東京電力PG、発電所の稼働協力要請を延長 20日まで
送配電会社の東京電力パワーグリッド(PG)は17日、19〜20日の電力需給が厳しくなりそうだとして、首都圏の発電事業者などに両日は発電所の点検や停止を避けるよう要請したと発表した。同社は17〜18日についても同様の要請をしている。長引く残暑で気温が高い状態が続いていて、電力需給が厳しくなっている。
電力広域的運営推進機関(広域機関)を経由して要請した。先週並みの電力需要が生じると、19〜20日は管内の予備率が安定供給に必要な3%を下回りかねないと判断した。発電事業者に火力発電所などの稼働を増やしてもらい、需給逼迫を回避する。
東電管内では11〜12日も需給が逼迫した。発電所の点検などが増え出す時期に、想定を上回る高気温が重なり、電源不足が深刻になっている。
17日には関西電力送配電も高気温による電力需給の逼迫を受け、中部電力パワーグリッドと四国電力送配電から電力融通を受けたと発表した。同日の夕方に中電PGから最大79万キロワット、四国電力送配電から同44万キロワットを受電した。
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