はてなキーワード: カワイとは
全作でイーサン・ホークを殺害し数年、立派なティーンになり暴力とマリファナ漬けの毎日の主人公と色気づいた妹。そんな中、妹は氷の中に沈む子供たちの夢を見るようになる。それが母の死と関係あると感じた妹は主人公と彼氏と3人で若い頃に母も行っていたというキャンプに指導者見習いとしてバイトに行くことにする。キャンプにつくと再び設置された壊れた黒電話が鳴り響き、それを取った主人公の耳にはなんとあのイーサンの声が。主人公、そしてイーサンのオリジンと決着をかけた戦いが今始まる。
みたいな感じの話だった。
前作の最後で隣の席のカワイ子ちゃんに笑いかけられてこのリア充クソ幸せになりやがれ!と思っていた主人公は事件のトラウマからすっかりグレちゃってマリファナと暴力というイーサン&弟の虐待組の特徴を一人で背負っててなんだか悲しくなってしまう。一方で妹もクラスで絶妙にいじめられながらもラティーノのオタクくんと洋楽話で盛り上がりいい感じになってて、それが両方ちゃんと前作から続投してるのでみんな大きくなって……とシミジミしてしまった。
Mr.ノーバディ2もそうだったけど4,5年ぶりの続編でキャスト続投だと子役たちの成長を親戚のおじさんみたいな感覚で見られるのがいいよね。
内容としてはゴア感がだいぶパワーアップしてて前回は死者は出てくるんだけど殺害現場とかは基本的にほとんど見せないスタイルだったのが今作では妹の夢の中で彼らがどうやって殺されたのかがかなり詳細にたくさん出てきてて、俺としてもゴアは好きだけどかわいそうなのは抜けないタイプなので子供がゴア殺されている映像にはシンナリしてしまいましたよ。
前作では主人公と死者との電話がメインで脇道扱いだった妹の死者の夢を見る能力にフューチャーされていて、それが荒いフィルム画質で撮られてるんだけどこれがめちゃくちゃ出てきて、夢なのか妹が見てる現実なのかがほぼわからんレベルで気が散ると同時に、妹本人には本当にこう見えてる(夢と現実が曖昧)んだとしたら、そりゃあ、つれぇでしょって感じで効果的に使われてたと思う。
そしてホラー体として復活したイーサンは妹の夢の中に出現し執拗に襲い掛かるようになってここエルム街の悪夢。夢の中で襲われるとその傷が身体に出てくるところまではいいとして、中盤以降は夢の中のアクションが現実に影響を与える、具体的には夢の中で壁に投げつけられれば現実でも勝手に宙を舞い壁に激突し、机の上のものをなぎ倒して飛んでいき、オーブンの中にぶち込まれそうになるというトンデモホラーになっていくのは愉快ではありつつ評価が分かれそう。俺は正直、エェードウイウコトーってなったかな。
イーサンの復活に関してはそもそも死者が電話を掛けられる世界観なので、じゃあイーサンから電話がかかってきてもおかしくないよねと思うし、前作では主人公と同じ誘拐され仲間から、今作ではイーサンに殺された母と同じイーサンに殺され仲間という「関係者のところに死者がやってくる」ということなら、イーサンが真っ先にやってきて無念を晴らそうとするというのは、ロジックは正しいかな。
で、いつも通りイーサンに過去に殺された少年たちを湖の中から見つけ出すことで解呪しイーサンを倒して終わり。1の革新性をかなり投げ捨てた展開だなと思ったけどエンタメとしてはわかりやすくていいか。
ただ前作が虐待というテーマでそれぞれが相対化されてきれいに作品が作られており、イーサンの動機も加害者であり被害者でもあるという複雑さが作品に深みを与えていたのに対して今作のイーサンは実は昔から殺人鬼でした、母もイーサンが殺してました、殺された恨みを果たしに来ましたっていう盆百な殺人鬼幽霊に堕してる。
まぁ今作では残された人間のトラウマの克服と過去との決着がテーマになっているので襲い来る過去とトラウマの化身として扱われているので、そうい感じにチューニングしてるんだろうなと思うんだけど、イーサンに求めてるのってそれだったかなぁって気がしちゃった。
今作では前作で酒浸りで虐待親だった父親がすっかり改心して禁酒セラピーにも通い3年達成記念メダルももらってるんだけどまだ信用を得るには至ってないって設定もリアルだけどよかった。でも妻が能力によって自殺したことを悔やんで能力を継いだ子供たちをどう受け入れるべきか悩んでいるという設定だったのが、今作では実はイーサンに殺されてましたってことになったのは1の思想を否定するような感じがして俺は好きじゃない。じゃあもう1の頃の彼は全部間違ってましたってことじゃん。ひどくない?
そして雪に閉ざされたキャンプに子供たちを心配して助けに来た父親によってルートが開通して、イーサンに執拗に狙われて命の危険がある妹だけでも脱出させようって話になったときに、妹は「私は逃げない!」って宣言してまぁ別にそれはいいんだけどその後に「兄貴は暴力とマリファナに逃げてる!」「父さんは暴力と酒に逃げてるし、兄貴とも向き合おうとしてない!」「二人とも弱虫じゃん!私は戦う!」ってなぜか煽りカスに変貌。
お前は寝てただけやけど、兄貴は殺人鬼に誘拐監禁され、父親は最愛の妻を亡くしてるんだが?何を偉そうに説教たれとるんじゃ、お前に何がわかるねん死ね!と思いました。こいつホンマ嫌い。
そこで主人公が前作から初めて涙を見せて「怖かったんだ!」と吐露することで自分の弱さ、感情を受け入れて過去に向き合って、その受容の行程を経ない前進はないんだよってことはわかるんだけど、シンプルムカつく展開でしたね。
まぁそんな感じで1のトラウマを克服するための2という正統続編ではあるんだけどホラー内ジャンルがかなり転換するので1の感じを期待してみるとまたちょっと違うやつだったなってなるし、何より妹が前作に比べてかなり嫌いになったのでプラマイゼロかな。まぁ、ちゃんとゴア描写があって夢の中で超常現象が起きる系のホラー好きにはそこそこオススメ。
えっ、そんな話なん!?思ってたんと違った~って感じのサスペンス"ホラー"映画だった59点。
アメリカの鬱屈とした田舎町で児童誘拐事件が多発。学校ではいじめられ、家では虐待親父の機嫌をうかがいながら生きる主人公と予知夢的な能力を持つ妹。そしてついに主人公が黒いバンに乗った仮面の男に誘拐され地下室に閉じ込められてしまう。絶望する主人公の元に地下室に設置された壊れた黒電話に電話がかかってくる。相手は同じように誘拐され殺された子供たちだった。主人公は彼らとの対話を通じてこの地下室からの脱出を図る。
みたいな感じの話。
誘拐犯を巡ったサスペンス映画かと思ったら話の5割くらいはスピリチュアルな死者からの電話がメインになっててエッ、これってホラー映画だったの!?ってなっちゃった。誘拐事件をスピで撃退するって話は結構予想外だったけどそれなりには面白かったかな。
そしてメインテーマとしては「児童虐待」が据えられていて、まず主人公たちは酒飲みの父親にバチバチに虐待されてるんだけど別に父親は2人が憎いわけじゃなくて特に主人公の妹が力を使うことに対して強硬なのはその力のせいで妻を失ったからで同じ轍を踏んでほしくないと思っていることは伝わる。それはそれとして酒飲んで感情のコントロールが効かなくなってるのも事実なんだけど。
一方で誘拐犯であるイーサン・ホークも中盤で座りベルトを握りしめて椅子に横柄に座っているという、主人公を虐待する父親を完全に彷彿とさせるスタイルを披露し、イーサンは虐待者という概念そのものであると示される。彼が行う悪い子ゲーム――誘拐してきた子供に命令しその命令に従わないと暴力をふるい最後には殺すは完全に虐待親のメタファー。
またイーサンも子供の頃に地下室の壊れた黒電話に電話がかかってきたことがあったと語っていたように、幼少期にあの地下室に閉じ込められた経験があったことがうかがえる。そして彼の弟のヤク中メガネが地下室に入ることを異様に嫌がっていた様からあの地下室自体がイーサン兄弟の恐怖の対象=虐待現場だったことが匂わされる。イーサンは仮面を被ることで自分ではない自分になり=虐待からの逃避による乖離症状と自身も虐待者になっており、弟は精神が不安点で薬に依存するという虐待サバイバーとしてのダメなほうのやつになってると予想できるのが悲しい。
なんとかサバイブした主人公が学校に戻るも好奇の目で眺めてくる周囲を冷ややかに不機嫌そうに学校内を歩き、自分の席に着く主人公。主人公ももしかして虐待の渦に巻き込まれてしまったのか、と思いきや隣の席のカワイコちゃんがにっこり話しかけてくれて主人公も笑い返すラストにはホッと胸をなでおろした。
スピ要素としては母親の能力を継いだのは妹だけと見せかけて主人公も継いでました説が最も濃厚だと思う。
そして妹は予知夢だと思ってたけど実際には死者を夢に見るという能力だったと考えるのが最も納得力が高い。妹は兄を探そうと何度も夢を見ようとするけど一度として成功せずに最後の最後に夢を見て夢の現場にたどり着き警察を呼ぶもそこには兄はおらず、誘拐された子供たちの死体しかなかったという展開になるのは、兄は生きているので夢に見られなかったと考えるのが妥当だと思うから。
一方である種の閉じ込められた地下室からの脱出というソリッドシチュエーションものとして、死者からの電話を頼りに脱出方法を探るというのは絶妙にチート感があって俺の中でうまく消化できなかった部分はある。ドアにつけられた鍵の番号を死者から聞いていたので分かったとかは、はぁそうですかみたいな。ダクソの床に書かれた死んだ他プレイヤーのメッセージ機能感があってまぁ面白くはあるんだけどジャンルの統合としては俺はイマイチだったかな。
そんなこんなでジャンルとしてどう楽しめばいいのか俺の中で微妙に判断がつかずになんかぬるっと終わってしまったなぁって感じだった。でもちょっとしたジャンプスケアもジワっとした怖さも最後にはフィジカル撲殺もあってエンタメ性はある程度高いので、スピ系脱出ホラー映画が好きな人と美少年が好きな人にはオススメかな、たぶん。
なんかいろいろ間違ったインドネシア産ジョン・ウィックみたいな映画だった52点。
インドネシアで船上生活を送る主人公は市場に買い出し中にスラム街のガキにうっかり懐かれてしまう。いろいろあってその家族と仲良くなった主人公だったが、近隣を仕切る海賊にガキを車で撥ねられうっかり海賊を惨殺。海賊経由で元アン作者だった主人公の情報を求めていたマフィアに漏れてしまう。ガキを攫われ怒り新党の主人公は暗殺者協会に復帰し復讐を開始する。
みたいな映画だった気がする。
最初のガキを撥ねた海賊を路地裏におびき寄せて惨殺するシークエンスだけど映倫がないインドネシア映画らしくめちゃくちゃゴアっててよかった。マチェットを片手にイキってる海賊に対して神速でマチェットを奪って腕をバコバコ切断し、最後の敵は両腕を切断したうえで首チョンパ。このへん、スピード感と無敵感、主人公の異常性を表すシーンとしてはよかった。
あとスラムのガキに仕事を聞かれて「引退したんだ」「引退って何?」「仕事をもうしてないってことさ」「その引退って難しいの?」って会話をするシーンがあるんだけど、実際のところそういう映画だったので"引退"って言葉自体をよくわかってないガキを使って「引退って難しいの?」って言わせるのは若干露骨すぎるなぁって気もしつつパンチラインだなって感じがした。
主人公はシラットの使い手って設定で全盛期のセガールよろしく接近戦での無駄も容赦もない爆速格闘はよかった。途中から殺し屋協会から派遣されたスナイパーと共闘するんだけど、狙撃手を頼むって言ったら対戦車ライフル持ってくるっていうあまりにバカな展開は笑った。次々敵の頭を文字通り"吹き飛ばす"スナイパー怖すぎるだろ。
敵のアジトに乗り込む際に途中で知り合ったトゥクトゥクの運転手を先に送り込んで、セキュリティや店内の強面たちにドル札を渡しながら「◯◯って人知らない?」って聞いて回らせるってシークエンスがあって、誰か探す必要なんかあったっけ?俺が見落としただけ?と思ってたら、実はドル札型遠隔爆弾でドル札を丸めて耳に挟んでたセキュリティの頭がふっ飛ぶバカ展開も面白かった。ドル札程度の質量にそんな爆発力ねぇだろとか、そもそもどうやって起爆したんだよとか言いたいことがないわけではない。
たぶんジョンウィックをパク、インスパイアしたんだと思うんだけど主人公は元殺し屋協会の会員で今回のヴィランは主人公に両親を殺されたって設定なんだけど、まぁそれは(映画的にも)どうでもよくて。途中でヴィランに殺し屋を送り込まれた主人公は体内のカプセルを起動して殺し屋協会に復帰するんだけど、復帰そんな簡単なんやって感じもするし、殺し屋協会ってメガネのカワイ子ちゃんが一人でデジタルキーボードをパタパタしてるだけで規模感が全然ない。深夜のすき家なん?中途半端なんはいっちゃん冷めるから。
序盤は超絶無敵主人公が敵を上回る殺戮力を発揮する展開なんだけど、その後はどんどん敵が間抜けになっていくのでこれ主人公が強いんじゃなくて敵が弱いだけじゃね?ってなるし、敵のアジトに侵入してからは主人公もどんどん間抜けになっていくのでナンダカナーって感じ。子供時代に両親を殺し屋に殺されてその復讐に燃えていたって設定のヴィランなんだからめっちゃ鍛えてて大立ち回りを用意してくれててよかったのに、それもないし。っていうか、ヴィランに魅力がなさすぎる。こいつがバカなせいで話が全部おかしなことになっとる。
アクションシークエンスもいいところと悪いところの差が激しい。接近戦は概ねいいけど、一部いまさらカメラに向けてパンチ撃つ?みたいなのがあったり、遠距離の銃撃戦になるととたんにオリジナリティがなくなるのもこの手の映画では致命的な気がする。
あと主人公がなんかヘンなやつでさぁ。(おそらく)殺し屋協会みたいな組織に元々所属していて倫理観がちょっとおかしい。途中、ガキが飼ってたニワトリが野犬に襲われて死んじゃうシーンがあって悲しみに暮れるガキに主人公が「どこの犬だ。その犬を探し出して殺さないのか」と真顔で言いだして「なにこいつこわ」ってなった。そしてそのシーンではガキは「殺しちゃダメだよ。それは悪いことだよ」って言って主人公は「あ、そうなん?」みたいな感じで終わるんだけど、作品の最後でヴィランに背中に弓を撃ち込んだ(一緒に弓を練習するシーンもある)ガキが「犬は殺さなきゃ」って言い出して、いやこの話の展開でそっち方向に倫理振ることあるんだ!って驚かされてしまいましたよ。
あと最後、ヴィランをぶっ殺してエンドロール前のCパートで救ったガキと家族の話をやるのかと思いきや、それは一切なしで手伝ってくれたトゥクトゥクの運ちゃんにオシャレに金渡してエンドロールに入ってまたまたビックリ。ガキと家族はどうなったの!?
そんなこんなでやりたいことはわからないじゃないけど、ちょっと今の一線級の作品に比べると距離があるかなぁって感じかな。金ローっていうよりは平日の13時くらいにローカル局でかかってるアクション映画って感じの作品だった。主人公の見た目もチャックノリスみたいだし。
dorawiiより
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