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自民党、派閥改革論広がらず 過去の対策は形骸化

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派閥による政治資金問題の深刻さが明らかになる自民党内で党幹部の派閥離脱や派閥解消論が広がらない。過去に「政治とカネ」の問題が生じた際は派閥に切り込んだ対応を決めたものの、形骸化が進む。派閥重視の姿勢では国民の理解は得られにくい。

岸田文雄首相(党総裁)は年明け、信頼回復に向けた党の枠組みを新設し具体策の検討を始める。党内に政治資金規正法を改正して政治資金の透明性を確保すべきだとの声がある。

野党...

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自民政治資金問題

自民党安倍派(清和政策研究会)や二階派(志帥会)が政治資金パーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載しなかった疑いがあるとして、東京地検特捜部は政治資金規正法違反容疑で現職国会議員を逮捕しました。両派閥はパーティー券の販売ノルマ超過分を所属議員に還流させており、安倍派における派閥・議員側双方の収支報告書に記載されていない「裏金」は2018〜22年分で約6億円近くに上るとされます。

  • 解説:よくわかる「政治資金」 自民党、パーティー券問題直撃
    自民党の派閥とは:自民党の派閥、ポストとカネを差配 その功罪は何か探る
    改正法の解説:「政治とカネ」どう変わる? 改正規正法が成立
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