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米アップル、4~6月純利益12%増 中国で販売伸びる

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【シリコンバレー=兼松雄一郎】米アップルが22日発表した2014年4~6月期決算は、純利益が前年同期比約12%増の77億4800万ドル(約7830億円)となった。売上高は6%増の374億3200万ドル。主力のスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の販売が中国で大きく伸びたことが寄与し、2四半期連続の増収増益となった。

iPhoneの販売台数は13%増の3520万台。7億人以上の契約者を抱える中国移動通信(チャイナモバイル)から1月に発売した効果が続いている。中国でのアップルの売上高は28%増となった。電話会見でティム・クック最高経営責任者(CEO)は「新興国を含めiPhone利用者の裾野が広がっている」と指摘した。

一方で、もう1つの主力商品であるタブレット(多機能携帯端末)「iPad(アイパッド)」の販売台数は9%減の1327万台にとどまった。クックCEOはiPadについて「先進国では販売が鈍っているが、中印など新興国では好調」とし、今後の成長性の高さを強調した。

実質的な1株あたり利益は1.28ドル(前年同期は1.07ドル)と市場の事前予想を上回った。ただ売上高が市場予想に届かなかったことなどから、22日の米株式市場の時間外取引でアップルの株価は終値比で1%程度下がる場面があった。

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