東証10時 日経平均は下げ一服 先物に買い戻し
24日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げが一服している。前日比470円ほど安い3万8600円台前半で推移している。前日の米株式相場の急落と米長期金利の上昇を嫌気し、朝方に下げ幅は一時700円を超えた。売り一巡後は株価指数先物に買い戻しが入りやや下げ渋ったが、戻りは限定的だ。
東証の業種別では電気機器や精密機器、機械などハイテク株の下げが目立つ。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは、「いまは相場を動かす日本固有の材料が少なく、米国発材料からの影響が大きくなる。特に足元で米長期金利が再び上昇傾向となっており、ハイテクのグロース(成長)株には相対的な割高感が意識されやすい」とみていた。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆3533億円、売買高は4億6456万株だった。
富士電機が大幅安。レーザーテク、テルモなども売られている。一方、資生堂などは高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕