福島の3カ所へ次世代太陽電池 政府発表、24年度中に
政府は10日、次世代太陽電池と期待されるペロブスカイト太陽電池について福島県内で2024年度中に3カ所設置すると発表した。国内で初めてとなる湾曲した太陽電池などを地面に設置して性能を確認し、25年度は同県内の公共施設などに設置場所を広げる。再生可能エネルギーの普及を推進することで復興を後押しする。
経済産業省や復興庁が同日に福島市で開いた「福島新エネ社会構想実現会議」で明らかにした。
同県浪江町にある新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の福島水素エネルギー研究フィールドは25年度で運用が終了する。会議では26年度以降は「他地域の事業者が連携した民間主体で実用化などに取り組む」とし、民間企業の参画を求める方針を示した。
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