元事務次官が振り返る「失われた30年」 日本再生への教訓
日本は昭和の終わりにバブル経済のピークを迎えた。平成に入ると金融機関の不良債権処理などの構造改革と歳出抑制を進めたものの、やがて痛みを避け目先の支援に傾いていく。官民の政策関係者の視点で振り返り、失敗からの教訓を糧にする。
1991年のバブル崩壊で、日本経済はいまに至る「失われた30年」に突入した。企業は雇用と設備、債務の「3つの過剰」の整理を急ぎ、経済の需要は急減した。89年度に4.1%あった...
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「昭和だよね」。日本で繰り返されるこの言葉を読み解くことに、経済の停滞を打ち破るヒントがある。2024年は昭和99年。新しい時代に向け反転しよう。