大阪万博前売り券、一般向け不調 なお目標の2割弱
日本国際博覧会協会は26日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の前売り券の販売状況を明らかにした。18日時点の販売枚数約744万枚のうち、一般向けを中心とした販売枚数は約131万枚。目標(700万枚)の2割弱にとどまった。
東京都内で開いた協会の定例理事会で報告した。専用ホームページからの販売が約47万枚。旅行会社などを通じた販売は約84万枚で、10月に全国のコンビニエンスストアで発売した紙のチケットは5000枚程度だった。
経済界に購入を求めた700万枚は、同日時点で9割弱の約613万枚を企業・団体に販売した。協会の十倉雅和会長(経団連会長)は理事会後の記者会見で「ユーザーの興味・関心を高めるため、情報発信の質と量を高めていきたい」と話した。
一方、万博会場内での警備費を従来の199億円から55億円増額することも理事会で報告した。海外の要人が想定より多く来場すると見込まれるためで、政府が必要経費を負担する。
2025年国際博覧会(大阪・関西万博)は2025年4月13日から10月13日まで大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)で開催されます。公式キャラクターは「ミャクミャク」。パビリオンの解説やアクセス方法のほか、イベントや参加国・地元の動きなど最新ニュースを豊富な写真や動画でお伝えします。