立民・枝野幸男前代表、消費税減税は「財政パンクする」
立憲民主党の枝野幸男前代表は25日、さいたま市で講演し「消費税を単純に減税したら日本の財政はパンクする」と述べた。円安が進む一方で金利が上昇する現状に懸念を示し「今減税するというのは絶対禁句で、少なくとも実質減税はあり得ない経済状況だ」と語った。
「財政を引き締めることはできないが、放漫財政にしないというメッセージを明確に発しないとハイパーインフレーションが起こりかねない」とも主張した。
財源の確保策では大企業向けの法人税優遇を「ゼロベースで見直し、事実上大部分を廃止するのが大事だ」と唱えた。
次期衆院選の予定候補者数に関し、立民の擁立状況は「『政権交代』と言っても全くリアリティーのない話だ」と話した。現状は180人ほどにとどまっており、総定数の過半数(233議席)に限りなく近づけるべきだとの考えを示した。