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ウクライナ、クルスク州の橋破壊 ロシア軍の補給路遮断

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【キーウ=共同】ウクライナ軍は16日、越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州内で橋を破壊したと明らかにした。補給路を遮断し、撃退作戦を続けるロシア軍の足止めを図る目的とみられる。ロシア側は米国の兵器が使用された可能性を主張した。ウクライナには制圧地域をロシアとの交渉材料にしたいとの思惑もあり、長期的に維持できるかどうかが焦点。

ウクライナ空軍のオレシチュク司令官は通信アプリへの投稿で、橋を攻撃する映像を公開した。ロシア外務省のザハロワ情報局長は16日、攻撃で米国の高機動ロケット砲システム「ハイマース」が初めて使われたもようだと指摘。避難支援に携わるボランティアが死亡したと発表した。

英字紙モスクワ・タイムズによると、橋は州内を流れるセイム川に架かり、ウクライナ軍が制圧した地域とロシア側が維持する地域との間にあるという。

ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、軍がクルスク州で1〜3キロ前進したと表明した。進軍はここ数日間、1日当たり数キロにとどまっており、米メディアは6日の越境攻撃開始当初に比べて鈍化していると指摘した。ロシア軍の撃退作戦強化や制圧地域を保持するため守勢を強めたことが原因という。

ロシア国防省は17日、同州コレネボなど複数の集落で敵を撃退したとし、越境攻撃以降に殺傷した敵兵は3160人に上ったと発表した。

越境攻撃にはウクライナ東部からロシア軍の戦力を引きはがす狙いもあるとみられるが、米戦争研究所によると、ロシア軍は東部での攻勢を維持。ドネツク州の要衝ポクロウシクの郊外約10キロまで迫っているという。

複数の欧米メディアは16日までに、ウクライナ側が制圧を主張するクルスク州スジャで、戦闘で破壊されたとみられる建物や住民の様子を相次いで報道した。ロシア側は制圧地域での取材に反発。イタリアメディアが違法に越境してスジャに入ったとして、駐ロシアのイタリア大使に抗議したと明らかにした。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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