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外為17時 円、3日続伸し97円台後半 対ユーロも続伸、127円台

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30日の東京外国為替市場で円相場は3営業日続伸。17時時点では1ドル=97円78~81銭近辺と、前週末の同時点と比べ80銭の円高・ドル安水準で推移している。米景気の回復の鈍さを示す経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)の量的金融緩和策が続くとの見方が広がり、朝方から円買い・ドル売りが優勢となった。

ただ、連休の谷間で市場参加者が少なく、取引は盛り上がりを欠いた。今週は金融政策を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)の理事会、重要な米経済指標の発表を控えているため、一方向に持ち高を傾けにくい雰囲気も漂った。

経済産業省が朝方に発表した3月の鉱工業生産指数は前月比0.2%上昇と市場予想を下回ったが、円相場への影響は限られた。

9~17時の円の高値は97円67銭近辺、安値は98円13銭近辺で、値幅は46銭ほどだった。

円は対ユーロで続伸。17時時点では1ユーロ=127円91~95銭近辺と、同59銭の円高・ユーロ安水準で取引されている。

ユーロは対ドルで4営業日続伸。17時時点では1ユーロ=1.3080~83ドル近辺と、同0.0045ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。イタリアの政局に対する不透明感が後退し、ユーロ買い・ドル売りが入りやすい流れが続いた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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