中国、安倍氏のけん制発言に「強烈な不満」
中国外務省の洪磊副報道局長は22日の記者会見で、安倍晋三首相が米紙ワシントン・ポストのインタビューで中国の積極的な海洋進出をけん制したことについて「事実をねじ曲げ、対立をあおる発言であり、強烈な不満を示す」と反発した。安倍首相が「中国は経済成長なしには一党支配で国民をコントロールしていけない」などと指摘したことにも「政治的偏見と下心ある指摘だ」と反論した。
中国メディアは安倍氏が「日本や周辺国と衝突することが中国の根強いニーズだ」と発言したと伝えている。菅義偉官房長官は22日の記者会見で「首相の実際の発言を正確に引用していない」と指摘したが、洪副局長は米紙掲載記事を読んだ上での反論だとした。(中国総局)