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予定利率とは 引き上げで保険料は低下

きょうのことば

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▼予定利率 生命保険会社などが個人や企業に対して約束する運用利回り。保険会社は契約者から受け取った保険料をどの程度の利回りで運用できるか予測して保険料を決めている。予定利率が変わっても保険金の額は変わらないため、生保が予定利率を引き上げると契約者が払う保険料が下がる。

個人から資金を預かる年金保険では、契約時に約束する予定利率は1980年代には5%超だったが長年の低金利環境で0%近くまで下がり、保険料は高くなっていた。日本生命保険は2022年に個人から預かる資産で運用する年金保険の予定利率を0.6%まで下げていた。

予定利率は金融庁が10年物国債の平均利回りを基準に設定している「標準利率」をもとに保険会社が自社の経営状況などを反映して決める。足元では金利の先高感などを反映し、住友生命保険などが保険料を分割して支払う平準払いの保険商品などで予定利率を引き上げている。明治安田生命保険も学資保険の予定利率を引き上げた。

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