今年売買代金が増えた銘柄 三井E&Sが首位
日本株番付
2024年も残すところ2週間を切った。日経平均株価が史上最高値を更新するなど日本株の売買が活発だった。どの銘柄が注目されたのか。時価総額1000億円以上の東証プライム上場銘柄を対象に、24年(12月16日まで)の23年(通年)と比べた売買代金の伸び率が大きかった銘柄をランキングした。

首位は三井E&Sだった。港湾クレーン事業では遠隔操作やドローンを使った自動点検などを開発し、展開を進めている。米国の港湾用クレーン向けの特需で日本勢に商機があるとの期待を集めた。売買代金は前年から約21倍となり、株価は昨年末の2倍強になった。
3位にはフジクラが入った。生成AI(人工知能)開発用のデータセンター向けの電線需要が拡大するとの期待が高まっている。株価は昨年末の約6倍に急騰した。
半導体関連株がにぎわいディスコは7位となった。年間売買代金は37兆円を突破した。10位には防衛関連で注目されたIHIが入った。それぞれ株価は昨年末より高い。
