噴かぬ日本の地熱産業 米国勢「低温・小型」で覇権狙う
地熱発電をリードしてきた日本の優位性が低下している。地熱資源量が世界首位の米国などで、低温・小型の「バイナリー方式」が勢いを増し、高温・大型の「フラッシュ方式」で約7割のシェアを誇る日本の技術が採用されにくくなっているのだ。地熱産業の輸出を柱に据える政府の脱炭素戦略にも影響を与えそうだ。
伸びるバイナリー方式
地熱は再生可能エネルギーの1つで、熱源を確保すれば昼夜を問わず安定して発電できる。日本...
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