この記事は会員限定記事です
極右伸長のフランス、強まる財政懸念 欧州各国にも影
[会員限定記事]
【パリ=大西康平、シントラ=南毅郎】6月30日のフランスの国民会議(下院)選の初回投票で、与党の劣勢が鮮明となった。極右や左派連合は財政拡大を訴えており、政府債務の膨張懸念が仏国債金利の上昇圧力となっている。市場の警戒感は、過大な赤字が広がる欧州各国にも広がりつつある。
初回投票の得票率は極右の国民連合(RN)が首位、左派連合が2位となったもようだ。RN、左派連合は共に財政支出拡大につながる主張...