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4〜9月の貿易赤字3.1兆円 円安進行で14%拡大

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財務省が17日発表した2024年度上半期(4〜9月)の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3兆1067億円の赤字だった。赤字は7期連続。円安進行を背景にコンピューターなどの電算機類や医薬品の輸入額が増え、赤字幅は前年同期から14.4%拡大した。

24年度上半期の輸出額は53兆5503億円で前年同期と比べて6.6%増えた。半期としては比較可能な1979年以降で最高額となった。半導体の製造装置は輸出額が35.6%増の2兆2274億円と半期として過去最高で、全体の伸びをけん引した。

地域別で見ると、米国向けの輸出は7.3%増の10兆8108億円となった。自動車の輸出が4.2%増、自動車の部品が15.4%増と堅調だった。

中国向けは6.2%増の9兆4645億円だった。半導体の製造装置が52.4%増の1兆1082億円と伸びをけん引した。

24年度上半期の輸入額は56兆6571億円で前年同期と比べて7.0%増えた。コンピューターなど電算機類が39.2%増と伸びが大きかった。米国から単価の高い業務用製品の輸入が大幅に増えた。

エネルギー関連は円安進行の影響などで輸入単価が増えている。鉱物性燃料の輸入額は3.1%増えた。原粗油は数量ベースでは9.1%減ったが、輸入額は3.4%増となった。

財務省によると4〜9月の円の対ドル相場の平均値は1ドル=153.15円と、前年同期から9.7%の円安・ドル高水準だった。原粗油はドル建ての平均価格が1バレルあたり86.6ドルと3.7%上がった。円建て価格は1キロリットルあたり8万3433円で13.7%上がった。

24年9月単月の貿易収支は2943億円の赤字だった。赤字は3カ月連続。605億円の黒字だった前年同月から赤字に転じた。輸出は1.7%減の9兆382億円、輸入は2.1%増の9兆3325億円だった。自動車の輸出が低調だった。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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