大塚製薬、「ミニ臓器」を全自動で大量作製 創薬効率化
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人工的に臓器の環境を再現する「オルガノイド(ミニ臓器)」を創薬に活用する動きが広がっている。大塚製薬は「世界初」とする全自動の培養装置を開発し、大量作製して創薬の開発速度を上げる。中外製薬は一部の動物実験をオルガノイドでの試験に置き換え、次世代品の「中分子医薬品」開発を目指す。がん組織を再現し、患者によって進行速度が異なる病気の仕組み解明や治療にも役立てる。
「自動化することでオルガノイドの品質...
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