中国地方の倒産件数、10月は35件 2カ月ぶり減少
東京商工リサーチ広島支社がまとめた中国5県の2024年10月の倒産件数(負債1000万円以上)は、前年同月比12.5%減の35件だった。減少は2カ月ぶりとなる。負債総額は14.7%増の42億9600万円となった。負債が10億円以上の大型倒産はなかった。
県別では広島県が13件で最も多く、次いで岡山県が7件だった。鳥取県は6件、山口県は5件、島根県は4件だった。
業種別ではサービス業他と建設業が最多でそれぞれ9件だった。卸売業と小売業はそれぞれ5件、製造業は4件となった。新型コロナウイルス禍を要因とする倒産は8件で全体の23%を占めた。
原因別では販売不振が23件で最も多く、前年同月からは12%減少した。赤字累積など既往のしわ寄せは60%減の4件だった。
関連企業・業界