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呉美保監督9年ぶり新作長編 コーダの人生に自分重ねる
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「原作者の人生に自分のアイデンティティーの流れを見いだせた」。9年ぶりの長編新作「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(20日公開)の原作は五十嵐大氏の自伝的エッセー。耳が聞こえない両親をもつ聴者、コーダの心の軌跡を描く。
「コーダという立場は少数派。私自身も在日韓国人として生まれ育ち、小学生くらいで、あれ、何かほかと違うなと気づいた。家庭環境に羞恥心を抱いたり、反抗したり。大阪芸大で色々な環境で育っ...