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「若手に自由」野依・理研に傷 STAP問題(真相深層)
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「科学者の楽園」と例えられる理化学研究所が、「STAP細胞」の論文疑惑で揺れている。発足して97年。今も活躍する企業を多数生み出し、政府の後押しで組織も拡大してきた。理事長を務めるノーベル賞受賞者の野依良治がさらに改革を進めようとした矢先のつまずき。何が原因なのだろうか。
理研は日本の科学技術分野で先頭を走る研究所だ。守備範囲は脳科学や遺伝子、原子物理学など幅広い。国内最高速のコンピューター「京...