オルタナティブ投資躍進で変わる市場（大槻奈那）
オルタナティブ投資躍進で変わる市場（大槻奈那）
非伝統的な市場に投資を行うオルタナティブ投資が世界で広がりを見せる中、日本の投資家も運用を積極化している（図表1）。プレキンによれば、世界のオルタナ投資の資産残高は23年末の16.8兆ドル（約2500兆円）から、2029年には4500兆円まで拡大すると予想されている。
比較的早期から投資を始めたのは、GPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）だ。その歴史は2013年度に遡り、23年度末の残高は3…
▼GPIF（年金積立金管理運用独立行政法人） 公的年金の資産を運用する年金積立金管理運用独立行政法人の英語名の略称。ガバメント・ペンション・インベストメント・ファンドの頭文字をとった。GPIFと呼ばれることが多い。国民年金と厚生年金の保険料から年金給付に回らなかった剰余金を扱う組織として2006年度に発足した。
＜2013年2月21日掲載＞
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