コーエーの特許侵害確定 カプコンとの訴訟で最高裁
ゲーム「戦国無双」など巡り
ゲーム大手のカプコン(大阪市)が、コーエーテクモゲームス(横浜市)の人気ソフト「戦国無双」などで特許権を侵害されたとして損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)はコーエー側の上告を退ける決定をした。15日付。計35製品の特許権侵害を認め、約1億4千万円の賠償を命じた二審知財高裁判決が確定した。
二審判決によると、プレイステーション2向けのアクションゲーム「真・三国無双」シリーズなどで、前作のソフトを本体に入れると続編で新たなキャラクターが追加される機能が特許権を侵害した。
一審大阪地裁は、コーエーのホラーゲーム「零」シリーズで、敵の存在をコントローラーの振動で知らせる機能について侵害を認め、517万円の賠償を命じていた。〔共同〕
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