宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【要望】鳩山幹事長、全国の総支部長集会を開いてください

2009年03月31日 15時01分41秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代


 西松事件の影響について、全国の総支部長(元職、新人)に電話で聞き取りました。

 昨年10月の情勢分析で、対抗馬の現職に対してリードしていた人を「力のある総支部長」、ビハインドだった人を「ビハインドの総支部長」と呼びます。

 僕のカリスマ、大阪16区の森山浩行さん。任期満了6ヶ月前の3月10日をめどに公選法に基づき、「森山浩行と小沢一郎」の2連ポスターに張り替えました。

 で、張り替え作業なんですが、森山さんは新人ですが、堺市議、大阪府議、堺市長(次々点)に続き4度目の選挙となり、多くの後援会員のみなさまに支えられています。

 ですから、これまでもポスターをご掲示頂いたお宅をうかがって張り替える作業なので、
 「おい、小沢さんで大丈夫か?」「政権交代に向けて作戦を立て直した方がええで」というような反応があるようです。すなわち「政権交代=森山を勝たせる」ということに関して、揺るぎのない支持者の方々から、「作戦として小沢さんとの2連で大丈夫か?」という声はありますが、小沢さん本人への批判は限定的なようです。

 力のある総支部長の森山さんですが、対抗馬の現職、北側一雄さんは公明党幹事長という肩書きがあるので「北側と麻生」の2連で行かざるを得ないようです。ですから、「森山と小沢」対「北側と麻生」のポスター一騎打ち。森山か北側か、であって、堺のオピニオン・リーダーにとって、小沢さんというのは衆院選にはまったく関係ない存在といっていいでしょう。


[写真]大阪16区総支部長の森山浩行さん。中央下に森山・小沢の2連ポスターがあります。2009年3月20日です。

 先週の「歴史探訪&ポスティングデー」の出発には石井一(ピン)・副代表がかけつけ激励。これは後援会メンバーだけの定例行事です。多くの総支部長がピンさんが街頭演説にかけつけてくれた、と喜んでいますが、後援会限定のイベントの出発式にかけつけた、というのは初めてのケースではないでしょうか。日ごろから足腰を鍛えておいた成果だし、ピンさんをそれを見ていたのだと思います。

 力のある総支部長といえば、前衆院副議長の中野寛成さん(大阪8区)。情勢分析では、知名度では対抗馬の自民党小泉チルドレン大塚高司衆院議員を圧倒していますが活動しなければ勝てません。昨年末からの熟慮のうえ、梅村聡さん(参院大阪選挙区)との2連にしました。逆転の夏で全国トップの128万1502票(得票率33・2%)を取ったフレッシュでイケメンの34歳医師との2連。当選10回の寛成さんと梅村さんという取り合わせは新鮮。「老青そろった民主党大阪府連」という雰囲気なのではないか、と想像しています。

   
[写真]左は3月29日放送のBS11に登場した中野寛成さん(大阪8区総支部長)
[写真]右は逆転の夏・大阪で全国トップ得票を獲得した梅村聡・参院議員(34歳)

 朝夕の街頭演説でも、「政権交代ガンバレ」「小沢問題に負けるな」という声が寄せられているそうです。罵詈雑言を浴びせられることはなく、3月3日以降も特段の変化はないそうです。事務所に怒鳴り声の電話は一切なく、大阪府連にも「全くないようだ」(中野さん)とのことです。浮動票が多い選挙区なので、情勢分析によっては、寛成さんはビハインドに出ていることもあります。梅村さんをはじめ、大阪府連の参院議員、府議、市議のみなさんは最後まで手を緩めないで中野先生を国政に戻して下さい。

 さて、人柄、能力はすばらしいのに擁立が遅れたことから、ビハインドの総支部長。こちらは、直前に小沢さんとの2連ポスターをあきらめて、鳩山さん、菅さんとの3連ポスターに刷りかえたそうです。というのは、ここは対抗馬の自民党ベテランが西松事件で報道が出ていますから、先手をとってイメージ戦略で勝ちたいところです。とはいえ、この辺が選挙戦(前哨戦)のこわいところで、おそらく個人・団体献金も少ないでしょうから、その上でポスター刷りかえでは、さらにお金がかかります。ちなみにこの総支部長は群馬1区の宮崎タケシ(宮崎岳志)さん。上毛新聞記者として「県警、弊社家宅捜索へ」を堂々と記事にした宮崎タケシさん、医療再生に全力の宮崎タケシさん。尾身幸次元財務相(自民党清和会)と志を持って上毛新聞社を辞めた宮崎タケシさんのどちらを選ぶか。人生の先輩方お願いです、志を持つ若者の背中を押してやってください。

 さて、鳩山幹事長に私からの提案です。
 ぜひ、全国の総支部長を党本部内のホールに集めた集会を開いてください。

 説明に関して、検察が捜査を終結していない以上、難しい点があるのは分かります。しかし、千葉県知事選をみても分かるとおり、それを理由に説明しないまま、仮に解散されたらたいへんです。検察は「社会」ですが、選挙は「世間」のカテゴリーです。社会と世間は大違い。

 私の聞き取りで、今回、総支部の能力や選挙区事情で「党内世論」が大きく違うことが分かりました。

 新人109人・元職44人の153人近くが一堂に会すことで、お互いの活動状況などの話し合い、執行部へ意見したり、その姿をみる。そこで「小沢さんへの怒り」が実は「自分の活動不足にある」ことを認識し、作戦を立て直し、街頭演説よりも後援会訪問・ミニ集会を増やして、まさかの大逆転で政権交代に寄与できる総支部長が生まれるかもしれません。

 1月の党大会は民主党本部にお金がなく、総支部長は参加できていません。一堂に会するのは昨年7月の党主催の政治資金パーティー「政権交代2008」、9月の臨時党大会(小沢代表3選選出集会)以来のことになります。日帰りなら全員の交通費も500万円ほどでしょう。TVCM1本減らせば、工面できます。

 鳩山幹事長、ぜひお願いします。

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いやしの動画

2009年03月30日 13時53分18秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 テレビの世界では、もう遠い昔。

 でも、私たち主権者にとって、“直近”の民意はこれです。山口2区では1年前に補欠選挙で平岡秀夫さんが当選していますが、残りの299選挙区99・67%の主権者の直近の民意です。

 いつもここから作戦を組み立てないといけません。

逆転の夏 2007年参院選

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鳩山幹事長「小沢代表と連帯責任」党情勢分析悪ければともに辞任の考え

2009年03月30日 06時51分35秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 おはようございます。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は29日、フジ、NHK、テレ朝の番組に出演。この間に記者団の取材も受けました。西松建設事件に関して、政権交代ができないと判断した選挙が戦えないと判断した時には、小沢一郎代表と鳩山幹事長が連帯責任をとって辞任すると明言しました。

 鳩山さんはNHKでは「重い十字架を背負った」、テレ朝では「殉じる」とまで語りました。鳩山さんは幼いころから宗教教育を受けていますので、これらの言葉の本来の意味を理解したうえで、あえて使ったことは確実です。

 なお、「判断」の材料はマスコミの世論調査ではなく、党独自の情勢分析を使うことにしました。また、小沢代表が陸山会の政治資金収支報告書を総務省で見てほしいとしていることについては、一般の国民は見ない、と指摘し、党に第三者委員会を設けて、政治資金、検察、マスコミ報道を検証する考えを示しました。

 さらに「役員、執行部のメンバーは小沢代表で行こうと党議で決めた。共同責任だ」と述べました。

 代表の座に目がくらんで「新しい動き」24日前後に見せた菅直人・代表代行に対して、民主党結党の同志として、友愛の精神で自制を促すねらいもあったと思います。

 これらはすべて、千葉県知事選の開票前の発言です。マスコミのみなさんはあれだけ必死なネガティブ・キャンペーンの結果、民主党を陥れ、森田健作知事を生み出しておめでとうございます。

 さあ、今週は経済です。しっかり強い気持ちを持ちましょう。

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民主・鳩山氏:「小沢氏辞任なら幹事長も連帯責任」 - 毎日jp(毎日新聞)

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は29日、テレビ朝日の報道番組で、小沢一郎代表の公設第1秘書の政治資金規正法違反罪による起訴を受けた小沢氏の進退問題について「(党の支持率が)落ちて選挙が戦えないと執行部が判断すれば責任を取る。少なくとも幹事長は連帯責任だ」と述べ、小沢氏が辞任する場合は鳩山氏も同時に幹事長を辞任する考えを示した。

 鳩山氏は「役員、執行部のメンバーは小沢代表で行こうと党議で決めた。共同責任だ」と指摘。24日の役員会、常任幹事会で小沢氏の続投を了承したことから、小沢氏が辞任した場合は党執行部全体に責任が及ぶとの認識を示した。

 鳩山氏によると、26日に党本部で小沢氏と会った際、「続投と決断される以上はできる限り支えるが、国民がこの執行部では(政権交代は)難しいと判断した時はお互いに責任を取ろう」と呼び掛け、小沢氏は「分かった」と応じたという。

 また、鳩山氏は同番組で、事件に対する世論の理解を得るため、近く調査チームを設置する方針を明らかにした。小沢氏に寄せられた多額の献金の使途などを調査する。【佐藤丈一】

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情報公開です 過去3週間のアクセスランキング

2009年03月29日 21時41分36秒 | その他

 情報公開(ディスクロージャー)です。

 3月はあまりにも慌ただしい展開になってしまい、またしても前回の情報公開と間が空いてしまいました。情報公開というのは、もっと習慣づけないといけないですね。

 2009年3月22日(日)~3月28日(土)までの日別集計。
 それと、
 2009年3月8日(日)~1週間ごとに3週の週別集計です。
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【マスコミの勝利】千葉県知事に森田健作さん当選確実

2009年03月29日 21時01分19秒 | その他
 任期満了による千葉県知事選挙は29日投開票され、俳優で元自民党衆院議員の森田健作(鈴木栄治)さんが当選しました。

 あ然、ぼう然としています。

 森田さんや自民党の勝利というよりも、マスコミの勝利、マスコミの存在感を見せつけたという感じがします。

 テレビの力ってすごいですね。テレビというのは麻薬のようなもので、中毒症状になりますから、脳が“テレビ脳”になってしまっている人(70歳代~30歳代)が大量にいます。テレビ局に携わる方は自覚をしっかり持っていただきたいと思います。

 吉田たいら陣営のみなさま、お疲れまでした。選挙は何があるか分からないということをつくづく感じます。あすから気持ちを切り替えていこうと思います。きょうの更新はこれでおしまいにします(予定)。

 なお今週は月曜日に鉱工業生産、火曜日に雇用、そして水曜日に日銀短観が相次いで発表になります。木曜日にG20金融サミットがあります。日切れ法案は3月31日火曜日に処理する予定です。新年度入りと同時に追加景気対策と2009年度第1次補正予算案のスケジュールが焦点になってくると思います。

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日本テレビ系列札幌テレビ放送(STV)の異常報道

2009年03月29日 14時48分40秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
中川昭一の素顔
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民主党のハマコー、姫(姫井由美子さん)がまたしても党を救う

2009年03月27日 23時47分44秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

 私はかねがね、姫井由美子さんは「民主党のハマコー」になるべきだと思っていましたが、ついに3月27日、名実ともに“民主党のハマコー・姫”になりました。またしても姫が民主党を救いました。

 今日は参院議員総会を初めて見ました。参院議員総会は、参院国対委員長代理(芝博一さん)が司会をし、輿石東会長(党代表代行)があいさつ。国対委員長が説明をし、意見などを受け付けるようです。

 きょうは午後0時30分~午後1時に参院議員総会が開かれました。

 小沢一郎代表が参加し、西松建設事件の秘書起訴について、24日の記者会見とは別に参院議員、衆院議員に対しては初めて説明しました。

 で、小沢さんの説明、鳩山さんの執行部報告の後、司会の芝・参院国対委員長代理が「何かご質問ありますか?」といったら、「なし」と2、3人の議員から声が上がりました。この辺はあまり見えなかったのでしたが、すし詰め状態から出てきた記者がカメラマンに「姫井!」と言いました。てっきり姫井さんが「なし」と言ったのかと思ったら、産経新聞によるとこういうことだったようです。

 続いて行われた質疑では、姫井由美子議員から「はい」と手が挙がるも、周囲から「なし」「なし」「なしでいいじゃん」との声が上がり、姫井氏は「ダメなの」と言いながら、手を下げた。

 また、北海道新聞によると、姫井さんは小沢さんを激励したかったそうです。

 この記事、私も帰宅してから経緯が分かったのですが、笑えました。

 私は自民党が54年間も政権を維持し続けたのは、浜田幸一衆院議員(ハマコー)の存在が大きかったと思います。

 「40日抗争」ではバリケード破り(正確には破られたバリケードの片づけ)の上、「自民党は日本の子どもたちのためにあるんだ!」と反教育的な不可解なアジ。

 国会の許諾を得ないで、外為法の上限を超える日本円の現金を米国ラスベガスに持ち出し、一晩で2億円をすってしまうという、ツッコミどころが多すぎる議員辞職。

 予算委員長でありながら突然、「(日本共産党議長の)○○○○君は人を殺したじゃないか」と発言し、大混乱。浜田委員長は事前に計算していたのですが、混乱のさなかにNHK国会中継の終了時刻を迎え、「大草原の小さな家」に切り替わり、NHKに抗議殺到。

 議員引退後も郵政民営化で激論を交わす自民党本部会議室に乗り込んで大声で罵った上、部屋から出てTVカメラの前で「ちょっと幹事長室でお茶飲んでくる」という謎のコメント。

 実はハマコーの行動はそのたびに、自民党のピンチであるその時々の“事件”の本質から世論の関心をそらせたことになります。つまり、自民党54年間の後半30年間はハマコーが政権を維持したのです。これはかねてからの私の持論です。

 ですから、私はかなり前から民主党のハマコーとして姫(姫井由美子さん)に期待してきました。ただし、岡山県連はほとんどが「国のかたち研究会(菅G)」です。県連代表から「マスコミへの露出をするな」と諭されて、最近はあまり出ていないようです。朝からマジメに部門会議に出席している姿を見かけます。

 私が当ブログで姫井由美子さんについて書いたのは次のエントリーです。

当ブログ内の姫井由美子さん関連エントリーは次のとおりです。

http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/s/%C9%B1%B0%E6%CD%B3%C8%FE%BB%D2
(クリックしていただくと一覧できます)

 これらのエントリーは多分にふざけていて、本気なのか冗談なのか疑われる記述が多いと思いますが、これは私が姫井さんに「民主党のハマコー」の素質があることに気付き、期待していたからです。

 政権交代後には、思う存分に暴れてください。残念ながら、与党のピンチは次から次へとやってきますから。

 こういう個性を認めないと、国民の過半数の支持は得られません。

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代議士会・参院議員総会での主な発言の全文(MSN産経ニュース)

2009年03月27日 20時25分24秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

【代議士会の発言のほぼ全文(MSN産経ニュースから)】

○小沢一郎代表
 「きょうは今、討論の2人の代表選手のあいさつがありましたが、来年度予算を決定する日です。みなさまにはこれまで国会の前半戦、大変ご奮闘、ご努力いただいたことを心から敬意を表し、感謝を申し上げます。また、これが終わりますと、先ほど国対委員長の話もありましたが、後半国会。そして総選挙に向けての行動になると思う。みなさまの一層のご奮闘、ご努力をお祈り致します。
 さて、私の政治資金団体の収支報告書に関連いたします問題で、みなさまに一言、おわびとご報告を申し上げたいと思います。
 この件をめぐり本当に仲間のみなさまには大変、ご迷惑とご心配をおかけ致しました。心からおわびを申し上げます。この私の秘書がこの問題で結果として逮捕、そして起訴されました。逮捕以来、この背景にはもっともっと重大な犯罪がその犯人は小沢一郎であるがごとき印象を与える報道が連日、今日まで続いております。私は当初から収賄罪のような犯罪事実に関連する行動は一切していない、もし私がそのような事実があるとするならば、どのような捜査もどのような処罰も受け入れる。しかし、私はない、と。そういってまいりました。残念なことですが、先日、秘書の大久保が起訴されました。しかし、いま申し上げた意味においては、この起訴によって言ってきた、そのような犯罪の事実はないということが明らかになったということでもあります。しかしながら、私の責任は大きい、と。自分自身、自覚をいたしております。いろんな報道がごちゃまぜになり、また私の立場、秘書の仕事、分担、そういう例えば、西松建設などとの関係などについていろんな報道がなされ、国民、特に国民のみなさまにご迷惑をおかけしたことと思っております。国会議員のみなさんは単純な事実ですから、お分かりいただけると思いますが、この際に若干の事実をみなさまにご報告致したいと思います。
 その一つの疑問というか、報道でなされているものを垣間見ているが、このようないろいろな献金について私自身がそれをきちっと検証していなかったのか。それはおかしいじゃないかという類の疑問がひとつ出されているかのように思われます。私は献金をいただいているのは西松建設だけではありません。多くの企業からも、そしてまたその何倍もの個人のみなさんから浄財をいただいております。しかし、私自身が個々の献金にオバマ大統領のように多数はありませんけども、非常に多くの献金をしてくれるみなさんの一つ一つの検証は物理的にも不可能であります。みなさんもそうだと思いますが、私もその点については担当の秘書を信頼し、それに任せているわけであります。また、西松建設といかにも何か因縁深い、関係深いような記事もみられているが、私は西松建設の社長をはじめトップの経営者のみなさんとは面識がありません。いろいろと本当に針小棒大、ごちゃまぜの報道の中でより一層、みなさまにご迷惑をかけ、国民のみなさまにも誤解を与えてきたことについては自分の不徳の致すところと反省しているところであります。
 そして起訴の理由は政治資金規正法に基づく収支報告の記載についてであります。私はいわゆる裏の献金を受けたわけではありません。また献金の額をごまかして報告をしているわけでもありません。政治資金規正法の趣旨にのっとって自分は処理されていたと私はそう確信を致しております。今日の政治資金規正法の趣旨、立法論は別でありますが、その法律の趣旨は献金してくれた相手方を明確に金額と同時に記載する、ということが要請されている法律の趣旨だと思っております。従いまして政治団体からの寄付でありますので政治団体で受けて、それを収支報告書に間違いなく記載した、という、その意味では事務的に処理をしたということでございます。この点が検察当局と考え方の、あるいは法解釈というか認識といいますか、違うことによりまして起訴ということになったのだと思っております。
 しかし、私はこの政治資金規正法、現在の規正法の趣旨は寄付を受け取った相手方、献金を受けた相手方を正確に記載し、そして報告をするということが法の要請だと思っております。従って私はこの趣旨を今後も貫いていかなくてはいけない。なぜならばそれは私個人の問題では済まされないことだからであります。その意味におきまして、これ以上は言いませんけども、民主主義の根底にかかわることになるのではないか、と。そのように思っておりましてどうしても今回の結論には納得致しかねる。そのように考えておるものでございます。
 いずれに致しましても本当にみなさんにご迷惑をおかけ致しました。私の40年の政治人生の中で集大成として最後の大目標として本当に国民の側にたった政治を実現する、議会制民主主義を日本に定着させる、その大目的を達成しなければならない。その決意でひたすら頑張っております。今後も私はこの総選挙に勝利する、そして政権交代させる。国民サイドの政治を実現させる。その前提にたってすべて行動したいと思います。みなさんも何卒、それぞれが頑張ることによって大目標を、新しいニッポンを作り上げることで、ご努力あらんことを心から祈念いたします。私もそういう総選挙で勝つを基準にして今後の行動してまいりたい、そのことを重ねて申し上げまして、私のおわびと報告にかえます。どうもありがとうございました」

○小宮山洋子議員
「私はこの件について地元の世田谷で、私に寄せられた声をもとに発言をしておりますので、ぜひ小沢代表ご自身にも聞いていただきたいと思ってここに立たせていただきました。
 今回、政権交代可能なところまでこの民主党がその一方の選択肢となったことには小沢代表の大きなお力があったことは私もよく存じております。そして今回の件について、検察の説明責任がいかに足りないか、そしておそらくリークと思われるような記事があれだけ流れるのを許してよいのか。そうした思いは私も持っております。ですから小沢代表には検察とぜひ裁判でしっかりと戦っていただき、そのことは私たちも精いっぱい、応援をさせていただきたいと思ってます。ただ、選挙のプロの小沢代表に私が申しあげるのもはばかるところではございますが、小沢代表の法廷での闘争と、本当に日本ではじめて国民の皆さんが政権選択をするという、この総選挙の戦略とはまったく別のものだと考えています。
 私は今回、なるべく地元でマイクをもって自分でしゃべっておりますけれども、この事件が起きてから、街頭演説をしていると、かえって声をかけてくれる人が増えました。もう街頭演説が途絶えるほど声をかけてくれます。その皆さんの声を聞いて、いかに皆さんが政治を変えてほしい、小沢代表がおっしゃる生活が第一の政治にしてほしいと、熱望されていることが手に取るように分かります。そしてその皆さん、おっしゃるのは、そのためにはやはり新しい体制をつくってほしいとおっしゃる方が、圧倒的に私の耳に入るところでは多いんです。もちろん、小沢代表は、裁判闘争によってしか答えがでないと思うんですけれども、やはりなぜかなあというような疑問を持ったままで選んでもらうのはなかなか難しいのではないかなというふうにも思います。
 またある方は、何だこんなお金をたくさんかけることをやっていたのでは、もちろん、事実を知らなくて言ってるかと思いますけれども、自民も民主も同じで入れるとこなくなっちゃったよ、そんなことをおっしゃる方もあるのはとても悲しいことだと思っています。それでも支持率が下がらないのは、やっぱり政権選択をしたいという皆さんの強い思いがあるからだと思うんですね。
 そうした中で私は小沢代表のこれまでの党運営の中で、いざ何か起こったときに本当に迅速に対応されることに感服をしてまいりました。ぜひ、一貫しておっしゃっているように、この政権選択の選挙にとって、何が一番大事かを判断基準としてご自分のことを考えるとおっしゃっていただいておりますので、ぜひ、小沢代表の近くでおっしゃる方の声だけではなくて、多くの全国の国民の声を聴いて、自らご判断いただくことを心からお願いをしたいと思っております。
 私たちも精いっぱいそれぞれの場で、頑張ってとにかく生活をよくする、政権交代可能なようにしたいと思っておりますので、そうした私の思いをお伝えしたいと思いました。ありがとうございます」

○近藤洋介議員
 「近藤洋介でございます。気が小さいので緊張してますが、小沢代表、本当に連日ご苦労さまでございます。私たちは国民生活が第一という旗印を掲げておるわけでございまして、このためにはわれわれ代議士にとって何よりも国民の信用が第一だと思ってます。政治家の言葉の信用っちゅうのは非常に大事だと思っておるわけでありまして、小沢代表はこのことを一番ご理解いただいていると、こう思っております。
 世論調査っちゅうのはこれ自体、移ろいやすいものだっていうことは重々承知しておりますが、しかしながら、このことを承知した上で、今回の事態に際して、代表のご説明について、今日も、大変、ご丁寧なご説明を聞かせていただきましたけども、少なくとも今の時点では納得している国民が、残念ながら1割、場合によってはその弱、納得されてない国民が8割おるということは、これはしっかり受け止めなきゃあいけないと思いますし、これ真摯(しんし)に受け止めていただきたい、まずもってこう思います。
 また、そこで小沢代表せっかくの機会なので、国民を代表する代議士としてまた政権交代を命がけで実現しようとしている民主党の国会議員として二つ、お伺いしたいと思います。
 一つ。素性のなかなか分かりにくい団体から、なぜ長期間にわたって数千万円を超える献金をもらい続けたのか。何ら見返りを求めない、こういう巨額のお金について、代表ご自身は本当に心の底から違和感をお感じにならなかったのか。国民はこの点を疑問に思っていると思います。
 二つ目。さまざまな企業やまた個人の方から、代表が寄付をされた政治献金。具体的に何を使われてこられたのか。私自身、企業献金を、団体献金をいただいております。企業・団体献金がなければ、5年間の浪人生活、活動することはできませんでした。だから、だからです。小沢代表は誰よりもまっとうな形でその資金を使われていると信じております。だからこそご自身の事務所の資金の流れについて、この国民の素朴な疑問について、ご自身の言葉で説明をしていただきたい。それが代表の責務であろうかと思います。『信なくば立たず』でありますので、どうぞお答えいただければとお願い申しあげます。以上でございます」

○小沢鋭仁議員
 「小沢鋭仁でございます。同じ名前の小沢でございますが、一言、意見と提案を申し上げたいと思います。まずですね、先程来の2人のお話がありましたが、われわれは民主主義のもとでの政治家であります。国民の世論を大事にしていく、その国民の気持ちを体現していくこれは、当然、もっとも大事なことの一つだと思っています。ただ、同時にですね、われわれは正しい政治、一時は国民の皆様方と、ある意味では、違う見解があっても、正しいと思う政治をしっかりとやっていくことが同時にこの民主主義を守る政治家の責務だと思っています。
 先ほど、福田(昭夫衆院議員)さんから(政治とカネの問題に関しての)も話がありました、小沢代表からも話がありました。今回、われわれが政治とカネで最も恐れなければいけないのは、いわゆるわいろ性の問題であります。このわいろ性の問題に関して、さまざまな報道がありましたけれども、この前の起訴はその一つの結論であって、そのわいろ性の問題はあれだけ報道があり、その中で相当の捜査、強制捜査含めておこなわれましたけど、断定ができなかったと、まずこの事実が重いと思います。何かあるはずだとか、うんぬんではなくて、これだけの捜査を行った結果が、この前の起訴なんだという事実を法治国家でありますから、まず、受け止めるべきだと思います。

 それからもう一つは、その先ほど、代表からも話がありましたが、記載の問題でありますけれども、この問題は先ほど代表が申し上げた通りであります。本当にこれは、だったらば、西松建設と書けばよかったのかという話にもなるわけでありまして、いったい、それでは何を書けばいいのかという話は、徹底的な私は論理矛盾だと思っています。この記載の問題は、その後の、先ほど申し上げたわいろ性の問題につながるのであれば、きっかけとしては存在しますけれども、これだけが残ったと、これだけで起訴されたということはですね、おそらく公判で小沢代表の無実が、小沢代表の、大久保秘書の無実がかなり可能性が高いことがらだと思ってまして、そうした中においては、いっとき、世論の皆さんたちの気持ちと違うかもしれないけど、われわれは民主主義を守っていくために、ここは踏ん張らなきゃいけない。代表を仲間と言ってはいけませんけれども、仲間のリーダーが、その戦いをしているときに、私は、それを支えるというよりも、ともに戦うという思いを持つことが大事だと思っています。そして、政権交代が最も大事だという指摘は、みなさん一緒であります。
 代表もわざわざ最後にそれをしっかりと、表明をしていただいているわけでありますから、私はそのことを信じて、ここは、右往左往しないで、うろたえることなく、しっかりと、われわれがしていく姿を見せることが、政権交代のまさに担当能力を示すことにもなると思いまして、ぜひ、そうした行動を要請させていただきたいと思います。ありがとうございました」

○小宮山泰子議員

「小宮山泰子、バクバクしておりますが、まあ、あのー、埼玉の小宮山泰子でございますが、正直同じ名前ということで、私のところには、『こんな発言をしてけしからん』というお電話が。ぜひ、今、私たちがやるべきこと、前回の解散総選挙において、多くの仲間が今、議席を失い、そして今、私、こうやって発言させていただけるのも、地域の方々に支えていただき、私は小選挙区では通りませんでした、落選いたしました。しかし、比例復活という形で今、発言させていただけること、自分の足できちんと選挙を戦い、国民のために大きな目標を持たないといけないんだという思いをしております。

 支持率の問題、これは確かに一喜一憂するものもございます。昔から考えれば、かなりいいところにベースが来ているんだと思います。それも、小沢代表を筆頭にこの3年間、代表が、そして全員が一丸となって、戦ってきた結果でもあると思います。今、私たちが何と戦うのか、それは、自民党の劣化した長期政権だけではなく、いろいろな悪しき慣習やそして古い仕組みを変える、それが、私たちが昨日も日弁連の反貧困のシンポジウム見させていただきました。涙が出るようなこともありました。
 私たちは生活を守るためのセーフティーネットをつくる。その大きな目標を持ち、去年、選挙があれば、今ごろ、小沢代表が小沢総理として、ぜひ、今、私たちがやるべき政治目標もどんどん発信していただき、一丸となって頑張っていきたいと思います。皆さんよろしく、お願いいたします。ありがとうございました」

○鳩山由紀夫幹事長
 「今、小沢代表から心境、それからこれからの決意が述べられた。私が幹事長として、事実をまず二つ申し上げなければならない。それは、代表がこのような状況の中で、心中苦しんでいるなかで、役員会、そして常任幹事会、それぞれ自分としては、このような戦い、負けるわけにはまいらない、従って続投させてもらいたいけれども、そのことに対して、皆さんにこの身を委ねたい、という話があった。そこで私どもは役員会、常任幹事会という機関を通じて、代表の思い、理解を申し上げながら、そのことでこれからもいこうではないか、と誓い合った。それがすなわち、党としてそのような方向を決めさせていただいたという事実。

 もうひとつの事実は、大久保容疑者が、最近NHKなどの報道で、容疑を認めるような供述を始めたということがあったが、実はそれは事実ではありません。そのことに関しては、弁護団を通じて、今日も真実の発表がある。決してそのような、認めた、という話はありませんので、どうぞ皆さん、マスコミ、メディアも、(訂正しろ!の声)正確に事実を述べていただきたいと思っているが、大変、影響力のある、間違った発言、供述、でありますので、どうかそのところは、皆様方は事実を事実としてご理解を願いたい。

 皆様のお気持ちの中で、それぞれご発言頂いた方の気持ちは私もわかります。裁判で勝つということと、本来、選挙で勝つということは、本来イコールでなければなりませんが、なかなかそうならないというところに、皆さんのお苦しみもあろうかと思っている。従って、先ほど、小沢議員から話があったように、事実を事実として、しっかりと正しさを、私どもも一丸となって、皆さんとともに、小沢代表をリーダー格として、主張を続けさせていただくと同時に、いかにして政権交代を実現させていく、その道のり、その道のりをつかみとっていくか、ということが一番重要なことです。
 小沢代表が最後に言ったように、政権交代を一番強く願っているのは、小沢代表自身。すなわち、皆様方のさまざまなお気持ち、つらいお気持ちを、小沢代表が一番理解していると、皆様もご理解願いたいと思っている。その前提に立って、ここは皆様方にもご協力頂きながら、代議士会としても、小沢代表をリーダーとして、政権交代の実現に向けて、全力をもって頑張っていくという姿勢を、今ここでお示し頂きたい。このことを幹事長としてお願いさせて頂ければ(会場拍手)」(完)

【参院議員総会での小沢代表の発言全文(MSN産経ニュースから)http://sankei.jp.msn.com/top.htm

 「本日は来年度予算の本会議ですが、参院のみなさんには第一党として本当に国会のたびごとに大変重い責任を負っていただき、ご苦労を、努力をされておられますことを、まずもって心から感謝と敬意を申し上げます。

 さていま輿石(東参院議員)会長からも触れられましたが、私の政治資金団体の収支報告をめぐり秘書の大久保(隆規)が結果として逮捕され、みなさんに大変、心配と迷惑をかけており、幅広く国民のみなさんにご心配、ご迷惑をかけていることをまず最初、心からおわびを申し上げます。

 3月3日以来、本当に逮捕の背後に重大な犯罪が存在して小沢一郎が犯罪人であるかのような印象を与える報道がずっと続いているが、私はそういう犯罪的行為にかかわったことはないということを最初から申し上げている。起訴はその意味において私が申し上げていることが事実である。とにかくごちゃまぜの報道、そして針小棒大にいろんな報道がされており、その中で説明責任という言葉もとりざたされている。
 この際、簡単に、簡潔にまとめて話したい。まずこの報道などについては私と経理に携わっている秘書との関係も非常に混同されながら報道されている。私は本当に多くの皆さんから寄付、献金をいただいている。これは企業もさらに企業の何倍もの個人の皆さんから献金を頂いている。
 しかしながら私自身がひとつひとつの献金について相手方、あるいは寄付を受ける技術的なことを知っているわけではない。その担当の秘書を信頼して経理をまかせている。
 その意味で私が知っておらないのはけしからんといわれますが、現実問題として物理的能力からいっても、とてもひとつひとつ献金の相手方を調べて、そして精査してやっていくことは不可能だ。お互い国会議員として秘書を信頼してそれぞれ担当のものにやらしているという以外に具体的な政治活動はできないので、その意味では私の秘書が正確にあらゆる点において、選挙活動にしても、通常の政治活動にしても、そして政治資金の問題について対応し処理していると信じている。

 それから報道をただみた方は西松建設と相当深い、何かつながり、関係があるかのように感じられる方が多いんじゃないかと思いますが、私は西松建設の社長をはじめトップの経営者とまったく面識がありません。もちろん私が面識がないんだから担当の秘書もあえていないが、その点もこの際にみなさまに申し上げたい。

それから今回の事実は国会議員のみなさまはお分かりと思いますが、今回の起訴の趣旨はいわゆる政治資金規正法に反する行為である、第三者名義で記載した、ということであります。

 私が知っている範囲において申し上げると、政治資金規正法は寄付を受けた、献金を受けた相手方をきちんと記載し公表するということになっている。たぶん私の経理の担当者は政治団体からの寄付であるから、政治資金として受け取った。そしてその相手の政治団体の名前を記載して公表した。たぶん法の趣旨にのっとって当然の形で処理したのであろうと思っています。

 ここが今回の検察の言い分と違うところでありますが、私はいまの政治資金規正法の趣旨はただいま申し上げたのが趣旨だと思っているし、その法の趣旨にのっとって処理したということだと思っています。

 いずれにしましても、この種の問題で逮捕、強制捜査、起訴という事例はいまだかつてなかった。そういう意味で私は今回の問題について納得できない、という考え方を持っている。

 私はこれをそのまま認めるということになると、私個人の政治活動の問題ではなくて、本当に日本の民主主義のあり方ということにかかわってくることだと、そう思いまして一貫して私はそういう現行の政治資金規正法にのっとった政治資金、政治活動ということを主張しているわけであります。

 みなさまそれぞれご自身でいろいろ、当然、収支報告書、それぞれの政治家が提出しておりますので、国会議員の皆さんは、事実関係としても法の論理としてもお分かりになることと思いますけれども、私はそういう意味におきまして、今回の私の大変不徳の致すところで、この点については大変申し訳なく思っております。

 今日こうした議員総会の席で発言の機会を与えていただいていたので簡潔に申し上げたわけであります。

 いろいろと皆様には本当に大変なご迷惑をかけたことを申し訳なく思っていますが、私としてはこのような考え方に基づいて対応して今後もやっていきますし、なんとしても次の来るべき総選挙において政権交代、国民主導の政治を実現するということを私の40年の、政治活動の本当に最終の集大成、また日本の民主主義の、議会制民主主義の定着、確立、そのためには政権交代しかない。

 その大目標にたって頑張っていきたいと思いますし、そのために今後、すべての私の行動をささげて参りたい。そのように考えておりますので、何卒ご支援を賜りまして、今後ともお互いにわれわれの大目標を実現できるよう頑張って参りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。以上です」

 続いて行われた質疑では、姫井由美子議員から「はい」と手が挙がるも、周囲から「なし」「なし」「なしでいいじゃん」との声が上がり、姫井氏は「ダメなの」と言いながら、手を下げた。

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とりあえず代議士会、参院議員総会のご報告

2009年03月27日 19時51分44秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

【代議士会】

 報道陣はおよそ200人、秘書も数十人でいつもより多かったです。部屋に入りきれず、私は廊下から聞きました。

 小平代議士会長の下、玄葉議運理事、山岡国対委員長の事務連絡。

 この後、本会議で討論に立つ福田昭夫さんがマイクの前に立ち、討論の抱負を話した後、「執行部に両院懇談会や当選回数別の懇談会などの開催をお願いしたい」と付け加えました。

 この後に小沢代表が説明。

 小宮山洋子さんが発言しましたが、拍手は3人程度でした。
 近藤洋介さんも発言、拍手は5人程度か。

 次に小沢鋭仁さん。この人は鳩山グループの事務局長ですが、法学部出身らしくたいへん分かりやすい法律論などを展開しました。「裁判で大久保秘書の無実が明らかになる」と断言。この前段階の流れるような話の論理展開を書かないと伝われないのですが、大変説得力がありました。鳩山グループの安定感を感じました。

 続いて小沢グループ「一新会」の中でも“バリバリの小沢支持者”といわれる小宮山泰子さんが「同じ苗字の小宮山ですが」と切り出して笑いが上がりました。小宮山さんも元気な政権交代論でした。

 そして鳩山幹事長が「マスコミメディアも正確に書いてほしい」と200人程度の報道陣を意識しながら、「みなさん(衆院議員)も正しい情報に基づいて判断してほしい」と釘を刺しました。ここが良かった。

 この時点で予鈴がなっており、あわや民主党全員が本会議に遅れるところでしたが、小平会長がていねいにしめました。

 ところで、花斉会ですが、このブログでもよく紹介している実力派議員は元気で、花斉会内ではかなり温度差があるようです。あるいは花斉会自体が今回の件はあまり関係ないかもしれません。

 「凌雲会」と「国のかたち研究会(菅G)」の議員は明らかに疲れていました。これからは情報収集の幅を広げて、党、地元、部門会議、委員会、そしてTV、新聞だけでなく、もっと広い情報ルートを持って、民主党の躍進・政権交代にがんばってほしいと思います。せっかく小選挙区で勝てる人がそろっているのですからもったいないですよ。

 私はきょうはとても良かったと思います。非常に良かった。

 ただ、心労がかなりたまっている人、まあ花粉症なども含めてですが、疲れている人が多いです。総支部長はどうでしょうか、最近は回っていないので分かりません。僕にはブログを書くことしかできませんから、どうかみなさんもっともっと支えてください。

 私が昨日から突然のように民主党のグループの話を書き出して、ショックだった方も多いかと思います。政権交代を実現する会(鳩山グループ)の衆院議員が「意見」を述べて批判された議員に「ああいう風に発言するの好きだよ」と励ましていました。

 金でつながる自民党の派閥政治と、出身母体・地元、友人関係、(ベテランは)旧所属政党でつながる民主党のグループはまったく違います。民主党はまじめ(過ぎ)で、志を共有した、イケメン・美女の多いさわやかな政党です。ただし、世論の読みが甘い。情報の入手ルートが少ない。しかし、現実を教材にしながら、少しずつ進歩しています。

 民主党代議士会室は廊下まで人が鈴なり。公明党の太田代表がひとり、「何だろう?」という顔で見ながら、本会議場に歩いていきました。これが政権交代の足音なのです。

【参院議員総会】

 記者・撮影スタッフは合計百数十人となりました。ふだんは10人以下だそうです。衆院議員である鳩山由紀夫幹事長、平野博文幹事長代理、奥村展三役員室長らも参院総会に出席しました。私は偶然にも、小沢さん、鳩山さん、輿石さん、平田参院幹事長らがよく見える位置になりましたが、小沢さんは元気でした。「西松建設」「私の秘書の大久保が逮捕」といったハッキリした言葉をつかって堂々としていました。

 私は取材と言うよりも、これだけの報道陣が集まるとプレッシャーがかかり、重い雰囲気になってTV写りが悪くなることを心配していました(といっても私もその1人だという大変なジレンマがあるわけですが・・・)。

 で、小沢さんの説明、鳩山さんの執行部報告の後、司会の芝・参院国対委員長代理が「何かご質問ありますか?」といったら、「なし」と2、3人の議員から声が上がりました。この辺はあまり見えなかったのでしたが、すし詰め状態から出てきた記者がカメラマンに「姫井!」と言いました。てっきり姫井さんが「なし」と言ったのかと思ったら、産経新聞によるとこういうことだったようです。

 続いて行われた質疑では、姫井由美子議員から「はい」と手が挙がるも、周囲から「なし」「なし」「なしでいいじゃん」との声が上がり、姫井氏は「ダメなの」と言いながら、手を下げた。

 また、北海道新聞によると、姫井さんは小沢さんを激励したかったそうです。

 これについて、私はかねがね主張したかったことがありますので、別エントリーに仕立てて書きます。民主党のハマコー、姫(姫井由美子さん)がまたしても党を救う

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陸自双発輸送ヘリが朝霞駐屯地方面に飛んでいくの見ました

2009年03月27日 10時12分04秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

 政府は27日朝、北朝鮮が「テポドン2」と思われる機体を日本上空の大気圏に向けて発射すると予告していることについて、防衛大臣が自衛隊法82条に基づく「弾道ミサイル破壊措置命令」を発令しました。

 おそらく発令より前の時間だと思いますが、私はけさの散歩中に陸上自衛隊の双発輸送ヘリ「CH-47J」ないしは「CH-47JA」が東京北部上空を西に飛んでいくのを目撃しました。この先には、陸上自衛隊朝霞駐屯地があります。

 読売新聞によると、政府は東北上空の大気圏への備えのほか、都心上空の備えのため、同駐屯地にも地対空迎撃弾パトリオット(陸自内では“ペトリオット”)「PAC3」を展開するとの見通しを報道しています。

 いずれにしろ、大気圏を通る話ですし、爆弾を搭載したミサイルではないのですから、あまり心配はいらないでしょう。テポドン2は2段重ねですが、3段重ねで3段目にカバーをしているという情報もありますが、それ自体が威嚇である可能性が高いので、心配する必要はないでしょう。

 ただ、麻生首相の発言はあまり現実味を感じていないのですが、パトリオットなどのシステムが少なくとも陸自内では動いていることを知り、現実味を感じました。このほか報道では、海上自衛隊が日本海にイージスのシステム(イージス艦)を展開し、迎撃が可能な体制をとる準備をしているようです。防災訓練のようにしっかりやらないといけません。

 ソフトパワーとハードパワー=スマートパワーという言葉がはやっていて、私も好きです。ソフトパワーの面では、きょうの衆院本会議が北朝鮮に自制させる決議を全会一致で採択することになっています。

asahi.com(朝日新聞社):「弾道ミサイル破壊措置命令」を発令 北朝鮮発射準備で - 政治

 北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2」とみられる機体の発射準備を進めていることに対し、政府は27日朝の安全保障会議(議長・麻生首相)で、ミサイルが日本の領土・領海に落下する場合に備え、自衛隊法82条に基づく「弾道ミサイル破壊措置命令」を初めて発令することを決めた。これを受け、浜田防衛相は自衛隊に対し、破壊措置命令を発令した。北朝鮮は「4月4~8日に人工衛星を運搬するロケット」の発射を予告している。

北ミサイル迎撃PAC3、都心と東北に配備へ…防衛省 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 北朝鮮が「人工衛星」名目で弾道ミサイルの発射準備を進めている問題で、防衛省がミサイルの迎撃を目的に地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)を配備する候補地が26日、明らかになった。

 政府は27日に浜田防衛相が自衛隊法に基づく「破壊措置命令」を発令する予定で、30日をメドに現在配備している自衛隊施設から移動を開始する。

 候補地は、ミサイルが上空を通過する可能性のある陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)、同秋田駐屯地(同)、空自加茂分屯基地(秋田県男鹿市)、陸自岩手山演習場(岩手県八幡平市など)、同岩手駐屯地(同滝沢村)。

 また、都心の防空を強化するため、陸自習志野演習場(千葉県船橋市など)、同朝霞駐屯地(東京都練馬区など)、同市ヶ谷駐屯地(同新宿区)などにも展開する予定だ。(2009年3月27日03時14分  読売新聞)



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党部会→大臣審議会で、与党1回生議員も政権参画へ 菅直人さんアイディア

2009年03月27日 06時39分08秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 おはようございます。春なのに寒いですねえ。

 先日の「菅直人 きょうの一言」に私が興味を持っていたことの答えがありました。第45回総選挙で仮に政権交代が実現したとして、政府に行く100人になれなかった議員、とくに1回生はどうするのか。

 菅さんが
 「政調会長の下の部門会議」→「大臣の下の審議会」

 にするというアイディアを披露しています。

 これならば、仮に政府に入れなかったベテランも何とか面目が立つし、1回生も国会の委員会以外に直接、政府に意見を反映させることができます。

 私はよく、「仮に当選1回で終わるのなら、与党の1回生より、野党の1回生の方がいい。なぜなら大臣に質問できるのは野党の方だから」といいますが、この“審議会”というアイディアなら必ずしもそうではないと思います。

 民主党の力(国民の力)を政府・各府省の政治チームに落とし込んでいく方法がだんだん明らかになってきました。

 もちろん、政権交代できればの話です。念のため、念のため。

菅直人公式サイト: 内閣と議会

   イギリスの内閣と議会の関係を調べている。イギリスでは内閣に議員が100名ほど大臣、副大臣などの肩書きで入っているのに加えて、院内総務という国会運営の責任者が閣僚に入っている。労働党では党務の責任者の労働党議長も閣僚だ。民主党政権の場合どうすべきか。幹事長を無任所大臣として内閣の一員とし、国会運営の責任者を務めてもらうことが考えられる。政策は政調会長が官房長官として入閣し、内閣と党を一元化して政策決定を行うのがいい。各大臣の下に部会の代わりに議員が構成メンバーとなる審議会を設け、一般議員が政策立案に参加できるようにするのがよい。

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【後半国会へ】予算・法案すべて年度内成立→補正予算で対決へ 解散含み

2009年03月26日 23時59分59秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

(初投稿は2009年4月2日午前9時半で、バックデート)

[写真]上、カメラマンと参院事務局を背にした大塚耕平・参院財政金融委員会筆頭理事(民主党政調副会長) 下、13人の官僚を背に答弁する麻生首相=3月26日の参院財政金融委員会。

 おはようございます。

 大塚耕平さんと、官僚13人を背にたじろぐ麻生首相を映画フィルムみたいにつなげてみました。

 3月26日朝の日経朝刊で平田耕一財務副大臣(三重3区)の株式の大量取引が明らかになり、この日の財政金融委員会は騒然。午後の締めくくり質疑で大塚さんが「本当は総理や財務相と財政・金融に関する議論をしたいのだが」としながら、この問題を攻め、平田財務副大臣が辞任。歳入関連法案の採決に応じました。

 公債の発行及び財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案
 所得税法等の一部を改正する法律案

 英国では財務大臣だけ、チャンセラーChancellor of EXchequer と呼び、他の大臣のセクレタリーSecretary,ミニスターMinisterとは違う呼び方をします。日本で言えば「大蔵卿」という雰囲気でしょうか。第1次ブレア内閣からブラウン大蔵卿でしたから、ブレア退陣後の労働党党首選でブラウンさんが無投票で後継者になったのは既定路線だったことがうかがい知れます。

 第171通常国会の予算審査は、正副財務大臣が辞任するという異例の展開になりましたが、第2次補正予算3案とそれにつづく2009年度本予算3案が年度内に成立しました。さらに民主党はいわゆる日切れ法案を3月31日にすべて処理しました。

 昨年4月1日は、暫定税率を失効に追い込み、ガソリン25円程度の値下げに成功。野党第1党としては憲政史上最大の世直しに成功しました。

【夜明け前】民主党の世直し大成功、ガソリン6割が値下げ!

 あのときはすぐにでも政権交代になるのかと思いましたが、なかなかすんなりとはいかないものです。派手な年度越えから静かな年度越えへ。政権交代への雌伏の時と判断して良いのでしょうか。

 ◇

 さて、1日朝、日銀短観(3月調査)が発表されました。足元の景況感(DI)は大企業製造業で「マイナス58(%)」となり、「34ポイント悪化」。DIも悪化幅も過去最悪となりました。業種別には自動車がひどい。人員の余剰感も多く、雇用の先行きも暗いです。どうしてこのニュースがもっと話題にならないのか。私のように3ヶ月ごとに必ず短観を読んでいる者にとっては「想像を絶する状態」で具体的に今後どうなるかよく分からないというのが本音です。短観にふれたくない気持ちは分かりますが、あまりにも経済への関心が疎いと私は感じます。

 ◇

 4月4日~8日に北朝鮮がテポドン2号を打つ動きが進んでいます。麻生首相や河村官房長官の話が白々しく感じるのは事実ですが、PAC3とイージスで迎撃体制をとることは安全保障上、当然のことです。訓練ととらえてもいいですが、迎撃体制をとること自体が抑止効果になり、北朝鮮に対する外交カードになります。政府筋こと鴻池祥肇・官房副長官が「当たるわけがない」と言っているのは、結果として麻生首相を助ける発言です。無関心や鴻池発言への過剰反応をみるにつけ、やはり安全保障への意識が低いと思います。テポドン2号が発射されたというニュースに接したら、屋内に待避するという行動を身につけたいものです。

 ◇

 人間の脳の総量には限りがあります。毎日テレビジョンから馬に食わすような情報を頭に入れれば、どんどん忘れます。物忘れが激しい人はテレビの視聴時間を確認した方がいい。明石家さんまの馬鹿笑いという情報を入れることによって、大事な思い出がひとつ、頭から押し出されたかもしれません。

 ◇

 それはさておき。

 後半国会に入りました。

 政府自民党は4月末にも2009年度第1次補正予算案を国会に提出し、民主党が抵抗した場合は解散する構えをみせています。

 民主党は補正予算に対案を示し、対抗するようです。ちなみに2008年度第1次補正予算について、私は政府案におかしな点を見つけたのですが、民主党が賛成に回ったので、このブログに書きませんでした。それはもういいのですが、経済効果の実効性があったかどうかの検証チームをつくることになりました。徹底審議という格好で抵抗してほしいと思います。これは解散総選挙の勝利につながると思います。

 それ以外の政府提出法案の審査も各委員会で進んでいます。相変わらず民主党衆院議員はマジメに審査に取り組んでいます。僕はもっと国会をさぼって地元を回った方がいいと思います。自民党の佐藤ゆかり議員は、本会議や財務金融委員会では眠っているところしかみませんが、東京5区ではリードしているという情勢分析が多いです。地元活動はしっかりやっているのでしょう。

 民主党のきまじめさが今政治に求められていると主権者が判断するならば、僕はほんの少しだけ古い考え方の持ち主なのかもしれません。

 きょうの読売新聞4面によると、3月20日の小沢さん、鳩山さん、菅さんの会食で、菅さんが小沢さんに「選挙対策本部長をやったらどうか」と言い、小沢さんが「ありがとう」と答えていたことが分かりました。「党関係者が1日、明らかにした」となっており、鳩山さんもしくは小沢側近議員が読売新聞に話したんだと思います。小沢さんは2007年11月から選挙対策本部長であり、「代表辞任を暗に促したのではないか」との見方が出ているようです。

 菅さんは3月26日の記者会見で、「(3月24日役員会前の)私と小沢代表だけの話がなぜ違う形で(朝日新聞という)表に出るのかなと若干不思議に思っております。私がその場で申し上げたことは実はその後の役員会でも申し上げたのですが、もう少し時間をとって判断をされる方がいいのではないかと思うということを申し上げました」(=党役員室作成の記者会見要旨)と述べており、菅さんの説明とは食い違いがあります。私は菅さんに不信感を持っています。そんなことを言う前に東京都連の応援演説をしたらいいのではないでしょうか。

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東京新聞:『5月解散論』じわり戦闘モード 民主、補正で対抗再始動:政治(TOKYO Web)

『5月解散論』じわり戦闘モード 民主、補正で対抗再始動
2009年4月2日 07時05分

民主党「次の内閣」閣議であいさつする鳩山幹事長。右は直嶋政調会長=1日、東京・永田町の民主党本部で
 
 
 民主党は1日、天下りや消えた年金、失業対策などの検証チームを設置し、国会で追及する方針を決めた。政府案にぶつける対案の提出も進める。小沢一郎代表の公設秘書が絡む西松建設の違法献金事件で沈滞ムードに包まれていたが、与党内の「5月解散論」をにらんで再び戦意を取り戻そうとしている。 (後藤孝好)

 山岡賢次国対委員長は一日の党会合で、二〇〇九年度補正予算案の審議に野党が抵抗すれば、衆院解散に踏み切ることもあり得るとした麻生首相に対し、「首相は大見えを切った。ぜひやっていただきたい」と挑発。同予算案の早期採決には応じず、徹底審議で政府与党を追及する可能性を示唆した。

 同党は、〇八年度補正予算と〇九年度予算の景気対策としての効果は不十分として、二日には(1)天下り(2)消えた年金(3)失業対策(4)貸し渋り(5)定額給付金-の検証チームを発足させ、実態調査に乗り出す。

 一方、党「次の内閣」は一日、政府の地域力再生機構法案の対案として、中小企業再生支援機構法案の提出を決定。障がい者虐待防止法案も、早期に提出して政府与党に対抗するなど、今回の事件後、陥った戦意喪失状態から立て直そうと懸命だ。

 というのも首相が早期解散をちらつかせてけん制する中、守勢に回っていては、次期衆院選に向けて、党の力量を国民に不安視されかねないからだ。鳩山由紀夫幹事長は「国民のための政策をつくるということをしっかりと示す時期に差し掛かっている」と訴えた。

 また、与党との対決姿勢を前面に打ち出すことで、小沢氏の辞任論がくすぶる党内の関心を国会や政策に向けさせる狙いもあるようだ。

 ただ、小沢氏の進退問題を抱えたままでは国民の関心の高い「政治とカネ」の問題で攻めきれず、逆に与党の反撃を受けかねない。党内には「与党は、小沢代表の問題やマルチ商法関連業者からの資金提供問題を追及してくるのではないか」と、泥仕合への懸念も出ている。

(東京新聞)

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【あくまでも推測です】湯船で気付いたよ、なるほど君たちね

2009年03月26日 23時59分00秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
【追記2009-3-28】写真を菅直人さん、仙谷由人さんの“2連”に変えました。初投稿時には、菅さん、仙谷さん、前原誠司さん、野田佳彦さんの4人でした【追記おわり】

 おふろに入っていたら、ふと気付きました。なるほどそういうことか、と。
 まあ、推測ですよ、推測。

 今回、小沢代表が続投を表明したにも、かかわらず民主党内で「代表辞任」を画策しているのはだれか?おそらくおそらく。

 「国のかたち研究会」(菅G)会長の菅代表代行。
 「凌雲会」会長の仙谷元政調会長。

 この2人は団塊の世代で、社民連・社会党出身です。今国会では衆院予算委員としてずっと一緒でした。菅さんは昨年暮れに東京都連代表(敗戦処理)と予算委筆頭理事に事実上左遷されたことに不満を持っていたはずです。予算委の理事は事実上枝野次席理事が取り仕切りました。

 「凌雲会」には前原・元代表、枝野元政調会長、小宮山ネクスト文科相も所属しています。

 24日の役員会の福山・参院政審会長の反応が意外でしたが、福山さんは京都選出・松下政経塾員で前原さんと同じ経歴、やはり凌雲会です。

 そして松下政経塾1期生といえば、「花斉会」会長の野田さん。党広報委員長として役員会メンバーですが、おおっぴらに動けません。昨夏の代表選出馬断念の際に花斉会を痛めたからだと思います。で、蓮舫参院議員は花斉会。彼女は全国を応援して回っています。現職議員でない総支部長も代表選では「0・5票」を持っています。ただし、花斉会でも総理大臣経験者の二世をはじめ、離れていく人が出てくるでしょう。

 菅Gと凌雲会と花斉会が組むと、ギリギリのところで過半数をうかがえる可能性もあります。そうすると、一新会には小沢さんしか代表の器はいません。「政権交代を実現する会(鳩山G)」は緩やかな組織なので、各人が自由に動きやすい。これで「菅代表-仙谷代行」というラインは現実味を帯びます。

 総支部長の大半が、一新会倶楽部の会員だったり、鳩山Gになんとな~く系列化されていたりすることから、一新会および鳩山Gは総選挙前の動きが鈍くなるだろう、という深謀遠慮があるかもしれません。

 あくまでも、推測ですよ、推測。

 菅さんと仙谷さんの年齢、“団塊の世代”気質、菅さんの人事への不満、凌雲会が執行部に少ない、派閥を痛めた野田さんの都合。これらを総合すると、この人たちが今回の騒動を仕組んでいるのかなあ、と思います。

 あくまでも、推測です。推測。

 党内デモクラシーのためには、こういう経験も必要です。
 大人(政権政党)になるためには、しょっぱい体験も必要です。

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「高速道路無料化」に道筋 民主党が中間とりまとめ

2009年03月26日 16時53分50秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 民主党は25日の「次の内閣」で、「高速道路の無料化」政策の中間とりまとめを了承しました。

 A4判で4枚ですが、とても良くできています。

 私は昨年、江戸川民主党の勉強会でお話しさせていただいた時に、高速道路の無料化についてお答えしたところ、「首都高は違うんでしょ?」と言われて、ちょっと困りました。東京・江戸川区ですから、首都高が関心事なのは当たり前のことです。

 民主党が昨年の年越し不況の際につくった年末年始ビラでは、「暫定税率を直ちに廃止し、高速道路は無料化します」という記述までしかありませんでした。

 この中間とりまとめの中にコロンブス的発想がありました。

 「東日本」「首都高」などの高速道路会社6社を統合する、というアイディアです。なるほど。そして、今の6社が管理する高速道路は「原則として無料とする」。首都高・阪神高速など渋滞が予想される路線は、「5割引」→「7割引」といった手順で試したうえで「10割引=無料」にする方針です。

 自民党がお題目のように繰り返すのは「財源はどうする?」についても納得がいく政策がすでに示されています。

 高速道路の施設と債務を持つ「機構」がありますが、この機構を廃止し、債務35兆円は無料化と同時に国に移します。これを国債償還の一般的ルール(60年ルール)に基づき、元本を5600億円/年、利子を7000億円/年を返します。それほどの負担ではないですよね。このほか、首都高、阪神高速、本州四国連絡橋の3つの会社には周辺自治体が出資しているので、このお金を自治体に返します。

 高速道路無料化による経済効果ですが、国交省の中にある研究所の報告書によると、2兆7000億円規模。さらに消費への波及を考えると、7兆8000億円規模の効果がありそうです。

 これさらっと書きましたが、衆院予算委員の馬淵澄夫さん(奈良1区)がすさまじいまでの執念と大変な労力で国交省から出させた資料です。書いたら3行になってしまいました。公務員の情報隠し=国民不在の政治です。情報公開(ディスクロージャー)は民主政治(デモクラシー)の出発地点です。

 法案化するでしょうが、衆院で過半数の賛成がなければ法律はできません。無料化の具体的な実施は政権交代後ということになります。

参考)民主党ホームページから
民主党:民主党『次の内閣』閣議(中間報告) 民主党高速道路政策大綱~高速道路の無料化~
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「マスコミ報道がこわい」「地方に情報が来ない」との声が寄せられています

2009年03月26日 14時29分03秒 | その他

 複数の報道によると、小沢一郎さんの政治資金管理団体「陸山会」の会計責任者、大久保秘書は、起訴事実を一部認める供述をはじめたということです。起訴済みの事実を早く認めることで、身柄の釈放を優先。裁判で争う考えだと思います。妥当な判断だと思います、報道が事実とすれば。

 TV局・新聞のネガティブキャンペーンは、「民主党内で小沢代表辞任論噴出」という方向性になってきました。これはニュース番組に占める民主党ネタの放送時間、記事の行数が増えることになりますから、ありがたいことです。自民党はこれに大変な危機感を持っているはずです。

 二大政党の大きな違い。その一つは民主党の場合は、国会議員や秘書の大多数が「歳費が唯一の収入源」という人たちだ、ということです。これは自民党と大きく違う。そしてその収入源の確保は、「選挙で勝つ」というたった一つの事業に限られます。

 これが、民主党内で「選挙の顔」である代表の存在に関して、たびたび落ち着きのない党内世論が発生する最大の理由です。

 また、民主党議員・総支部長の大多数が地方出身です。これも自民党議員、とくに2世議員のほとんどが「出生地」ないし「主な生育地」が「東京」であることと違います。この点から、民主党議員は情報源がマスコミ報道に依存し、マスコミの“論調”、私はそんなものはないと思う、単なる“受動的なイメージ”ですが、それに影響されやすい傾向がでてきます。

 衆院本会議で「議場内交渉係」という役目を担う議員が2人います。首相の答弁漏れなどをすばやく見つけて、自民党に抗議する仕事です。衆院議運委員会所属のうち2人の議員がやっています。今国会では、近藤洋介さん(山形2区)高山智司さん(埼玉15区)です。近藤さんは元日経新聞記者で出生地は米ワシントンDC、高山さんは東京文京区の「小石川」の生まれで、党本部の国民運動委員会の委員長代理・遊説局長として情報発信の“切り込み隊長”です。

 高山智司(さとし)さんはブログでも一貫して安定した論陣を張っていました。

(引用はじめ)
 本日、小沢代表の秘書起訴で代表の進退が話題に。私は、記載ミスの容疑のみであれば代表を続投すべきと当初より主張してきた。記載ミスは完全な形式犯であり、逮捕は行き過ぎと今でも考えている。

 政権交代に向けまっしぐらの民主党の勢いに水を差したことは否めないが、国民の皆様も小沢一郎の「剛腕」で政権交代後「大きな変革」を成し遂げてもらいたいと期待をしていると思う。

 今日の夜の会見では小沢代表は目に涙というような感じもあった。この先、雰囲気やムードで次は民主党政権ということではなく、国民の皆様に民主党を納得してもらうように努めたい。(引用おわり)

 高山さんは小沢グループ「一新会」所属です。最近の記者というのは「一新会員」だから「高山さんが小沢続投支持なのは当然」と考えるようです。私は「一新会員」なのに「高山さんが動揺しなかった」ことに興味があります。高山さんは衆院法務委員会理事をしていたこともありますから、「虚偽記載」で立件しようとする特捜捜査が法的に無理筋であるということを当初から分かっていたのでしょう。

 このように都市と地方の格差とは、情報の格差が根源です。情報があるところに人が集まり→モノが集まり→お金が集まる、のです。

 当ブログにもテレビ、新聞報道に関する様々なご意見が寄せられました。特に地方では、テレビ報道への恐怖心が出てきているようです。ご紹介させて頂きます(コメントは一部省略、メールでいただいた物は、念のため、趣旨が変わらない範囲内で文章を変えておきました)。

 ◇

 「わたしは、地方(僻地と呼ばれるようなところ)に住んでおります。こんな地方でも、NHKと民放3局と4種類のテレビ放送とラジオ、新聞があります。いま、どの公共放送を見ても、『小沢代表は悪』という洗脳情報しかないんです。いまは、衛星放送で流れるBBCやCNNの放送を原語で視聴して、情報を得ております。
 地方には本当の情報が伝わりません。情報統制されている国のようです。日本ってこんな国だったのかと呆れております。マスコミの、洗脳放送に呆れております。
 ネットでの多種・多様な報道の存在が救いです。今後とも、がんばってください。
 地方は本当に困っているんです」

 「最近、森永卓郎さんをみかけなくなりました。郷原さんは大丈夫でしょうか。(略)地方には、情報が届きにくい状況です」

 「検察官は実名を報道されることが少ないことが無謀な捜査が横行する原因。ひいてはそれが法務省の秘密主義にもつながっていると思います」

 「マスコミの誘導報道はすごい。恐ろしくなる。(略)新聞は必ずしも正しい報道してるとは限りません。意図的に嘘に近い報道をすることがあります」

 「マスメディアを含め報道関係者の方には、信頼のおける誠実な放送をこころがけて欲しいと思います。それが、職業倫理だと思います。倫理を守らず、暴走するような報道機関に対しては、告発も当然だと思います」

「あまりにひどい政府の情報統制とメディアの情報操作に怒りを感じて、日本のメディアでは駄目だと思い、海外記者クラブ宛にメールしましたが、返事がきません。日本語だから読んで貰えないんでしょうか?それとも海外記者クラブも政府の情報統制下にあるのでしょうか?」

 ◇

 テレビ局、新聞社の経営幹部、編集幹部はどう感じるのでしょうか。

 それと、東京本社政治部記者、社会部記者というのは圧倒的に地方の中産・無産階級出身者が多い、ということも指摘しておきます。民放には東京出身者が多い傾向がありますが、すぐに異動してしまいます。

 実は、私はこの22日間(3月3日逮捕→3月24日起訴)、複数のテレビ局・新聞社の社会部若手記者から悩み、相談を受けました。テレビ局内部、新聞社内部にも今回の国策捜査とリーク情報垂れ流しによる野党党首のイメージダウン戦術に対する批判があるのです。

 暴走するマスコミ。

 各個人は反対論を持っているが、上司に逆らわず、逆らえず、見て見ぬふりをして、結果として組織は大暴走し、歯止めが利かなくなる。これは、

 太平洋戦争と全く同じじゃないか!

 渡邉恒雄、秋山耿太郎、氏家齋一郎、住田良能、広瀬道貞、

 説明責任を果たすべきは君たちの方だ!

(上記人物の肩書きはそれぞれ、読賣新聞グループ本社会長兼主筆、朝日新聞社社長、日本テレビ放送網取締役会議長、産業経済新聞社社長、テレビ朝日会長)

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ありがとうございます。

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棄権も一つの選択肢テレビ中毒者と政治2008年09月08日付 

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