲・国民の賛成多数で可決すべきだと決まりました。これに先立ち、後藤祐一さんが「政府案には賛成だが」としながらも修正案を提出し、否決されました。討論では、共産党の塩川鉄也さんが「マイナンバーが浸透していない、既に失敗している」と反対しました。
【衆議院法務委員会 同日】
「所有者不明土地の登記及び管理の適正化法案」(198閣法30号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。東日本大震災直後は、当時民主党衆議院議員だった黄川田徹さんらがとりくみながらも、全く進まなかった分野ですが、一気に動いています。
【衆議院外務委員会 同日】
「日本アルゼンチン投資及び日本とスペイン・クロアチア・コロンビア・エクアドル租税協定」(198条約6号ないし10号)の、二国間条約5本の承認案は、共産反対、自民・公明・立憲・国民・社会保障を立て直す国民会議の賛成多数で承認すべきだと決まりました。これで、衆議院外務委員会はすべての付託予定議案が終わりました。
【衆議院文部科学委員会 同日】
「ロースクール法改正案」(198閣法45号)と「階猛さん提出の対案」(198衆法5号)を審査。次回は、10連休明けの、翌々日になる、5月8日(水)午後1時30分から。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
「障害者雇用促進法改正案」(198閣法53号)を審査。次回は、10連休明けの5月7日(火)午前9時から。7日の衆議院はこれだけの予定で、令和最初の審議になります。きょうは、中島克仁さんが「平成最後の質問を終わります」と語ると、富岡勉委員長が「平成最後の厚生労働委員会を散会します」と語り、盛り上がったようです。
【参議院 同日】
ありません。
次回は10連休明けの初日の、5月7日(火)の午前10時から、内閣委と厚生労働委があります。
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[写真]森裕子参議院議員と、小沢一郎さん、玉木雄一郎さん、平野博文さんら、先月28日、国会内で、宮崎信行撮影。
未明にもつれこんでいた、国民民主党党本部5階での両院議員総会が、さきほど、2019年4月26日(金)午前1時頃、終わり、国民民主党と自由党が合併することになりました。両党の玉木雄一郎、小沢一郎両代表がまもなく調印。
1998年民主党の法律上の後継政党である国民民主党に、小沢さんらが合流するとみられます。衆議院38名、参議院26名程度の小会派になるとみられます。支援組織として、自動車総連、電力総連、電機連合、JAM、UAゼンセン、農団労などになります。
小沢一郎さんは2012年に「分党」を求めながらも、除籍に追い込まれて以来、7年ぶりの復帰となります。
もともと、国民民主党は、玉木雄一郎さん、大塚耕平さんではなく、羽田雄一郎初代代表をめざして結党されており、平成の最後にまたしても、羽田・小沢コンビ復活という見方もできます。
国民民主党は前職には月50万円(うち月20万円を個人振り込みとの選択制)を支給していますが、新人で再度挑戦する人には、肩書などを与えておらず、現職・前職優先の政党だとの批判もあります。
岡田克也さんは、先週の記者懇談会で「今ある衆参の会派が政党になるだけだから、野党の大きな塊にはならないし、それは玉木さんも分かっているはずだ」と突き放していました。
支持率の向上は極めて限定的ですが、小沢一郎幹事長との見方もあり、参院選に向けた候補者調整に期待する向きも出てくるでしょう。
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(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
[画像]平成最後の本会議に登壇し演説する、金子恵美さん、2019年4月25日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
衆議院憲法審査会が開かれました。会期延長のうえ衆参同日選観測もありますが、計算してみると、発議案が参議院に回った後の途中で半数任期が切れますので、改憲延長は無いように思います。パワハラ・セクハラ防止法案は、政府案が衆議院を通過しました。
【衆議院本会議 平成31年2019年4月25日(木)】
あすは金曜日ですが本会議は無いということで、きょうが平成最後の本会議。
まず、沖縄3区の屋良朝博さんが紹介されました。
この後、パワハラ・セクハラ防止法案として、立憲提出の「対案」(198衆法2号ないし4号)と、政府提出の「女性活躍推進法改正案」(198閣法38号)が同時に議題になりました。野党は、珍しく各党が賛成討論をしました。立憲は山本わか子(山本和嘉子)さん、国民は小宮山泰子さんら。小宮山さんは国対畑として、過去の国会対策を批判する場面もありました。採決の結果、政府原案が共反対、自公立国など賛成多数で可決し、参議院に送られました。衆法2号ないし4号は廃案。
続いて、「国有林野の管理経営に関する法律案」(198閣法31号)が審議入り。共産党議員が「戦後林政の失敗」と断言したことに好感。
平成の終わり。新生党結党35人衆で、今も衆議院に残るのは、自民党の二階幹事長、船田議員、そして、野党では、小沢一郎さんと岡田克也さん。この4人、当然と言えば当然ですが、少し不思議な気もします。そして、ジュニアでは、岡島一正さんと、金子恵美さん。立憲会派に、岡田、岡島、金子の3人ということになります。ところで、この場をお借りして、金子さんにお伝えしたいんですが、1990年初当選は、岡田さんは当然として、星野さん、高橋さん、井奥さんらの秘書のみなさんにもお世話になりましたが、金子徳之助先生の記憶は私には無いんです。「私の父の衆議院議員時代を知っているのは、宮崎さんくらいですよ」と言われて、多少の当惑の表情でお気づきとは思いますが、新生党が半分だけ果たして半分だけ果たせなかった夢を、令和時代も、岡田さん、金子さんらとともに、ほとんど狂気じみた馬鹿のように、政権交代ある政治を私も引き続き、めざしていきます。
【衆議院憲法審査会 同日】
今国会初開催。私の計算ですと、上述の通り、改憲発議を会期延長して夏にかけてやった場合、参議院の途中で半数が任期切れしてしまいますので、今国会の改憲発議の可能性は少ないと思います。
【衆議院地方創生に関する特別委員会 同日】
「第9次地方分権一括法案」(198閣法37号)。立憲が本当に修正案を出しました、ご苦労なことです。その後の討論では、なぜか立憲1期生が「束ね法案だ」と批判。「第1次」は民主党政権で始まり、これに関しては「束ねること」に意義がある法案だと思うのですが。政府原案が可決すべきだと決まりました。
【衆議院原子力問題に関する特別委員会 同日】
一般質疑。
【参議院第1種常任委員会 同日】
●参議院財政金融委員会、農林水産委員会、環境委員会は無し。
【参議院内閣委員会 同日】
「子ども子育て支援法改正案」(198閣法15号)について、2時間審査。そのあと、連合審査会を決議。
【参議院内閣・文教科学・厚生労働連合審査会】
「子ども子育て支援法改正案」(198閣法15号)。幼保認定こども園ですから、内閣府・文科省・厚労省。画期的と言えますが、そろそろ一元化することにならないでしょうか。幼稚園経営者はどういう考えなのでしょうか。
【参議院総務委員会 同日】
「電波法改正案」(198閣法18号)と「電気通信事業法改正案」(198閣法35号)。
【参議院法務委員会 同日】
「ハーグ条約国内実施法改正案」(198閣法28号)。
【参議院外交防衛委員会 同日】
「日本カナダACSA」(198条約1号)と「日本フランスACSA」(198条約2号)が、自公維の賛成多数で承認すべきだと決まりました。集団的自衛権の「限定」容認のための平和安全法制が完成に近づきつつあります。正直、もうどうにもならないや、という現状認識です。
【参議院文教科学委員会 同日】
連合審査会もありましたが、「大学修学支援法案」(198閣法21号)の審議がありました。子育て国会としての世論はほとんど感じません。
【参議院厚生労働委員会 同日】
「健康保険法改正案」(198閣法25号)。こちらもマイナンバー批判はまったく聞きません。
【参議院経済産業委員会 同日】
「特許法など一括改正法案」(198閣法32号)。
【参議院国土交通委員会 同日】
「建築物省エネ法改正案」(198閣法27号)。
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(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019
国民民主党は、この記事を投稿した時刻から数えて4時間後になる、平成31年2019年4月25日(木)夕刻から、両院議員懇談会を臨時開催することを発表しました。
議題は「4月30日まで」に結論を得なければ破談になる、国民民主党(玉木雄一郎代表)と自由党(小沢一郎代表)の合併問題。
今週日曜日に投開票された、第19回統一地方選後半戦では、立憲民主党旋風が吹き荒れ、ときに女性候補は全員当選。女性の元職では、かなり悪いタマもいましたが、全員当選しました。同盟系労組の終わりが見えました。国民民主党は、元職は総支部長にしているのに、新人で2回目の挑戦を目指す人に、活動費を払っていません。枝野ドクトリンにもとづき、立憲は単独で、他党からの公認希望者を受け入れる体制に揺らぎは無さそう。
ちなみに、4月30日(火)は「10連休」ですので、ワークライフバランスにもっと気遣ってほしかったところです。
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[写真]吉田博美さん、きょねん2018年5月、国会内で宮崎信行撮影。
きのう、吉田博美さんが引退を発表され、きょう脳腫瘍の手術を受けられているそうです。もちろん、私は羽田雄一郎さんの方ですから、定数2から1になる中で、吉田さんが比例に転出するのではないかという動向は報道の1年前後前から常に知っておりましたが、このブログでは一切書いておりませんでした。吉田さんが手術に成功され、良き余生を送られることを、私の出身である竹下派・平成研究会の先生ですし、心の奥底よりお祈り申し上げます。
【参議院本会議 平成31年2019年4月24日(水)】
「改正建築物省エネ法」(198閣法27号)が可決し、成立しました。
「自衛隊法やPKO法など改正防衛省設置法」(198閣法14号)が可決し、成立しました。
「旧優生保護法による強制不妊被害者への一時金支給法」(198衆法1号)が可決し、成立。安倍晋三首相が首相官邸ホームページで、お詫び文書を公開。この問題による、内閣総理大臣のお詫びは初めて。これ、お詫びアドレスへのリンクが切れることは、数年以上ないだろうと、官邸を信じて、官邸のリンクをはりました。
「改正自然環境保全法」(198閣法第33号)が可決し、成立しました。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
「女性活躍推進法などを束ねて改正するパワハラ防止法案」(198閣法38号)が慎重審議のうえ、共産反対、自民・公明・立憲・国民の賛成多数で可決すべしとなりました。
これに先立ち、4会派提出の対案、「セクハラ禁止法案など対案3法案」(198衆法2号ないし4号)は、自民・公明の反対、立憲・国民・共産・維新の賛成少数で否決すべきだとなりました。本会議で報告後、衆議院段階で廃案。また、閣法に対して、共産が委員会修正案を出しましたが、広がりませんでした。
この後、きのう本会議で吊るしが降りた「障害者雇用促進法改正案」(198閣法53号)が審議入り。
【衆議院外務委員会 同日】
審議入りしたのは、「日本アルゼンチン投資協定と、日本スペイン・クロアチア・コロンビア・エクアドルとの租税協定」(198条約6号ないし10号)。この5承認案の一斉審議で採決されると、外務委員会は夏休み。岡田克也さんと玄葉光一郎さんの「兄弟」は参議院選挙対策に専念することになります。
【参議院政治倫理の確立及び選挙制度改革に関する特別委員会 同日】
「国会議員選挙執行経費法及び公職選挙法の改正案」(198閣法17号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。自民党の二之湯智さんは今国会前に元公設秘書が殺人事件で逮捕されました。二之湯さんのへらへら笑いの謝罪に批判が集まりました。その二之湯さんは起立を忘れて参議院事務局委員部職員に促されて起立し、全会一致となりました。吉田博美さんが引退後の参議院自民党は、石井準一さん、岡田直樹さん、世耕弘成さん、松村祥史さん、松山政司さん、鶴保庸介さん、橋本聖子さん、末松信介さんらの集団指導体制になると思われますが、二之湯さんはお疲れでしょうか。
【衆議院法務委員会 同日】
「表題部所有者不明土地の登記及び管理の適正化法案」(198閣法30号)が審議入り。土地登記をめぐる一連の法改正が進んでいますが、あまり関心を呼んでいないようです。
【衆議院経済産業委員会 同日】
「中小企業強靭化法改正案」(198閣法26号)。
【衆議院国土交通委員会 同日】
「道路運送事業法改正案」(198閣法39号)。
【衆議院文部科学委員会 同日】
政府案の「法科大学院法改正案」(198閣法45号)と階猛さん提出の「対案」(198衆法5号)。
【参議院資源エネルギーに関する調査会 同日】
3年分の最終報告に向けた自由討議で山本太郎さんも「最終報告に入れてほしい」と意見しました。
【参議院災害対策特別委員会 同日】
一般質疑。吉川沙織さんらが質問。
【衆議院内閣委員会 同日】
デジタルガバメント法案ではなく、一般質疑としてデジタル政府を審議しました。経緯を分かりません。
【衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会 同日】
一般質疑。
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(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019
会期延長のうえ、衆参同日選観測が出ています。8月あたり。「あの暑い夏の総選挙」。15歳、平成元年の夏に、アメリカに留学し、19歳平成5年、35歳平成21年、2度のあの暑い夏の総選挙で、私は一人の人間として大きく成長しました。もうほんと、人生それだけだよね。ミョウバン塗りたくってまったく汗をかかないテクニックも得ました。令和の政治シーンも、暑い夏に起きるのでしょうか。
【衆議院本会議 平成31年2019年4月23日(火)】
新議員として、維新の藤田文武さん、共産の清水忠史さん(返り咲き)が紹介されました。
条約3件が全会一致で承認されました。「中央北極海無規制公法漁業防止協定承認案」(198条約3号)「燃料油による汚染損害についての民事責任に関する国際条約の承認案」(198条約4号)「難破物除去ナイロビ協定承認案」(198条約5号)が承認され、参議院に送られました。
「金融機能早期健全化法を改正して、預金保険機構の埋蔵金0・8兆円を国庫に返納させる法案」(198閣法16号)が国共維反対、自公立の賛成多数で可決し、参議院に送られました。国民民主党は、国庫返納には賛成しながらも、消費税の引き上げ分2%の「還元」の歳出に使われることを問題視しました。
関心が高い、「建築物省エネ法改正案」(198閣法27号)が全会一致で可決し、参議院に送られました。連休明けの今国会で成立へ。
「農地バンク法など改正案」(198閣法23号)は立国共反対、自公維の賛成多数で可決し、参議院に送られました。委員会段階で、立憲・無所属フォーラムの大串博志さんが修正案を出していました。
「電波法改正案」(198閣法18号)は共反対、自公立国維賛成多数で可決し、参議院に送られました。同時に付託されて審査していた、「電気通信事業法改正案」(198閣法35号)の採決では、全会一致で可決し、参議院に送られました。
この後、「障害者雇用促進法改正案」(198閣法53号)が審議入り。閣議決定は3月19日と遅れ気味で苦労していたようです。登壇案件であり、元々、首相は答弁しませんが、安倍晋三さんは外遊中。衆参同日選に関して、石田総務大臣に対して、質問が飛ぶという異例の展開もありました。
【衆議院総務委員会 同日】
「NHKインターネット常時同時配信のための放送法改正案」(198閣法36号)が審議入りしました。NHKのインターネット常時同時配信を可能にする法案。前々日の第19回統一地方選後半戦では、「Eテレ問題」の内部告発で知られる、NHK営業局の立花元職員が党首をつとめる「NHKから国民を守る党(N国)」がさらに議席を伸ばしました。公営掲示板のポスターに「NHK集金撃退シール」を法枠内でつけるユニークな選挙を展開。N国の主張では、NHKをどう改革するかはやや不明確なところもありますが、地方議員は着々と増えています。やはり、NHKが貴族であるのは間違いない現実であり、NHK職員も退職しても食べていけないから内部に残るしかありませんし、正直自分たちが何を批判されているのかも分からないと思います。しかし、複雑な選挙制度もあいまって、なんにしろ「組織」に対する改革の機運は高まるばかりです。
【衆議院文部科学委員会 同日】
まず、階猛さんが「司法試験法など改正案」(198衆法5号)を趣旨説明。政府案「法科大学院など改正法案」(198閣法45号)と同時に審査されました。参考人からは「1%の合格率だった時代は、法学部教授の私としても、司法試験をめざしたらどうかと言うのがためらわれた」「私が経営しているような司法試験予備校が隆盛を極めたから、法科大学院の新設の機運が出来たのは事実だ」というような時代にそった経緯が意見を通して浮き彫りになりました。私も、弁護士になった同級生が複数いますが、みんな、生活が厳しそうです。
【参議院第一種常任委員会 同日】
●総務、財政金融、農林水産、経済産業、国土交通の各委員会はありませんでした。
【参議院内閣委員会 同日】
「子ども子育て支援法改正案」(198閣法15号)の審査があり、次回も続きます。市区議選の演説を聞いていると、今でも保育料が無償の人は多いようで、金持ち優遇という側面はあるようです。
【参議院法務委員会 同日】
「ハーグ条約国内実施法改正案」(198閣法28号)が山下大臣から、衆議院修正部分は、野党議員である階猛さんから趣旨説明されました。次回から法案審査。平成のうちの成立はなさそうです。
【参議院外交防衛委員会 同日】
まず「防衛省設置法など改正案」(198閣法14号)が賛成多数で可決すべきだと決まりました。
続いて、「日本カナダACSA」(198条約1号)と「日本フランスACSA」(198条約2号)の承認案が審議入りしました。
【参議院文教科学委員会 同日】
「大学修学支援法案」(198閣法21号)を審査。衆院段階での、国立大学法人の法案とは分けて審査されています。だからといって、それを「参議院らしい」などという気はなく、だから何なんだ歳費泥棒、という感じがします。
【参議院厚生労働委員会 同日】
「旧優生保護法にもとづく強制不妊一時金支給法案」(198衆法1号)。医師出身の自見さんは、「立法府の1人として被害者のみなさんに心からおわびしたい」。自民党の日本医師会組織内の自見はなこさんですが、野田連立内閣の与党党首だった自見ファミリーらしい誠実さを見た思いです。採決の結果、全会一致で可決すべきだと決まりました。あす成立と思われます。ただ、成立段階で、首相のおわびが出ると聞いていましたが、外遊中ですので、どういう運びになるのでしょうか。
【参議院環境委員会 同日】
「自然環境保護法改正案」(198閣法33号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。
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立憲民主党は、第19回統一地方選の当選者が、545人だったと発表しました。国民民主党は182人にとどまっており、明暗を分けた格好。立憲は、きめ細かい行政対応が求められる基礎自治体(市区町村)の議員選挙があった後半戦では、当選者に占める女性の割合が30・0%となったとしました。国民はきのう22日、立憲はきょう23日発表しました。
#ボトムアップの春、と銘打ち、7月21日以降の投票が予想される、第24回参院選に向けて、まずは地方議員での仲間づくりを優先した立憲の戦略が奏を功しました。
私としては、第19回統一地方選は思うところがありました。立憲の仲間は全員当選しましたが、それ以外の知人の現職では、かなり意外な人が複数落選しました。中でも、後輩学生に対して、「私は自民党ですから組織、組織です!組織の選挙をみたい人は私のところにいらっしゃい」と自嘲気味に絶叫していた自民現職が落選しました。国民の幹部らが、日常活動がしっかりしている人は当選しているということを言います。でも過去12年間のうち最初の6年間はがんばって、ここ6年間は遊んでいる現職でも当選はしています。結論としては、立憲公認の人は強かった。ある県連代表者(元国会議員)は私に対して、組織を積み重ねた票読みと違う結果が出て、驚いているとの感想を漏らしました。まあ、私としてはその人ににそれ以上分析を求めてもしょうがないですから、それ以上聞きませんが、自公民共とも組織が音を立てて壊れ始めています。
何よりも、以前も指摘した、上の写真。国民さんの2000人政治資金パーティー。私の計算では、女性率7%。衆議院の女性率11%より低い。これは、ホストである玉木代表も、中央組織の神津会長も、産別の会長も、当日来てみて初めて知った事実。誰も悪くない。ただし、打算的だけども、自由な立場の私としては、少なくとも、ここに乗る必要はないな。そう感じた次第です。
労働組合に未来はない。
さはさりながら、衆議院での政権交代。前職の多くは国民です。この人たちの力があれば、小選挙区30ひっくりかえせます。国民も、前回惜敗した新人には厳しいらしいですが、衆議院ではまず現職が確実に全員当選し、元職も力を発揮して、後は重点的に新人を当選させる。この方法しかありません。もちろん、立憲のように、時間をかけながら、仲間を増やす。名前も知らない仲間が、唯一の基本的な価値、すなわち候補者を当選させるという同じ目標に向かって、サークル感覚でがんばり、そして、投票結果という行政文書で、社会とつながっている感を持ち、1万票のうち1%が自分の力だとしても100人かなどと夢想し、それぞれの持ち場にかえって、各々の人生に、少しだけ自信を持つ。そういう #立憲パートナーズ の在り方って心地よいし、「殿」より20歳若い、45歳の私は、そちらにかけたいな、と思う。
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春の統一国政補選は、維新とオール沖縄が勝利で、与党・自民党は2敗。人生の敗者復活戦第19回統一地方選後半戦では、自民微増、共産減少、女性微増で過去最多、そして、永田町の予想通り、幸福実現党とNHKから国民を守る党(N国)が躍進しました。一方、個人的に親しい現職が落選。私は、国民民主党を「現職倶楽部」「現職が現状維持を目指す党」ととらえていますが、自家撞着ですが、その現職は謙虚なのに、国民公認ということで、連合も何もせず、末脚が弱かったか。
うれしいこともありました。無頼系独立候補の「マック赤坂」さん。このブログの2007年8月で書きましたが、このときは、大手政治部出身の傲慢さのため、カメラを持っておらず、文章だけ。6年前はカメラを持っていました。参議院議員の初登院議員一人一人に、「俺の方が税金払ってるぞ!」とマックさんは声をかけていました。
[写真]参議院議員に、「俺の方が税金払ってるぞ」と声をかける、マック赤坂さん、6年前、2013年8月、宮崎信行撮影。
なお、マックさんは、渡辺美樹さん(今夏引退表明)にだけは、俺の方が税金払ってるとは言わずに逆に握手していました。大沼みずほさんには、「お、若いな」と驚いていて、税金の話はしませんでした。
そのマックさんが、港区議に当選。港区は人口1人あたりの(区側から見た)住民税収だけで年29万円を超えるようですから、単独事業(国・都の支出が無い区財源での事業)一つぐらい提案してみたら面白いかもしれません。
【参議院議院運営委員会 平成31年2019年4月22日(月)】
歳費削減に野党が反対して、とりやめ。
第19回統一地方選で誕生した、立憲新人の若い仲間が歳費をしっかり活用しながら、衆院選、参院選での政権交代に向けた「革命工作資金」にしていただきたいところですが、現職倶楽部の参議院議員が歳費月8万円程度で大騒ぎとはあわれ。とくにこういうことは任期切れ近くではやってはいけないことは、首長・地方議員などでも明らか。前半生はどんだけ貧乏だったんでしょう。私なんかはもう、モルモットでも見るような感覚ですけどね。
余計なお世話ですが、48か月間の歳費・期末手当の多さに身震いする新人の人は、固定費で月ぎめである、新聞を複数定期購読しておくと、レイニーデイズが来ても、新聞を少し解約すれば、月2万円程度の余裕のお金が出てきます。不安だからと貯金ばかりすると、不安が積もるだけですから、月ぎめ新聞を多く契約してみるということも検討してみてください。
【参議院決算委員会 同日】
「平成29年度決算」の省庁別審査。法務省、国土交通省、裁判所。
まず、歳費削減は憲法49条など違反ではないかとの質疑もありましたが、参議院法制局などは、違憲だとはしませんでした。
裁判所の判決文で、一部意見や反対意見が区切られておらず、最も読みにくい公文書と言われているとの指摘がありました。最高裁事務総局で検討してほしいと、私も思います。
法務省では、出入国在留管理庁長官が答弁する場面がありました。所有者不明土地、地籍調査、成年後見人などの問題が多く、いまや国交省よりも、法務省の方に、国会の関心が集まっていることを如実に感じました。私も個人的に法務省マターのハンコ押しが多い毎日。実生活の中で、法務省の存在意義を考えることが今後とも続きそうです。
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(初投稿は11時半)
日曜日が、春の統一国政補選と、第19回統一地方選の開票日。前者は日曜夜、後者は月曜日にも全体像が見えてきます。政局が流動化し始めて、来週土曜日から10連休。自分なりの政局センス、世論・景気を読む力があるかないかで、令和における自分の置き場所が変わるかもしれません。そう考えると、その谷間の最後の平和な日かも知れません。
【参議院議院運営委員会 平成31年2019年4月19日(金)】
そんななか、「歳費法改正案」(198参法1号)の審議入りをめぐって、紛糾。末松信介委員長は毅然と付託されました。経緯は何であれ、有権者からどう見えるかを考えるべきであって、化けの皮がはがれていることに、気づかないと。歳費乞食とよばれますよ。落選したら食べていける人は1%未満なのは分かっていますが。
【参議院本会議 同日】
「大学等修学支援法案」(198閣法21号)が審議入りしました。
但し、衆議院では国立大学法人の合併などを盛り込んだ法案と一括審議されたのに、参議院では一本だけで付託し審議することになったことを、熟議の府などと盛り立てた議員がいて、私のように長くやっていると、会派の勉強会などで誰に洗脳されているか、その固有名詞も含めて見えてくるので、しらけてしまいました。まあ、しらけた、と正直に書く感じで、私の場合はいいのかなと認識しています。
上程。
「2025年大阪万博特措法」(198閣法11号)は投票総数227、賛成211、反対16で可決し、成立しました。
「改正裁判所職員定員法」(198閣法19号)は投票総数231、賛成187、反対44で可決し、成立しました。
「ため池管理保全法」(198閣法29号)は投票総数231、賛成231、反対0で可決し、成立しました。
「アイヌ新法」(198閣法24号)は投票総数230、賛成216、反対14で可決し、成立しました。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
衆議院側の厚生労働委のみ。珍しく、統一地方選休戦ができた2019年でした。
「パワハラ防止法案」(198閣法38号)対「セクハラ防止法案」(198参法2号ないし4号)という構図になっているようです。
立憲民主党の大河原雅子さんは、委員長から名前を間違えられていました。大河原さんは、民主党系の会合でよく名前を間違えられていましたが、自民党の人からも間違えられるのだな、と感じました。それがどうした。
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一つ前のエントリーに書いた通り、首相側近から消費税先送り観測気球が上がりました。国会は残り63日間。参議院では消費増税とのバーターが明文化されている幼保無償化法案が委員会審議入り。野党第一党と第二党の賛否割れへの異論が出ていますが、衆議院農林水産委員会では、無所属フォーラム所属の大串博志さん提出の農地バンク法の修正案と政府原案で、立憲・国民・共産の足並みがしっかりそろいました。
【衆議院農林水産委員会 平成31年2019年4月18日(木)】
「農地バンク法など改正案」(198閣法23号)。立憲民主党・無所属フォーラムの大串博志さんが筆頭発議者となっており修正案を近藤和也さん(国民、石川3区比例)が説明。立国共と、自公維の賛否がそろい、政府原案が賛成多数で可決すべきだと決まりました。今国会では文部科学委員会で、国民が単独で修正案を出し、国民しか賛成しなかったこともあり、先週のきょう、岡田克也さんが「なるべく賛否は合わせるべきだ」と国会内で記者団に発言しました。
当選してしばらくすると付け上がる先生は9割がたですが、大串先生など岡田系は、仰ぎ見るところが政権交代なので、謙虚です。
立憲の佐々木隆博さんは、規制改革会議が方針を出し、その後に農林水産省が呼び戻すような感じで法案を提出するプロセスを見直すよう求めました。
【参議院内閣委員会 同日】
先週金曜日の本会議で代表質問があった、今国会重要広範議案の「子ども子育て支援法改正案」(198閣法15号)。実質審議が始まりました。
私はきょう初めてこの「改正法案」をていねいに読みましたが、必ずしも今次改正法案の中で「消費増税の見返りだぞ」というようなおどしの条文は入っていないです。今月中学校に進まれた親王殿下が6年前にご卒園なすったお茶の水女子大学付属幼稚園が明治9年にでき、女工哀史の繊維工場の企業内保育所が相次いでできて以来の、幼保の対立ですが、「2兆円の政策パッケージ」という経済対策を突破口として、利用しやすい仕組みがようやくできてきました。
【衆議院地方創生に関する特別委員会 同日】
「第9次地方分権一括法案」(198閣法37号)が審議され、来週25日に次回の審議をすることになりました。細かい条文が中心ですが、立憲が修正案を用意しているようで、細かいのにご苦労なことだなと気がします。
【衆議院総務委員会 同日】
「電波法改正案」(198閣法18号)が採決され、賛成多数で可決すべきだと決まりました。
「電気通信事業法改正案」(198閣法35号)も別途、採決され、全会一致で可決すべきだと決まりました。
【参議院法務委員会 同日】
「裁判所職員定員法改正案」(198閣法19号)が賛成多数で可決すべきだと決まりました。
【参議院農林水産委員会 同日】
「ため池管理保全法案」(198閣法29号)が可決すべきだと決まりました。
【参議院国土交通委員会 同日】
「アイヌ新法案」(198閣法24号)が可決すべきだと決まりました。
【参議院外交防衛委員会 同日】
「防衛省設置法改正案」(198閣法14号)の質疑終局が宣言されました。
●参議院総務、財政金融、文教科学、厚生労働、経済産業、環境委員会はありませんでした。
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[画像]「DHCテレビ」のインターネット番組「虎ノ門ニュース」通信画面をスクリーンショット。
自民党幹事長代行で、安倍晋三さんのもと、総裁特別補佐・内閣官房副長官を歴任したメーンストリーム、萩生田光一さんが、7月1日(月)発表の日銀短観で、消費増税を先送りする公算を示唆しました。
これは、さきほど、2019年4月18日(木)の保守系インターネットニュース番組「【DHC】2019/4/18(木) 有本香×萩生田光一×居島一平【虎ノ門ニュース】」で語ったものです。この番組の出演者は先週の桜を見る会で、安倍首相との気の置けない交流で話題になりました。
萩生田さんは、ネットウヨからも、消費増税に懸念が出ているという趣旨の質問に答えて、
「私、今党の幹部なので、本心を言えと言われても、困る。ただし、そこは我が党のバランスの良さで、(番組の前半で触れた)さきほどの6月の数字をよく見て、本当にこの先、危ないぞ、というところが見えてきたら、崖に向かってみんなをつれていくわけにはいかないので、違う展開はある」
と語りました。
7月1日(月)に短観、短期経済観測調査が発表されますが、7月4日(木)に参議院選挙が公示されます。参院選公示直前に消費増税が先送り発表される公算が高まりました。
私は長年、短観を目を皿のようにして読んできましたが、直近の3月短観では、素材産業(鉄鋼だけ除く)、生産用機械の経営者の景況感が暴落しました。内閣府の統計用語ならば景気先行指標とされる数字が軒並み落ちており、先行きは確実に落ちます。もちろん、不動産セクターなど景気に遅れる指標は堅調であり、すぐに街の商店がだめになるという趣旨の不況ではありません。但し、中国関連の輸出の儲けが一気に減り、こういう会社は財務基盤が盤石ですが、そこと取引がある中堅企業に意外な展開が起こりうる地合いとなっています。
2014年には、内閣府のGDPを見て、消費増税先送りという「新しい判断」(安倍首相)をしました。今回は日銀短観で、消費よりも生産に目を向けた格好で、「言い訳」をつくることになりそうです。
会期末が6月19日なので、7月1日発表の数字に目を向けさせて、衆参同日選を避けようという観測もあるのかもしれません。
【DHC】2019/4/18(木) 有本香×萩生田光一×居島一平【虎ノ門ニュース】
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超無風国会となってきましたが、これから風が吹くかもしれません。
●参議院本会議はありません。月曜日、水曜日、金曜日が定例日ですが、きょう定例水曜日は予算委員会開催をめぐって協議が整わず、本会議も設定されませんでした。
【衆議院国土交通委員会 平成31年2019年4月17日(水)】
関係者の関心が高かった「建築物省エネ法改正案」(198閣法27号)を法案審査。採決に進む、全会一致で可決すべきだと決まりました。今月2日に本会議で代表質問され、この委員会に付託されていました。委員会の冒頭では、塚田一郎さん更迭後の、新しい(前任者の)国土交通副大臣があいさつしました。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
政府案と野党案が同時に審議されており、まだまだ続きます。法案名は「パワハラ防止法案」(198閣法38号)対「セクハラ防止法案」(198衆法2号、3号、4号)ということになってきました。与党・自民党議員がめずらしくパネルを使いました。
【衆議院財務金融委員会 同日】
立憲と国民の態度がまた分かれました。
「金融機能早期健全化法改正案」(198閣法16号)は、国民・共産反対、自民・公明・立憲の賛成多数で可決すべきだと決まりました。国民民主党総務会は先週反対を党議決定しており、ホームページに公開されています。
【衆議院内閣委員会 同日】
「デジタル手続き法案」(198閣法47号)が趣旨説明され、審議入りしました。
【衆議院法務委員会 同日】
一般質疑だけがありました。散会後に、理事懇談会が開かれ、今後を語りました。
【衆議院外務委員会 同日】
条約の承認案件3本。198条約3号、4号、5号の3承認案が各々、全会一致で承認すべきだとの審査結果をまとめました。岡田克也委員は三重に直帰し、「明仁さま」天皇・皇后両陛下の三種の神器を持っての、三重訪問を歓迎。いよいよ平成フィナーレです。
【衆議院文部科学委員会 同日】
「法科大学院短縮法案」(198閣法45号)が趣旨説明されました。
【衆議院農林水産委員会 同日】
「農地バンク法、農地法など改正案」(198閣法23号)の法案審査。あすも審議します。
【衆議院経済産業委員会 同日】
前日本会議で議論した、「中小企業経営強靭化法改正案」(198閣法26号)が審議入り。
【参議院政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 同日】
「国会議員選挙経費執行法改正案」(198閣法17号)の趣旨説明を総務大臣から聞きました。
【参議院国際経済・外交に関する調査会 同日】
NHKクローズアップ現代キャスターだった、国谷裕子さんが登場。慶大特任教授及び国連機関の親善大使の肩書で登場。降板が実は官邸の差し金だったことが分かっており、NHKにも呆れたもんです。
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PFIなどの導入で、公営水道の事業切り捨てや、外資参入などに懸念が出ながら、昨年の通常国会で成立し、公布された、
「改正水道法」、水道法の一部を改正する法律(平成三十年法律第九十二号)
はことし10月1日に施行することになりました。
きょう付けの官報で、施行日を指定する政令が公布されました。
政令では平成31年10月1日となっていますが、改元の政令がまもなく公布されますので、令和元年10月1日となります。
以上です。