ドイツ株22日 続伸、不動産やヘルスケア関連に買い 仏株も上昇
【NQNロンドン=蔭山道子】22日のフランクフルト株式市場でドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前日比176.42ポイント(0.92%)高の1万9322.59で終えた。22日の米株式市場でダウ工業株30種平均が上昇して始まり、投資家心理を上向かせた。外国為替市場でユーロ安が進み、ユーロ安が業績改善につながる銘柄に買いが入ったのも支えとなった。
22日発表されたユーロ圏の企業景況感を示す指標が総じて弱い内容で、DAXは伸び悩む場面があった。ただ指標を受けてドイツの長期金利が低下し、金利動向に敏感な不動産大手ボノビアが上昇した。ファッション通販大手ザランドの上昇が目立った。医療機器のザルトリウスなどヘルスケア関連が上げたほか、午前中は売り優勢だった自動車株も買い優勢に転じた。ドイツ銀行とコメルツ銀行はともに下落した。
フランスの株価指数CAC40は続伸し、前日比0.57%高で終えた。