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ポスト習近平氏、白紙の危うさ アンドレイ・ルング氏
ルーマニア・アジア太平洋研究所所長
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かつての最高実力者、鄧小平氏は定期的に指導部を刷新し、準備ができている若手幹部を登用することの重要性を理解していた。過去40年間、中国は次世代の指導者を計画的に育成してきた。その慣行は習近平(シー・ジンピン)国家主席の下で変わりつつある。
中国で1990年代以降に就いた共産党・政府幹部がそれぞれ第何世代に属するかは、生まれた年の十の位の数と一致していた。第4世代の幹部は1940年代に生まれ、第5...