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教員「残業代」見えぬ着地 文科・財務、財源や増員でも溝
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公立学校の教員の待遇改善策を巡り、文部科学省と財務省の対立が続いている。最大の争点は「残業代」引き上げの幅や条件だ。必要な財源をどう確保するかや、人員拡充の是非についても主張は異なる。2025年度の予算案が固まる年内の決着を目指すが、着地点は見えていない。
学校の教員は長時間労働が常態化して人気が低迷し、深刻な人材不足に陥っている。22年度実施の公立小学校の教員採用試験の競争倍率は2.3倍と4年...