[初投稿日時2007-10-31夜]
[追記2007-11-02]
海上自衛隊の一等海佐だったTさんは2日、衆院テロ防止特別委員会に「5日の参考人招致に応じない」と伝えました。これを受けて、民主党は強制力のある証人喚問に切り替えて、寺岡さんの呼び出しを同委理事会に要求しました(毎日新聞の11月2日12時25分配信記事から)。[追記おわり]
(写真は東郷平八郎が英国留学から持ち帰ったと言われる「海自カレー」に舌鼓をうつインド洋派遣隊員=防衛省ウェブサイト)
いよいよ11月です。第168臨時国会も残り10日間。おとといも国会周辺を歩きましたが、永田町・霞が関の住人はかなりお疲れモード。
まあ、寒暖の差が激しいことも一因でしょうが、ねじれ国会へのとまどいは与野党・役人ともあるようです。
私としては、初めての本格的な国会ですから、ラストスパートにご期待ください。
11月5日(月)午前中の「テロ特」で防衛省・自衛隊の情報隠蔽疑惑について、参考人招致が行われることが決まりました。
Tさんはすでに海上自衛隊を退職しています。最高位は一佐でした。昔や他国でいう「大佐」です。
海上幕僚監部(海幕)は昔でいう、海軍軍令部(参謀本部)といったところです。
海幕には、海自トップの海上幕僚長(海幕長)、総務部長、人事教育部長、防衛部長、指揮通信情報部長、装備部長、技術部長、監察官、法務官、衛生官、会計検査官などが詰めています。
防衛省に関しては、背広組と制服組のタテ割りが言われていますが、実態はもっと複雑なようです。
制服組の中でも、陸幕、海幕、空幕でのなわばり争いがあるらしい。さらに3自衛隊を束ねる統合幕僚監部という組織もあります。
以前の防衛庁庁舎は六本木にありました。今は三井不動産の「六本木ミッドタウン」として栄えているそうですね。
六本木時代は外局として防衛施設庁(ことし廃止→本省に統合されました)もあったので、庁舎内に6つの広報室があったそうです。
政治部・社会部の防衛担当の新聞記者はその6つの広報を回っているだけで半日が過ぎたそうです。ただ、自衛隊への認知度を高めるために、記者へのサービス精神があったので、取材はしやすかったようです。
防衛省・自衛隊での情報の一元化は難しい課題ですが、安全保障の根幹にかかわること。まずは徹底的に問題点を引き出さないといけません。
このエントリーの本文記事は以上です。
[最初のエントリー2007-10-29]
同意人事巡り対応協議・衆参議院運営委員長(日経)
衆参両院の議院運営委員長が29日会談し、今国会の同意人事案件について、早期に事態収拾をはかることで合意しました。
参院第一党、民主党の西岡武夫さんも「時間をかけて対応を考えたい」としながら、「何らかの方向性を見いだしたい」としました。
自民党の笹川尭さんも歩み寄りの姿勢を示しました。
民主党の同意人事3原則
①新任は65歳未満
②女性を入れる
③行政官は半分まで
を与野党のルールとして定着させたい考えのようです。
なお、来年の通常国会では日本銀行(日銀)総裁の人事が待っています。
[追記2007-10-31]
なんとか今国会での同意の方向性が見えてきたようです。11月10日(土)の会期末までに政府系14機関の28人の新任・再任人事ができそうです。
具体的には6人の合同会議をつくり、政府から内示を受けます。
メンバーは
①衆院・議運委員長(自民)
②衆院・議運委与党側筆頭理事(自民)
③衆院・議運委野党側筆頭理事(民主)
④参院・議運委員長(民主)
⑤参院・議運委与党側筆頭理事(自民)
⑥参院・議運委野党側筆頭理事(民主)
というメンバー、衆参3人ずつ、自民・民主3人ずつ。無難かつ良いアイディアだと思います。この後、両院の議運委理事会に正式に提出する運びになるようです。これについて、
10月30日の福田首相と小沢民主党代表の党首会談を受け、「ねじれ国会」のルール作りで与野党が合意する初のケースとなる
と読売は伝えています。
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【関連エントリー】10/26付(10/25発生事項)
国会同意人事案件 政府リストが朝日新聞に流出 政府が候補者さしかえ作業
(写真は森ゆう子議員 民主党ニュースから)
【国会傍聴記 2007-10-31 参院・災害対策特別委員会】
参議院の「災害特」が3時間半ほど開かれました。
日本は今年も能登半島地震(3月25日)、新潟県中越沖地震(7月16日)と震災が相次ぎました。
ここ数年は、北陸地方で地震が多い傾向があります。
政府はこれまで東海地震など太平洋側を中心としていましたから、予算編成も含めて、国会での議論はとても大事です。
民主党からは新潟在住の風間直樹さん、自民党からは国土交通省出身の佐藤信秋さん(ともに全国比例)の今夏初当選組らが質問に立ちました。
政府からは泉信也・防災担当大臣・国家公安委員長(全国比例)が出席しました。
○自民党案(衆院提出)と民主党案(参院提出)が並立状態に
民主党会派を代表して、新潟選挙区の森ゆう子さんが「被災者生活支援法案」の趣旨説明をし、同法案が審議入りしました。
正式名称は「被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案」です。
ところで、この法案については、自民党が全く同じ名の法案を衆院に提出し、審議中です。
「Yahoo!みんなの政治」というウェブサイトで比較できます。興味のある方はご覧ください。違いは住宅再建への支援金額などです。
「Yahoo!みんなの政治」(提出日順)
民主党が参院に提出した議員立法
自民党が衆院に提出した議員立法
○今後の見通し
当然、このままいけば、
自民党案は衆院で可決→参院に送付
民主党案は参院で可決→衆院に送付
となり、肝心要の被災者支援に遅れが出てしまう可能性があります。
衆参両院の委員会審議だけでは限界があります。
法案の一本化を含めた自民、民主両党幹部の政治判断が求められます。
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関連エントリー)
9/27付民主党、能登・中越沖地震含めた被災者支援法案を参院に提出
民主党ネクスト厚労相の山田正彦さん(長崎3区比例)が舛添要一厚労相と対決。
ちょうど1週間前の菅直人さんの質問で出てきたミドリ十字の「フィブリノーゲン」が「フィブリノゲン」に製品名が変更された件を問い質しました。
(次のエントリーで第一報をお伝えしました)
10/24付エントリー【速報】菅さん「フィブリノーゲン→フィブリノゲンで承認延長」天下りの松下ミドリ十字社長
山田さんは冒頭、「きょうは30年前に話を戻します」と話して、薬害C型肝炎をもたらした血液製剤(血液凝固剤)の「フィブリノゲン」について集中的に質問しました。
ミドリ十字の製品「フィブリノーゲン」(1964年承認)が(といっても成分は同じです)「フィブリノゲン」(1976年承認)に製品名が変わった理由を問い質しました。
厚生省は1971年、「1967年以前に承認された前医薬品の再評価制度」を導入しました。その過程で、同製剤は「新規承認薬とみなし、再評価の対象に入れなかった」としています。
の経緯について、厚労省の高橋医薬食品局長は「承認日をもって機械的、画一的に処理した」と答えました。
舛添厚労相は「名前がちょこっと変わっただけで、再評価をやらなかったのは疑問だ」と答弁しました。
なお、菅さんは24日の厚労委で旧ミドリ十字松下康蔵元社長らの参考人質疑を要求しています。
(このエントリーは10月31日付朝日新聞夕刊15面「変更理由に再評価除外」の記事を参考に作成しました)
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日本農業新聞から、最近の動きをまとめてみました。
農水省は19日、東京都内で「米システム検討会」の第2回会合を開いた。初回会合に続いて生産者代表委員から、米価下落問題への対策を求める意見が相次いだ。この日の主要テーマは「世界の食料需給」だったが、議論はしばしば、現在直面している“国内問題”に集まった。
「集落営農の組織から(米価下落で)再生産できないとの声が四方八方から上がっている」。
宮城県のJAみやぎ登米の阿部長壽組合長は、米価下落に直撃された担い手組織の窮状を訴えた。
スーパーで新米の販売が本格化してきた。2007年産米の卸値が大幅下落しているのを受け、小売価格へも値下げが徐々に波及。
新潟「コシヒカリ」が5キロ1890円と、トップブランドを破格の値段で売る店も出ている。ただ、価格・需給動向に不透明な要素があることから、価格を前年並みに据え置くスーパーもある。出来秋の新米商戦は、各社各様の思惑で動きだしている。
日本農業新聞が4~18日に主要スーパーを対象に調査、11社が回答した。
米価下落に怒り 農水省前で要請活動/農民連
農民連は1日、政府に米価下落対策を求める要請活動を東京都内で行った。農水省前での集会や国会議員への要請などで、備蓄米の100万トン水準に見合う買い入れを確実に行うことや、輸入米を主食用として販売することの中止を求めた。
白石淳一会長は「こんなに低い米価では来年米作りはできない。農政の見直しを求めたいが猶予はない。一刻も早く実施可能な下落対策を実現してほしい」と訴えた。
品目横断見直しを 所得対策てこ入れ/北海道議会
北海道議会は5日、農政改革の目玉として今年度から導入された品目横断的経営安定対策で、担い手への支援てこ入れを求める意見書を全会一致で採択した。全国トップの食料基地で大規模農家が多い北海道から、所得確保対策の充実を望む声が上がったことで、他県にも追随する動きが出そうだ。
米緊急対策 週内決着へ調整/備蓄積み増しが焦点
自民党は24日、米価の大幅下落を受けた緊急対策をめぐって、政府との調整に入る。米価の浮揚に向けた政府備蓄米の積み増しなどによる過剰米の市場隔離と、農家の経営支援が柱になる見通し。24日と26日に農業基本政策小委員会を開き、今週中の決着を目指す。
米価の浮揚対策では、政府米を買い入れる一方で販売を抑制することで、現在約70万トン程度の備蓄をどこまで積み増すかが焦点だ。豊作による過剰米を主食用以外に振り向ける集荷円滑化対策を、過剰作付けによる過剰米処理に活用できるかどうかも検討している。
品目横断を改善/農相会見
若林正俊農相は25日、再任後の首相官邸での記者会見で、7月の参院選で焦点となった品目横断的経営安定対策について、農水省幹部を地方に派遣して意見を聴取していることを説明した上で、「意見を分類し、どのような方針を立てるのか考えてみたい」と述べ、農業者ら現場の意見を基に改善策を検討する意向を示した
同農相は、24日までに同省幹部を32県に派遣した結果、「(政策を現場で)実行する立場に立つと、苦しい、厳しい、現場が動かないといった意見もある」と指摘した。(10/26 14:47)
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【関連エントリー】
若林農相、米価低迷で「備蓄目的で買い入れ検討」と答弁(10/17参院予算委)
NHKスペシャル「ライスショック」に大ショック!!(10/14放送の番組)
【国会傍聴記2007-10-30参議院農林水産委員会】
民主党が提出した農業者戸別所得補償法案が30日、参院農水委員会で審議入りしました。平野達男さんが趣旨説明に立ちました。平野さんは小沢代表の地元、岩手選挙区選出で、農林水産省職員でした。
平野さんは「経営の規模、年齢にかかわりなく、意欲を持って取り組む農業者に対し、主要農産物を対象として、農業の再生産の確保、著しく低下した食料自給率の向上、農業・農村の維持・発展を目指す」と述べました。
経営の規模によって、国が支援する農業者を選別する政府・自民党の「品目横断的経営安定対策」との違いを強調しました。
農業・農村は、食の生産だけでなく、国土や自然環境の保全や地域社会そのものであり、多面的な役割を担っているとし、
・押しつけでない、農業者が主体の農政
・意欲をもった農業者が安心して生産に取り組める体制
・高齢化を迎える農村の変化に応じた地域主体の農業
の確立を目的としました。
その上で、農業者戸別所得補償法案で、
① 食料の国内生産の確保及び農業者の経営の安定を図り、食料自給率の向上ならびに地域社会の維持及び活性化その他の農業の有する多面的機能の確保に資する
② 生産数量目標に従って、米、麦、大豆その他政令で定める「主要農産物」を生産するすべての販売農業者に対して、農業者戸別所得補償金の支払いなど、個々の農産物の生産に着目した支援を行う
との内容を説明。
「審議のうえ、速やかなご賛同を」と呼び掛けました。
今日のところは10分ほどで終わりました。、
今後は答弁席に民主党、質問席に自民党議員らが座る形式で、議論を深めていきます。
答弁には7月に初当選した舟山康江さん(山形選挙区)も立ちます。農水省出身ですが、新人としては極めて異例ですから、注目です。
(民主党ニュースを参考にまとめました)
(写真は朝日)
首相と小沢氏、補給支援法巡り平行線 週内にも再会談(朝日新聞) - goo ニュース
○党首会談(1回目)・・・正直に言います・・・分からない!!!
いやあ、何だったんでしょう?この党首会談。福田首相と小沢代表が45分~1時間、“サシ”で話した内容。
テロ特の話だけなわけないんです。
小沢さんは38年間国会議員やっているんですから。福田さんは18年間ですが、その前に総理秘書官をやっていますし、71歳ですから、双璧ですよ。
その二人がわざわざ会って「よもやまの話についてざっくばらんに意見交換」(小沢代表の記者会見)といえば、あの話(衆議院解散)以外に何があるでしょう?
記者会見(ぶら下がりインタビュー)で「解散の話は?」と聞かれた福田さん。「してませんよ」と言う瞬間、目が泳いでいました。どうやら嘘を貫き通せない良い人のようです。だったら、テロ特以外は何の話?
各種報道では、両党の国会議員も「解散か?」「大連立か?」と疑心暗鬼。とはいえ、「解散」=2大政党激突、「連立」=2大政党“談合”って全く方向性が違う話ですよねえ。はっきり言って、党幹部すら情報を把握していないようです。
まあ、「国会傍聴記by下町の太陽」もここまで訳知り顔で書き上げてきましたが、正直に申し上げますよ。ここにきて「???」です!
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○その一方でこつこつ頑張る議員たち きょう(30日)の国会の動き
それでも国会議員ってちゃんと委員会をやっているんですね。
参院農水委。
民主党怒濤の法案ラッシュの2本目、農業者戸別所得補償法案が審議入り。平野達男さん(岩手選挙区)が趣旨説明しました。
参院厚労委。
民主党怒濤の法案ラッシュの1本目・年金流用禁止法案の質疑応答。答弁席には民主党の大塚耕平さん(愛知選挙区)、蓮舫さん(東京選挙区)。自民党から民主党発議者に対する質問もありました。議員提出法案ではよくあることですが、「逆転国会」を感じます。
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衆院総務委では、日本郵政公社の2006年度の決算承認に関して。10月1日の郵政民営化で一年トータルの決算はこれが最後になります。
平成の“ベストバンカー”こと西川善文さん(別名ダンディ・ゼンブン)が参考人として出席、9時半からみっちりやりました。民主党の小川淳也さん(36歳、香川1区比例)を初めて見ましたが、この人はすごい。将来、相当なポジションを占めることになるでしょう。
党首会談の関係で、午後1時からの開始となった衆院テロ防止特別委。中堅の渡辺周さん(静岡6区)さんのほか、田嶋要さん(46歳、千葉1区比例)が良かったです。パネルの使い方もうまいし、本質的な議論に持ち込んでいました。パネルには、高村外相、石破防衛相の両政策通も興味津々。
ところで田嶋要さん、午前中は総務委員会で質問していました。午前は総務委、午後はテロ特、八面六臂の大活躍。
実は私も小川さん、田嶋さんのことは今日初めて知りましたが、これだけの有望株が民主党にいることは驚きでした。
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【国会傍聴記2007-10-30衆院総務委員会】
衆院総務委員会は30日、10月1日に発足した日本郵政(株)社長の西川善文さんらを参考人として招き、日本郵政公社の2006年度(平成18年度)決算の承認について質問しました。
午後の質疑で民主党の小川淳也さん(香川1区比例)の質問では、「元三井住友銀行頭取として、ゆうちょ銀行の財務状況をどうみるか」という興味深い質問をしました。
小川さんは民主党がカギを握る国会同意人事をめぐり、株式全部を保有する政府に向けて、日本郵政に情報公開を求めるべきだと問い質しています。
きょうは与野党党首会談(非公開ですが)と、衆院テロ防止特別委員会を中心にウォッチしていましたので、これ以上詳しいことは衆院のホームページからご覧ください。
(写真は読売)
テロ特措法最後の給油、パキスタン艦に(読売新聞) - goo ニュース
【インド洋北部、海上自衛隊補給艦「ときわ」艦上=本間圭一】インド洋で海上自衛隊が活動する根拠であるテロ対策特別措置法の期限が11月1日に切れるのを目前に、海自の補給艦「ときわ」が29日午後(日本時間同日夜)、現行法に基づく最後の洋上補給を行った。
最後の給油を受けたパキスタン軍の駆逐艦の甲板では、パキスタン兵らが英語で「自由のための燃料 ときわ ありがとう」とのポスターを掲げ、海自隊員らを感激させた。
日本の洋上給油活動は、「テロとの戦い」への貢献で国際的な評価を得てきたが、参院での与野党逆転を受け、野党の反対姿勢を崩せないまま、ほぼ6年間の活動をひとまず終えた。
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福田康夫自民党総裁(首相)と小沢一郎民主党代表(「次の内閣」ネクスト総理)があす(30日)午前10時、党首会談を開くことになりました。
何を話し合うか。
次の2つしか考えられません。
①新テロ特措法案の採決と国会会期の延長
②話し合い解散
これに対して、小沢代表は、きょうの守屋証人喚問で、一気に民主党に加勢がついたことから、①に関してさらに強硬姿勢を強め、福田首相からの妥協策に、徹底拒否を貫き通すと思います。
また新テロ特措法案が成立どころか、衆院通過すら危うい情勢にあることを察知し、福田首相が早ければ年内の②話し合い解散を持ちかける可能性があります。この場合は小沢代表はある程度話し合いに応じ、場合によっては応じる可能性もあると思います。
あす午前10時からの党首会談。昼前には結果は明らかになるでしょう。
今国会最大のヤマ場を迎えました。
注目です。
2007/10/29付民主党ニュース
小沢代表、30日に福田首相と党首会談行う 緊急会見で山岡国対委員長
山岡賢次国会対策委員長は29日夜、緊急記者会見を行い、30日午前10時から小沢一郎代表、福田首相による党首会談を行うことを明らかにした。内容はテロ特措法の問題をはじめとする国益に関する事項について。
山岡国対委員長は、18時10分に大島自民党国対委員長から党首会談開催の申し入れがあり、小沢代表の意向を伺った結果、「受ける」との意思を確認。30日の党首会談開催で合意した経緯を明らかにした。 開催場所は未定であり、場合によっては官邸で行う方向で、幹事長と国対委員長が会談冒頭陪席し、その後両党首で行う予定であると説明した。
なお、30日に予定されていた衆議院テロ防止・イラク支援特別委員会における審議は中止となる見込み。
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[追記2007-11-03]
「福田・小沢 党首会談」をめぐるエントリーご紹介
11/3【解説】「特殊」維持の渡辺恒雄、礼儀正しい小沢一郎 党首会談の裏側
11/2民主党、連立の誘いを拒否 役員会1時間で結論
11/2首相、民主に連立要請 渡辺・読売会長の“指示”か?
11/2【第2回党首会談】昨日18分間、総理と“サシ”の中川秀直さんの日記
10/31【国会傍聴記】野党各党が守屋証人から複数の“地雷”引き出す 政局大波乱へ 給油継続断念も
10/30いったい何だったんだ? 福田・小沢党首会談1回目
10/29緊急党首会談、話し合い解散含む重大事項の可能性も
【国会傍聴記 2007-10-29 衆院テロ対策特別委 証人喚問】
防衛省の守屋武昌前事務次官に対する証人喚問が行われました。
民主党が疑惑の3点セットと位置づけた「JFK=情報隠蔽・不正な油の転用・金銭問題」のうち、K(金銭問題)に関して重要な証言がありました。
守屋証人の証言が事実ならば、複数の刑事罰に問われる可能性があります。また、自衛隊が使う輸送機(CX)エンジンの納入で日本ミライズへの便宜を図る過程で、複数の防衛庁長官・防衛大臣経験者と会食するなど不適切な関係があったと認めました。
今回の証人喚問で、民主党、共産党、社民党の野党各党は、複数の“地雷”を引き出すことに成功しました。
【追記 2007-10-31】
衆院ウェブサイトに当日の会議録全文が掲載されました。迅速な対応です。衆院事務局、グッジョブ!
第168回国会
国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会
第4号(平成19年10月29日(月曜日)
○宮崎元専務(社長)との会合に複数の自民党議員が同席
民主党からは川内博史さん(鹿児島1区=比例)、松野頼久さん(熊本1区)が質問しました。
「特定の政治家が宮崎元伸日本ミライズ社長(山田洋行元専務)と守屋氏の会食に同席したことがあるか?」との質問には「あったと思う」と述べましたが、実名は避けました。これは次期輸送機(CX)エンジンの選定に関して、守屋氏と政治家との関係を念頭に置いたものでしょう。
○米国GE社の「表敬訪問」、防衛事務次官室に宮崎氏が同席
この後、午後2時35分頃、守屋証人は山田洋行がゼネラル・エレクトリック(GE)社の代理店だと「知らなかった」と明言しました。仮にこの発言が嘘ならば、偽証罪として刑事告訴される可能性があります。
また、GEの「スパークス氏」が来日した際、事務次官室で、宮崎社長同席の下で会ったと述べました。
この後、共産党の赤嶺政賢さん(沖縄1区=比例)の質問に対して、「政治家」とは複数の防衛庁長官・防衛大臣経験者であることを認めました。
○沖縄で下地議員とゴルフ
これとは別に、社民党の照屋寛徳さん(沖縄2区)の質問に対して、今年5月に沖縄・下地島で下地幹郎さん(沖縄1区=国民新党と統一会派を組む無所属議員)と浦添市長とゴルフをし、会費は下地衆院議員が払ったと証言しました。
○今後の展開
今後は
①複数の防衛庁長官経験者とはだれか?
②その政治家がCXのエンジン選定にかかわったか?
③水増し請求など他の不正があるか?
などが焦点になりそうです。
ところで、初代防衛大臣の久間章生さん(長崎2区)があすから入院することになりました。
「早くしないと石原裕次郎みたいになっちゃう」と相変わらず意味不明の理由で煙に巻いたようです。野党の追求は「入院ならしょうがない」では済まされないでしょう。
久間元防衛相が入院へ=解離性大動脈瘤で、30日から (時事通信) - goo ニュース
衆院、野党が過半数を握る参議院の外交防衛委員会での証人喚問などの追求が続くことになります。東京地検特捜部が世論を注視することもまちがいありません。
政府・与党が目論む、今国会での給油新法の成立は絶望的になりました。
政府・与党が今国会を延長せず、予定通り11月10日に閉会させる可能性もあります。
年末に向けて、政局は大揺れになりそうな証人喚問でした。
この証人喚問が終わった2時間以上経った午後6時10分ごろ、自民党の大島理森国対委員長は民主党の山岡賢次国対委員長に申し入れました。
あす(30日)、非公開の党首会談(国会での党首討論はあさってを予定しています)を10時から開くという内容で、小沢代表が受けることを決めたそうです。
【168国会「防衛利権」関連エントリー】
11/15【守屋喚問】展望・みえてきた今後の動き
11/15【証人喚問のポイント】参院外防委 守屋武昌証人 〈塀の向こうへ行く前に〉
11/8東京地検特捜部、宮崎元伸容疑者を逮捕 防衛利権に捜査のメス
11/2参院外交防衛委、「守屋喚問」「宮崎招致」を決定 与党は審議拒否
10/29【国会傍聴記】野党各党が守屋証人から複数の“地雷”引き出す 政局大波乱へ 給油継続断念も
10/20防衛省の守屋前次官、軍需産業から接待 特捜部も関心?
10/15民主党、守屋前防衛次官を証人喚問要求へ 参院予算委で
(写真は共同)
【守屋喚問のポイント 2007-10-29 衆院・テロ防止特別委員会】
防衛省の守屋武昌前事務次官への証人喚問は午後2時20分過ぎから民主党による質問が始まります。
民主党は「疑惑のJ・F・K」と名付けた3本柱で守屋さんを追求します。
J=情報の隠ぺい
F=不正な給油の転用
K=金銭問題
この証人喚問はもともと、2003年2月のインド洋での海上自衛隊の補給活動での次のデータに誤りがあったことが発端です。
「海自の補給艦「ときわ」→米軍補給艦「ペコス」=20万ガロンを給油」
これは当時の石破茂防衛庁長官、福田官房長官らが国会や記者会見で発表していました。
ところが正しくは80万ガロンでした。この油がインド洋沿岸から海続き・陸続きのイラクに運ばれ3月からのイラク戦争に使われたのではないかという疑惑です。
福田康夫さんは「20万ガロンはイラクに着くまでに消費してしまう」とイラク戦争への転用を否定していましたが、この説明が根底から崩れました。
当時の防衛庁守屋防衛局長はデータミスを知っていて公表しなかったのか?→ 「J」情報の隠ぺい。
油はイラク戦争に使われたのか?→ 「F」不正な給油の転用です。
もう一つは、山田洋行の専務から独立して、日本ミライズを設立した宮崎元伸氏からの接待ゴルフなど一連の「K」=金銭疑惑。
防衛省の契約は、1件1000億円クラスのものがあり、他の省庁ではあり得ない巨額です。
守屋氏は2007年7月、航空自衛隊の次期輸送機(CX)エンジンの調達をめぐり、制服組の部下が「(日本ミライズと)随意契約ではいけないのか」と言われたと証言しています。これは設立間もない日本ミライズと契約しろという意味と思われます。
【守屋喚問後の動き】
守屋喚問を国民がどう見たかで、今国会(11月10日会期末)の展開は変わります。
海上自衛隊のインド洋での活動を継続する「給油新法」の可決が難しいと判断した場合、政府・与党は予定通り11月10日に“店じまい”するかもしれません。
民主党が守屋さんを攻めあぐねたり、守屋喚問が“ガス抜き”になり、個人の資質の問題としてとらえられた場合は、会期を延長し、
給油新法を衆院で可決→参院に送付し、参院民主党に可決を迫る
可能性もあります。ただ、この場合でも
年金流用禁止法案(民主党提出)などが参院で可決
→衆院に送付し、衆院民主党に可決を迫る
という構図も同時に生まれますので、政府・与党は厳しい国会運営です。
【関連エントリー】
10/29橋本首相とサシで会えた二人の役人
10/27自民党、守屋喚問の動画撮影を容認 世論に配慮して一転
10/22防衛省、民主党に報告書提出
【関連サイト】
守屋氏きょう証人喚問 情報隠蔽、不正転用、金銭問題 解明どこまで(産経新聞) - goo ニュース
衆議院インターネット審議中継
株式会社山田洋行
株式会社日本ミライズ
[追記2007-11-3]「インド洋での給油活動をめぐる国会(衆参)の動き」に関するエントリー
11/2参院外交防衛委、「守屋喚問」「宮崎招致」を決定 与党は審議拒否
11/2海自給油量情報ミス、寺岡元1佐が参考人招致を拒否 衆院テロ防止特別委
10/30補給艦「ときわ」、最後の給油 パキスタン軍「ありがとう」横断幕に隊員感激
10/29緊急党首会談、話し合い解散含む重大事項の可能性も
10/29【国会傍聴記】野党各党が守屋証人から複数の“地雷”引き出す 政局大波乱へ 給油継続断念も
10/27自民党、守屋喚問の動画撮影を容認 世論に配慮して一転
10/27守屋さん、証人喚問の撮影拒否 TVは音声のみの「紙芝居」の方向
10/23給油新法、衆院本会議で趣旨説明 民主党「法案取り下げを要求」
10/22【重要】「20万ガロン」誤り、海自幕僚は4年半前に把握、「石破さんに報告せず」
10/20防衛省の守屋前次官、軍需産業から接待 特捜部も関心?
10/19米政府、海自からの給油「使い道の完全な特定は困難」
10/18海自、11月2日撤収 テロ特・期限切れで政府決定 インド洋から3週間かけて帰国
10/18民主党、イラク特措法廃止案をきょう(18日)、参院に提出
10/17政府、インド洋の新テロ対策法案を閣議決定
10/5国会同意人事とテロ新法 自民党国対が民主党国対に「談合」もちかけ
10/1【国会傍聴記】国会再開、福田首相が所信表明
10/1民主党、インド洋の海自給油活動で官房長官に資料開示を申し入れ
9/10【重要】安倍首相、インド洋での給油活動「継続できなければ職を賭す」
9/5長妻年金相が誕生 民主党NC閣僚決定 防衛相は浅尾さん
9/10第167回臨時国会は4日間で閉幕[追記終わり]
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私が防衛庁の守屋武昌という人物を知ったのは、政治部の総理番記者をしていた10年前のことです。
当時、首相官邸内の総理執務室の前で、橋本龍太郎総理への客人に声をかけ、名刺をもらい、「総理とはどのようなお話を?」と聞いていました。
いろいろと気付いたことがありますが、不思議だったのは、霞が関の局長は、大臣や事務次官が同席せず、総理に直接会っていることです。
局長一人ということは珍しく、随行をあわせて、5人ほどのグループ。
その歩く順は、どの省庁でも見事なまでに年次順にそろっています。
局長が直に総理に法案の説明をし、総理から直接指示を受けます。
当時、大蔵省主計局長だった小村武さんが1日に3回も一人でやってきたことがあります。橋本総理から何度も“ダメ出し”を食らったようです。
まあ、何の法案だったかはよく分かりません。総理番記者は伝令に過ぎませんから。大蔵省内にある記者クラブ(財政研究会=財研クラブ)詰め記者にケータイで連絡したら、それで仕事終了。記事を書くのは経済部の仕事です。
そうやって1年間、毎日のように朝から晩まで総理の番をしていました。
伝令に過ぎない仕事の中でもいろいろなことに気付きました。
霞が関で2人だけ、局長より格下の官房審議官でありながら、橋本総理と“サシ”で何度も会っている人物を見付けました。
一人は大蔵省の官房審議官だった杉井孝さん。
そして、もう一人が防衛庁(内閣官房兼務)の官房審議官だった守屋武昌さんだったのです。
二人ともどちらかというとモサッとした感じで、私にはあまり優秀そうには見えませんでした。ただ、周囲の人に言わせると「切れる人物」で、特に杉井さんは大蔵事務次官就任が確実な人だとのことでした。
1998年、日本銀行や大蔵省の職員への接待汚職事件が起きました。いわゆる“ノーパンしゃぶしゃぶ事件”です。
これは日銀の松下康夫、福井俊彦正副総裁、三塚博大蔵大臣、小村武大蔵事務次官らが職を追われるという大スキャンダルになりました。
自らも接待を受けていた杉井審議官は大蔵省そのものを追放され、今は弁護士をしているそうです。
守屋さんが防衛事務次官になったのは2003年。新聞記事を読んだ私は、「やはり守屋さんは優秀な人だったんだなあ」と思いました。しばらくすると、週刊誌に守屋さんのことを“防衛庁の天皇”と評する記事が載りました。そのときも「防衛“省”への昇格のためにはある程度強引なプロパーが必要だろう」と思いました。
地に墜ちた杉井さんと守屋さん。二人の“敏腕官僚”をみるに付け、官僚をつけあがらせた1990年代の異常さを感じます。
以上です。
【国会傍聴記番外 感想】
第168国会の本格論戦も1ヶ月が経ちました。
エントリー(記事)化した以外にもいろいろな委員会を聞いています。その中から「結構やるじゃん」と思った議員の実名と「もうちょっと頑張ってよ」という議員を匿名でご紹介します。
○けっこうやるジャン、参院自民党の山本一太さん
参院外交防衛委員会では、民主党に次いで自民党のトップバッターで質問席へ。
山本一太さん(群馬選挙区)はホワイトハウスに一番近いジョージタウン大学院で学びました。
(一番近いというのは、同大学がワシントン市内にあるという意味ですが、やはり米連邦政府入りをめざす全米の学生がジョージタウンに集まる傾向があるのも事実です)
国際協力事業団(JICA)で勤めた経験もあり、党、政府、参院でそれぞれ外交の責任者を勤めています。
「フォーリン・アフェアーズ(Foreign Affairs)」もよく読んでいて、最新の世界情勢に詳しい。この人は有為な人材です。
一方、民主党の参院当選1回生は、せっかく欧米の大学を出ているのに、かんじんの日本国憲法が分かっていない。たしかに欧米の大学では「日本国憲法論」の単位はないでしょうね。
シビリアン・コントロールを「文官統制」と言ってしまい、石破防衛相から「文民統制と文官統制は違うと思うんですねえ」と答弁されてしまう。これでは5分ほど時間のロスです。
実は「文民」とは、GHQの憲法草案のある“civilian control”を日本語訳する際に必死に作った戦後の造語なんですよ。戦前からある「文官」とは意味が違います。例えば、広田弘毅が首相になった理由は「当時は軍人首相ではどうにもならない状況になっており、文官から首相を出す必要があった」と説明されることがよくあります。
まあ、外交防衛委員会でやっているうちに分かってくるでしょう。
○内閣委員会は良質な練習場 民主党2年生の吉良州司さんに好感
衆院内閣委員会。民主党の吉良州司さん(大分1区)は2回生。
短い持ち時間ながら「殖産興業以来の日本の経済の歴史」をひもとき、「日本の経済力が衰退している」と大田弘子経済財政担当大臣などに本質的な質問をぶつけて好印象でした。吉良さんは東大法学部から商社(日商岩井)に入り、アメリカ赴任、本社課長を務めたそうです。こういう人材って意外に少ないんですよね。
「大臣の方がはるかにお詳しいでしょうが・・・」なんて言わなくていいんですよ。吉良さん、ビシッと言って大丈夫ですよ!。少なくとも私にはそう思えました。
内閣委員会というのは、内閣府特命担当大臣が参加します。つまり金融なら渡辺大臣、景気なら大田大臣、規制改革なら岸田大臣といろいろ聴けるわけです。
この内閣委員会は、若手大臣と若手議員が切磋琢磨することで与野党ともいい政治家が育ちそうな感じです。
○棒読みだったり、聞こえない声では・・・
一方、公明党の女性議員で原稿棒読みの人が2人もいました。その原稿が自分で書いた物ならまだいいんですが、どうでしょう。
自民党の小泉チルドレン・男性・小選挙区選出の若い議員。
声がか細くて何を言っているのか分かりません。どうしたんでしょうか? 総裁選ではずいぶんとTVに出たり、精力的に署名を集めていたのに。
参議院では7月当選の新人が登壇し始めました。どんどん質問に立って欲しいです。なんせ一番直近の国民の声を聞いた人なんですから。
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「国会傍聴記by下町の太陽」は新聞は決定済みの記事をご紹介するのが基本方針。でも、政局というのは、「国会会期3週間延長へ」と朝日新聞のような大きなメディアに出れば、それが既定路線になってしまうというのはよくあることです。
選挙を控えた衆院議員は土日も地元を駆け回る。地元をしっかり固めた幹部は、TVや講演で政局へのアドバルーンというか観測気球をあげる。
もう少し、落ち着いた政治がいいとは思うんですが、現時点ではこんなもんです。
国会会期3週間延長の方針 補給支援法案、衆院通過へ(朝日新聞) - goo ニュース
政府・与党は26日、11月10日に会期末を迎える国会の会期を延長する方針を固めた。延長幅は11月末までの3週間とする方向で調整する。海上自衛隊による給油活動継続のための補給支援特措法案を11月初旬にも衆院を通過させたうえで、成立をめざす姿勢を打ち出す狙いがある。ただ、民主党が賛成に転じる見通しはなく、衆院で再議決することには与党内に慎重論が根強いことから、延長しても成立が困難な状況は変わらない。
会期延長に野党は反対する見通しだが、与党は民主党提出の生活関連法案や政府の労働関連3法案の審議を進めることを理由に、理解を得たい考えだ。(後略)
【追記2007-10-28】
そんでもって、1日経って、朝日の記事を読売が受けると。たぶん28日付朝刊にはこんな記事が載るわけですよ。
会期延長で民主・鳩山幹事長「国民の期待に応えたい」(読売新聞) - goo ニュース
民主党の鳩山幹事長は27日、松江市内で記者会見し、国会の会期延長について、「参院選公約で訴えた政策を法案化しており、できるだけ成立させたい。従来とは趣が異なった臨時国会だ。参院第1党の立場を踏まえながら、国民の期待に応えたい」と述べ、民主党の法案審議を条件に会期延長を容認する可能性を示唆した。