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映画で知る韓国民主化の歴史 苦闘する市民の姿に触れる

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12月3日夜に発生した韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「クーデター」ともいえる事態を巡って、市民からは早期に民主的なプロセスで「非常戒厳」が解除されたことを評価する声もあがった。軍隊を前にしてもひるまず国会に駆けつけ、その後も大統領退陣を求める「ろうそくデモ」を続けるなど、民主主義体制を守ろうとする市民の姿も報じられている。

韓国では2010年代以降、かつての軍事独裁政権の暗部や、国民の手で勝ち取った民主化の歴史を題材にした映画が数多く公開され、人気を集めてきた。多くが実話を基に創作を交えた作品だが、これらの映画を通して、当時を知らない若い世代も民主化の歩みを自分たちの物語として受容している。主な作品を関連記事や公開時の映画評とあわせて紹介する。

ソウルの春(2023年)

作品の基になった史実 長く軍事独裁政権を率いてきた朴正熙(パク・チョンヒ)大統領が暗殺され、民主化の機運が高まっていたさなかの1979年12月12日、権力の空白を突く軍事クーデターが起きた。クーデターを率いた全斗煥(チョン・ドゥファン)は一晩にして権力を掌握し翌年、大統領に就任する。

作品概要 クーデターで独裁の地位を築こうとする後の大統領、チョン・ドゥグァン(ファン・ジョンミン)とそれを阻もうと奮闘する軍人イ・テシン(チョン・ウソン)が対決する一夜の攻防がスリリングに描かれる。軍内部での細かなやりとりなどは創作を交えて構成。...

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韓国の尹錫悦大統領が12月3日、野党多数の国会が行政をまひさせていると訴え「非常戒厳」を宣言、4日未明に解除されました。韓国国会は14日、宣言が憲法違反だとして野党が提出した弾劾訴追案を可決。尹氏は職務停止となりました。最新ニュースと解説をお伝えします。

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