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北海道開拓時代、小説にもなったヒグマ事件の復元地
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怖い。とにかく怖い。周囲はうっそうとした森。ここは北海道苫前町の奥部、国内最悪の獣害とされる三毛別ヒグマ事件の復元地だ。
悲劇が起きたのは北海道開拓時代の1915年(大正4年)12月。冬眠のタイミングを逸したヒグマが開拓民の集落を襲い、7人死亡、3人重傷という惨事を引き越した。
この事件を題材にしたのが小説「羆嵐(くまあらし)」(吉村昭著)。復元地では小説に出てきたような巨大なヒグマが質素な家屋...