四国4県の倒産件数、10月は2件増の20件 民間調べ
東京商工リサーチ高松支社がまとめた四国4県の10月の企業倒産件数(負債1000万円以上)は20件となり、前年同月比で2件増えた。負債総額は同90%減の19億2900万円だった。件数は過去10年の同じ月では2番目に多い。
県別では高知8件、香川5件、徳島4件、愛媛3件だった。負債総額は高知が15億2000万円で件数とともに最多だった。原因別では販売不振が16件で、産業別では製造業が6件で最も多かった。
同支社は「売り上げ増に新たな資金調達が追い付かない企業の黒字倒産が懸念される」と指摘した。今後の見通しについては「企業倒産は増減を繰り返しながら増勢をたどる可能性が高い」とした。
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