資産運用立国実現へかじ取り 金融庁長官の井藤英樹氏
資産運用立国実現へかじ取り 金融庁長官の井藤英樹氏
前任の栗田照久氏が1年で退任し「サプライズ人事」といわれたが、庁内の待望論は強かった。政策への思いと高い調整力で、資産運用立国の実現へかじ取りに挑む。
岡山県出身で1988年に東大法学部を卒業後、旧大蔵省に入省した。財務省では広報室長や文部科学担当の主計官も務めた。金融庁のキャリアも長い。手堅い仕事ぶりに庁内からは「合理的でバランス感覚に優れている。秘めた理想は高い」との評が上がる。
民主党政権…